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ブログご紹介頂いてます!
  • 09 Jan
    • 最近観たのまとめ

      たくさん溜まってしまったのでまとめて2016.12.16李闘士男「神様はバリにいる(2015)」単身でインドネシアのバリ島へ渡って起業し、大富豪になった丸尾孝俊との出会いなど、著者の体験をもとにつづられた「出稼げば大富豪」(クロイワ・ショウ著)を原案に、バリで暮らす日本人大富豪が独自の哲学で周囲の人々の人生を変えていく姿を描いた。「デトロイト・メタル・シティ」の李闘士男監督がメガホンをとり、堤真一が主演。尾野真千子、玉木宏、本作が劇映画初出演の歌手ナオト・インティライミら、豪華キャストが共演した。婚活ビジネスに失敗して多額の借金を抱えてしまった元起業家の祥子。失意のままにバリ島へやって来た彼女は、謎めいた日本人の大富豪アニキと出会う。「爽やか」を自称しながらも胡散臭そうな雰囲気を醸しだしているアニキは、現地の人々からは厚い信頼を寄せられていた。そんなアニキのもとでお金持ちになるための人生哲学を学び、再起を図ろうとする祥子だったが、アニキのあまりにも型破りな教えに次第に疑問を抱くようになり……。(映画.comより引用)キャストにも原作にもたいして思い入れがなかったからか、ストーリーもコメディタッチなノリもよくある感じに思えた。特にこれといって心を打つ格言的な台詞とかもなし。一体なぜ観ようと思ったのか謎!2017.01.04大根仁「バクマン。(2015)」「デスノート」の原作者・大場つぐみ&小畑健による大人気コミックを、「モテキ」の大根仁監督のメガホンで実写映画化。高い画力に恵まれながらも夢を持たず普通の生活を送ってきた高校生の真城最高は、同じクラスの秀才・高木秋人から一緒に漫画家になろうと誘われる。プロの漫画家だった叔父を過労で亡くした過去を持つ最高は漫画を描くことを拒否するが、思いを寄せる声優志望のクラスメイト・亜豆美保と交わした約束をきっかけに漫画家を目指すことに。週刊少年ジャンプでの連載を目標に漫画づくりに励む最高と秋人は、敏腕編集者・服部に才能を認められ漫画家としての第一歩を踏み出す。しかし、そんな2人の前に同年代の天才漫画家・新妻エイジが現われる。最高役を佐藤健、秋人役を神木隆之介、亜豆役を「渇き。」の小松菜奈が演じ、共演には山田孝之、リリー・フランキー、宮藤官九郎ら個性派キャストが集結した。(映画.comより引用)これぞまさに、ずーーーーーーーーーーーっと観たかったやーつ!染谷くん久しぶりに観たらやっぱり可愛くてカッコよくて根暗感持て余してて相当キュンキュンした❤︎はぁー。好き!!佐藤健、山田孝之、神木隆之介、小松菜奈とかみーんな好きだし新井浩文も出てるしもうキャストがとにもかくにもさいこーーーーーー❤︎❤︎❤︎プロジェクションマッピングの中でエイジと戦うシーン、2人に比べて染谷くんの動きが鈍かったけど笑、でもかっこよかったなぁ。歳を重ねるごとに映画もドラマも学園モノを避けるようになっていって、他にいろいろ面白いのがあるから当然っちゃ当然なんだけど、でもこういう若者らしい青々とした疾走感に満ちた作品もたまにはいいよね。楽しかった♪2017.01.05フランソワ・オゾン「17歳(2014)」「8人の女たち」「スイミング・プール」のフランソワ・オゾン監督が、少女と女の狭間で揺れ動く17歳の性を繊細につづった青春ドラマ。名門高校に通いながら何不自由のない生活を送る17歳の少女イザベル。バカンスに訪れたビーチで初体験を済ませた彼女は、やがて不特定多数の男たちを相手に売春を重ねるようになり……。主人公イザベルを演じるのは、モデル出身の新人女優マリーヌ・バクト。「まぼろし」のシャーロット・ランプリング、「輝ける女たち」のジェラルディン・ペラスら名優たちが脇を固める。(映画.comより引用)原題: Jeune & jolie最初の一回が、頭の中で思い描いていたよりずっと大したことなかったときの「なんだかなぁ」感を消化し切れないまま、あらぬ方向へ暴走してしまった若き美女のお話。朝井リョウも「何者」の中で登場人物の誰かに言わせていたけど(たまたま昨日読み終わったから覚えている)、何事もだいたい頭の中にあるときが一番輝いていて、実態を伴った瞬間その輝きは失われる、的なやつ、最近とても頻繁に出くわす。ネガティヴな私でも、脳内って結局のところ完全なる自分の理想郷になってんだなーって思う。ぬるい。我が子が買春に奔走していると警察から知らされた家族、特に男性陣が、その後もなんでもなかったように普通に彼女と接しているのが、私が生きてきた世界とはずいぶん違う景色に見えたけれど、母親や叔母は立派に取り乱していたから、私はそっち側の人間なのだと考えれば、うちの家族で同じことが起きても、意外と彼らと変わらないような状態になるのかもしれない。取り乱さないことも、取り乱していないふりをすることも、もうすぐ三十路だというのに、一向にできるようにならない。2017.01.07ポール・W・S・アンダーソン「バイオハザード ザ・ファイナル(2016)」カプコンの人気ゲームを映画化したミラ・ジョボビッチ主演による人気アクション「バイオハザード」シリーズの最終作。人類の大半がアンデッドと化した世界で、人類最後の希望となったアリスは、悪夢のような現実の全ての始まりの場所、ラクーンシティのハイブへ戻ることになる。しかし、そこでは全ての元凶である巨大企業アンブレラ社が、アリスとの最終決戦に向けて全勢力を結集させていた。ジョボビッチ扮するヒロインのアリスほか、ゲーム版の人気キャラクターでもあるクレア・レッドフィールドを演じたアリ・ラーターが、4作目以来に同役でカムバック。また、日本の人気タレントのローラが、アリスと共闘する女戦士コバルト役でハリウッドデビューを果たした。監督はジョボビッチの夫で、シリーズ3、4作目をのぞいてメガホンをとってきたポール・W・S・アンダーソン。(映画.comより引用)原題: Resident Evil: The Final Chapterおもしろかった!IMAXじゃないし2Dだったけど充分。過去作の要素も絡んでてところどころ懐かしさを感じたり、クレア役の女優さんがドラマ「HEROES REBORN」の人だ!っていう小さな発見があったり(ただ、誰だっけこの人、ってなってから思い出すまでの約15分間映画の内容が全く入ってこなかった)、ローラの使い方があまりに酷いって聞いてたけどまぁ頑張ってるじゃないのと肩を持ちたい気分になったり。バイオハザードシリーズをおそらく全部観ているであろう夫は、カットがハイスピードで切り変わりすぎて、何と何が戦ってるのか、どっちが勝ったのか、そもそも一体何をしているのかわからないシーンが多くて疲れた、うるさい、と言っていて、それを聞いたとき超スムーズに、確かに、って思ったけど。しかし上映開始から若干5分、ゾンビも死体もまだ一つも出てこないうちに、銃を構えて暗闇の廃墟を集団で歩くというただそれだけの行為に耐えかねて、半泣きでシアターを後にした15年前からすると、あたいも随分こういう映画への免疫がついたな。しみじみ。2017.01.09ガス・バン・サント「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち(1994)」天才並みの頭脳を持ちながら、幼児期のトラウマが原因で周囲に心を閉ざし非行に走る青年と、妻に先立たれ人生を見失った精神分析医との心の交流を描いた感動作。本作で脚本家デビューを飾ったマット・デイモンとベン・アフレックが見事にアカデミー脚本賞を獲得したことで話題に。また、孤独な精神分析医を演じたロビン・ウィリアムズも助演男優賞を獲得している。監督は「ドラッグストア・カウボーイ」の鬼才ガス・バン・サント。(映画.comより引用)観終わってからこれ↑を読んで知ったのだけど、マット・デイモンが脚本を書いていたのね!すごい!!いい映画でした。ちょうどいま観終わったばっかりなんだけどそれ以上の感想が何も思い浮かばない。いい映画でした。薄っ!笑はー。書いた。自己満の境地。寝よ

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  • 05 Jan
    • あけましておめでとうございます

      今年もいろいろと頑張ってまいります。さて、もはやほとんど毎年恒例行事と化しておりますけれども、今年もまたSNS断ちを決意いたしまして、Facebook、Twitter、Instagramとそれらに付随するアプリをスマホからまるっと削除した次第です。数年前にハマりすