2005年11月12日(土)

モロッコ再考

テーマ:モロッコ

モロッコに行った関係のNPOでアフリカに関するセミナーを開催。で、モロッコについてプレゼン。

個人でプレゼンするのはいつ振りだか・・・みたいな感じだったけど、昨日まで科学技術と闘いながらプレゼン資料を作っていました・・・。結局あまり時間がなかったこともあって、大体の流れだけ考えて行き当たりばったり度が高い感じで臨んだ割には、べらべらしゃべる自分に我ながら驚く・・・。やはりモロッコ話は血が騒ぐのか・・・!?一般の方々が多かったし、なんか大学の先生まで来ちゃったので、どうしよう~と開始前はひるんでいましたが、けっこうノリノリでプレゼンして充実感。やっぱりなんていうか、モロッコのことを人に紹介したり、人に知ってもらえるのは楽しい。


今回は「貧困」というテーマ設定だったので、自分の体験談を貧困という軸に沿ってまとめ直すのが大変でした。別に飢えに苦しむ地域に行ったわけではなかったので。とはいえ、モロッコのことを思い返して、捉え直すいい機会になったような気がします。貧困をどう定義づけるかにもよるけど、モロッコでも様々なレベルで、見えるところで見えないところで貧困に関する問題が山積みです。それに宗教が絡んでくることもあるので、なおさら混乱します・・・。

どういうことかちらっと簡単に言えば、一例をあげると、私が向こうで一番なんかむなしく感じたことは、国内の貧困問題にお金持ちの人が大して関心がないということ。私の活動を聞いて、「えらいわ~すばらしいわね~」みたいなことを言いつつも、自分は優雅な生活を満喫しているわけです。セレブまで行かなくても、若干富裕層になると皆こんな感じ。どういうことかというと、イスラム教では五行の一つに喜捨というものがあります。つまり、「持てる者は持てない者に恵むべし」と。だから、彼らは道端の物乞いにお金を恵むわけです。そして、それでいいじゃないか、と。極端に言えば、私にはお金がある→恵んでやる→以上終了。それ以上に変える必要はない。ってな感じ。日本だったら物乞い生活をしたら、誰も恵んでくれずに本当に死にますよね。でも、モロッコでは宗教的に物乞いが物乞いで成り立ってしまう状況なわけです。物乞いに恵むべきかどうかというのはすごく難しい点だと思うのですが、一つの論理としては、いつまでも恵み続けていては状況は改善されないということ。でも、宗教上、そのきっかけがなかなか生じないのがモロッコです。


パワポ使用のために、ようやくモロッコの写真もスキャンしたし、せっかくだから(元々これをやりたくてブログ始めたところもあったんだけど・・・)モロッコのことも暇を見つけて紹介していけたらいいなぁと思います。お楽しみに☆(と言っていつまでも始まらないかも・・・。そしたら、ごめんなさい。)

2005年10月10日(月)

地震と耐震構造

テーマ:モロッコ

パキスタンでの地震、かなり被害が激しいようですね・・・。

亡くなられた日本人を含め犠牲者の冥福と一刻も早い救助を願いつつも、いつも思わざるをえないことは、なんて耐震構造がダメなんだろうってことです。

イランとかあのあたりの地域はよく地震が起こっていますが、その度に家がペシャンと潰れて町が壊滅しますよね・・・。


私がモロッコにいた時も、北部の方でかなり大きな地震があり、町が壊滅して犠牲者がけっこう出て、日本も災害救助隊を派遣していました。そのときに、もしも私が住んでいた町で地震が起きたら、間違いなく家は潰れて私は死ぬかもなぁとちょっと思ったのでした。というのも、私のような素人から見ても、こりゃダメだ的な耐震構造なのです。モロッコでは何年だったかカサブランカという大都市で大地震があり、町が壊滅しています。でモロッコ人曰く、カサブランカでは家を建て直す時に耐震構造を考えたんだということでしたが、私がカサブランカで見た建築現場は、「は?どこが?」というものでした。唯一耐震構造もどきなのは、空に向かって縦に伸びる金属の棒(?)っていうか支えみたいなもの。支柱と呼んでいいのかどうかもわかりません。で、モロッコの都市部の建物は中央アジアあるいは田舎の、もろ日干し煉瓦!っていうのとは違って見た目コンクリート作りのようにも見えますが、うそ。中はレンガ。で、外側をちょっと塗っただけ。要は縦の支柱もどきを作って、その間をレンガを積み上げて埋めていっているだけなのです。横の支えは見たところなし。日本の耐震構造を考えたら、とても耐震構造なんて呼べる代物じゃありません。

