2007年02月25日(日)

東京タワー

テーマ:書評

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を読みました。

おもしろかった。よかった。さすがベストセラーになっただけはあるな、と。


自分の知っている場所が出てきたり、オカンの好きな詩が私と一緒だったり、4月1日に雪ふったの覚えてるよ~、みたいな共通部分があったりして、自分はこのときあれをやってたなぁ、と思ったり、なんだか親近感が湧くところがけっこうあった。


お母さんってほんとにすごいと思う。オカンも、私のお母さんも同じ。ほんとに、なんでここまで子どものために自分を犠牲にできるんだろう?って思うことがある。私は母親にもっと自分勝手に生きてほしいのに、でもやっぱりそうはしない母親がいて、で、自分は母親のためには何もできていない。そんな気持ちはいつも持っているのに、それでも何もしない自分はダメだなぁと思う・・・。


ほんとに母親のパワーってすごいよね。そして、自分はそんな母親になれるんだろうか・・・?かなり大きな疑問・・・。


2006年02月02日(木)

さあ、学校をはじめよう

テーマ:書評

ある人が絶賛していたので、最近滅多に本を読んでいないのに、久しぶりに読書してみました。

「さあ、学校をはじめよう~子どもを幸福にする青年社長の教育改革600日」(渡邉美樹・著 ビジネス社)


言わずと知れたワタミ社長。学校にも手をつけていたとは知らなかった。

感想は、なんというか、とにかく熱い。でも、絶賛するほどではないような・・・。

でも、いいところもいっぱいあった。というか、私が普段考えていることと似たようなこともけっこう言っていた。

一般的な教員あるいは学校内部の様子が暴かれていておもしろい。あ~やっぱりね、みたいな。お金の無駄使いに関することとか特に・・・。ビジネスをやっている人から見たら、論外なお金管理なのでしょう。そうなんだろうな~、私も知りたい。


本を読んでいて思ったのだけど、そんなに世の中(教育課程において)って偏差値中心に動いているの?偏差値中心であることは否めないと思うけど、本の中で、学校や親御さんたちが偏差値のことしか考えてない風に書いてあったりもして、自分がそんなこともなかったと思うので、え、まわりって実はそうなのかしら・・・?って疑問に思ったのでした。


あと、私、渡邉さんの自信がすごいと思う。本全体として自信に満ち満ちている・・・。ちょっと自分や自分の功績を美化しすぎじゃない?って思ったりしたけど、それくらいじゃないとやっていけないのかもね~。


私的には、多々「?」って思う点がゼロだったわけではないのですが、でも彼の教育理念に賛同できるところはけっこうあるし、学校を自由市場化すればいいとは決して思っていませんが、ただビジネスの常識から見た隔離された学校空間が垣間見えて、その点では読んでみるとおもしろいと思います。

2005年07月30日(土)

海辺のカフカ

テーマ:書評

遅ればせながら(?)、村上春樹の「海辺のカフカ」を読んだ。文庫にならないと買う気しなくて・・・。

私は物忘れが激しいのでストーリーまではほとんど覚えていないのだが、村上春樹は好きで昔けっこうというかほぼ全作読んだのだけど、カフカは今までの中で一番良かった気がする。


村上春樹らしく、ストーリーはやはり意味不明。でも、なぜか引き込まれてしまうところが不思議。

最初はただ単におもしろいなぁと思って読んでいただけだったのだけど、下巻にいったあたりで、今回のカフカは今までの著作とちょっと違うかもと思い始める。意味不明ながらも妙に納得してしまう部分とか、心に響くものがある。とはいえ、さっき言ったように私は既に他の著作の内容をほとんど忘れているので、作品自体が変わったのか、それとも自分自身が変わったというか前よりも色々なことを感じ取れるように成長したのか・・・。後者的要素は少なからずあるような気がするけど。

じゃあ、どんな感想を持ったのかと言われれば、それもうまく言葉にできない。なんか言葉に表しづらい気持ちを抱くのもまた村上春樹的なもののような感じがする。


最後の方でいいなぁと思ったセリフがあったので、ちょっと紹介。これを読んで興味を持った人はぜひ読んでみてくださいな。これだけじゃわからないので。

「僕らはみんな、いろんな大事なものをうしないつづける。大事な機会や可能性や、取り返しのつかない感情。それが生きることのひとつの意味だ。でも僕らの頭の中には、たぶん頭の中だと思うんだけど、そういうものを記憶としてとどめておくための小さな部屋がある。きっとこの図書館の書架みたいな部屋だろう。そして僕らは自分の心の正確なありかを知るために、その部屋のための検索カードをつくりつづけなくてはならない。掃除をしたり、空気を入れ換えたり、花の水をかえたりすることも必要だ。言い換えるなら、君は永遠に君自身の図書館の中で生きていくことになる。」


それにしても、村上春樹はほんとに物知りだなぁと思う。まぁよくもあれだけ昔の哲学者や文学者、作曲家などの言ったこと・作品等を知っているなぁとひたすら感心。すごい・・・。何はともあれ、きっと読んだら楽しいと思います。

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