さらにびっくりしたのは、レンガの質。モロッコの家は四角い2階建てが普通で屋上がどの家でもあるのですが、ある日おばあちゃんと一緒に屋上で洗濯物を干していた時のこと。洗濯物をつるす紐が足りなくなったおばあちゃんは、新しくもう1本張ろうと言いました。そこで、その辺のコンクリートの破片みたいのを拾ったかと思えば、壁のレンガに向かって、トントントン。あっという間に穴が2つ開いて、何事もなかったかのように洗濯紐を通したのでした。私は口があんぐり。自分でも破壊できる程度のもろさなのか・・・。モロッコのレンガは断面を見てみると、空洞だらけ。日本のレンガとは違って、コンクリート部分というか土の部分の厚さがめちゃくちゃ薄くて1cmなかったんじゃないかなぁ・・・。そりゃ崩れるわって感じです。

ここまで見れば地震が起きて町が壊滅するのは何の不思議もない。当然だ・・・。


耐震構造がもうちょっとでもしっかりしていれば、犠牲者の数というのは相当大幅に減るはず。でも、そんな技術力もないし、あったところで、お金がかかるのでやっぱりレンガを積み上げていくしかないのが現実なのかもしれません。でも、地震国日本で生まれ育った日本人としては、やっぱりひどいなぁとため息が出てしまう。日本ほどまではいかなくても、もうちょっとなんとかできる工夫はないものなのかなぁ・・・。

2005年06月24日(金)

予想通り

テーマ:モロッコ

モロッコが勝ちましたね。やっぱり~という感じ。モロッコもけっこう強いから。

両方応援していたので、結果がどうであっても嬉しく感じる・・・。

W杯の方は、どうやらチュニジアとの結果次第みたい。どうしてアフリカは1グループから1国しか出られないんだろう・・・。アジアは2国なのにね。打倒チュニジア!!

2005年06月20日(月)

すご~い、ついに実現!?

テーマ:モロッコ

こないだ来年のW杯でモロッコと対戦したらおもしろいな~なんて言っていたけど、

なんとなんと、ユース選手権で21日(火)に対戦するらしいじゃないですかー!!!

すごいすごい!勝手に一人で盛り上がっています・・・。ユースだけど、まぁ似たようなもんだ。


普段はあまりサッカーに興味ある方ではないので、ユースなんて気にもなってないのですが、さっきたまたまPCでNHKのラジオ仏語ニュースを聞いていたら、モロッコと対戦するなんて言うからもうびっくり。それにしても、日本語ニュースで確認したら言ってなかったのに、仏語の時は言うなんて、目の付け所が言語ごとに違うのか・・・。

ともあれ、わくわく。と言っても、たぶん試合は見れない。観戦するわけでもないのに言うのも変だけど、どっち応援しようかなぁ。困るなぁ。

正直、私の予想は恐らくモロッコが勝つでしょう。日本が勝ったらラッキーだね。

2005年06月17日(金)

日本人によるモロッコの誤解

テーマ:モロッコ

昨日あんなこと言ったんですが、メンテナンスが延期されたらしく書き込めるみたい・・・。

リクエストにお答えして、誤解の逆バージョン。

私がモロッコに行く前に、友人など数々の人から寄せられたものを総合して。ちなみに、ちょっと順位はつけられるほどじゃないので、その点はご勘弁を。


・え、モロッコってどこ?確か中国の隣の~??

 (それは、モロッコじゃなくてモンゴルよ・・・。なんだかんだで、これがけっこう多くてびっくり。)

・砂漠に何しに行くの?

 (確かにサハラ砂漠もあるけど、南のごく一部なんです。北は地中海、真ん中にはアルプス山脈に並ぶ(!?)アトラス山脈があって雪も積もってますよ。)

・テロで死なないでね。

 (これはあながち間違いでもないか・・・。確かに私が行く半年ほど前にカサブランカで爆弾テロがありましたが、それ以外はないし、過激派はいるにはいるけど少数派ですので、皆が恐いわけじゃないですよ~。)

・ アフリカでしょ、すご~く貧しそう・・・。

 (モロッコはアフリカの中では先進国。でも、中進国なりの貧困等の問題は山積みです・・・。)


そんなもんか。誤解とかいうより、それ以前にイメージそのものも湧かない人が多いようで・・・。という私も、イメージ湧かずに「地球の歩き方」のカサブランカの写真見て、なんだ~けっこう近代的じゃん!とか、イスラムの戒律は緩いらしいから大丈夫だ、と思って行ったら、大方の予想は覆されました。

やっぱりモロッコと日本は遠い国、要はお互いにあんまり知らないわけですね・・・。モロッコ人にとって、日本も中国も韓国も似たようなもの、でも私たちにとっても、モロッコもチュニジアもアルジェリアも果てはアフリカは似たようなものにやっぱなっちゃいますよね・・・。

みなさんはモロッコといえば、何を思い浮かべますか???

2005年06月16日(木)

超簡単!モロッコ風デザート

テーマ:モロッコ

最近パソコンを長時間使うことが多く、目の疲労がひどくなってきたので、今日はブログ休憩しようかと思っていたのですが、どうやらこのサイト自体がメンテナンスでしばらく(といっても数日間)使えなくなるらしいので、今日は気合で書いておきます。


で、気晴らしに、モロッコ風デザートの作り方。超簡単。名づけてプルーンのシナモン風味甘煮(?)

作り方は、乾燥プルーンをお鍋に入れて、水を適量入れて火にかける。プルーンがやわらかくなってきたところで、砂糖適量とシナモン適量(多めの方が香りがgood)を入れて煮詰める。最後に白ゴマと混ぜてできあがり。5分でできますよ。

ちなみに、これは向こうではデザートではなく、これに牛肉や野菜を入れて(逆かな?)普通に食事になっていたのですが、私はデザートとしてもいけることを発見しました!だから、本格的なモロッコのデザートでは決してありません。


あと、超簡単なモロッコの料理はゆでたまごに塩の他にクミンという香辛料をかけると、これまたvery goodです。クミンはデパートなどで手に入る他、我が家に大量にあるので、欲しい方はぜひ一声。

それでは、ビスミッラー!(アラビア語で「いただきます」)


2005年06月12日(日)

モロッコ人による日本人の誤解ベスト10

テーマ:モロッコ

1.こんにちはやありがとうの挨拶のとき、タイみたいに手を合わせる。

  (これは間違いなくモロッコ人100%こう思っている。)

2.ジャッキー・チェンやブルース・リーは日本人。

  (ちなみに、子どもたちの間ではブルース・リーが死んだかどうかが物議を醸していて、なぜか死んだ派と死んでない派がいて、お互いに主張を譲ろうとはしない。私の発言により、死んだ派がちょっと優勢になったみたいだったけど、死んでない派はやっぱり信じてないみたいだった。)

3.日本人はみんな空手ができる。

  (むしろモロッコの方が日本より流行っている・・・。突然攻撃態勢取られても困るんです・・・。)

4.日本人と言えば、目が細くて変。

  (まぁ当たっているのかもしれないが、かなり偏見。)

5.日本人は中国語や韓国語もわかるはず。

  (というか、単にごちゃまぜになっている。中国語の本を持ってこられて、読んでくれと言われたり。)

6.日本人は犬を食べるらしい。

  (それは韓国ですから・・・。)

7.日本のシンボルカラーって赤でしょ?

  (それは中国ですから・・・。)

8.日本の首相はキヨズミ!?

  (発音できないらしい・・・。)

9.ハラキリするんでしょ。

  (これはいるにはいるけど今となっては少数派。今時はハラキリやサムライよりも空手です。)

10.日本では道の真ん中を大勢の人が歩くんでしょ?

  (どこで見たんだか、歩行者天国のこと。全てではありませんから。)


ちなみに有名な日本の物は、TOYOTA、HONDA、NISSAN、コナン、ポケモン。有名な日本人はナカタくらいかな。

全体的な日本の印象としては、「憎きアメリカに原爆を落とされておきながら、よくぞここまでがんばった~!」とかなり親日的です。
2005年05月30日(月)

モロッコ流バイオリンの操り方

テーマ:モロッコ

今日たまたまモロッコの音楽のCDを聴いていて、あまりのバイオリンさばきに感動した曲があったので、モロッコの音楽事情について少し。

驚いたことにモロッコの音楽にはかなりの確率でバイオリンが登場します。古典物から現代物まで。

南部砂漠地方のグナワや北部のアンダルース、現代のシャービーなど色んなジャンルがあるようですが、アンダルースでは確実にバイオリン(アラビア語でカマンジャ)が出てきます。バイオリンはバイオリン、物は全く同じなのですが、なんせ弾き方が全く違う。なんというか、所謂チェロ弾きに近い感じですかね。

モロッコの伝統的な弾き方では、弓は(たぶん)コントラバスの弓を使っています。

基本は、太鼓やタンバリンなどの人と一緒に楽団の一員として加わり、座ったままバイオリンを膝に立て、右手に弓を持って弾くのですが、右手の高さを動かすのではなく、左手で楽器の角度を動かすことによって移弦します。(わかります?)全ての曲に共通かどうかは知らないのですが、私が会ったバイオリン奏者は低い方からG-D-G-Dに調弦してました。この弾き方は意外とすごく難しい。バイオリン奏者の方々、お試しあれ。

しかも、モロッコの音楽には譜面なんぞはなく、バイオリンともなれば、突然長いアドリブ・ソロがやってくるわけです。で、なんかすごい早業(?)を成し遂げちゃったりするわけで、感動。

 

どういう音楽がどうも説明できないのが残念。アラビアンな感じと言えるには言えるけど、アラビア半島の方とは違うので、ランプから何かが出てくる感じではありません・・・。基本的に踊りの音楽なので、まぁ陽気な感じ。生活にダンスは切っても切り離せない関係にあるので、私は体にしみついてしまったのか、音楽を聴くと踊りたくなってしまいます。聴きたい人がいたら、CD貸しますよ。

ちなみに下の写真はタリジャと呼ばれる太鼓の一種。空洞の陶器に恐らく羊の皮が張ってあります。


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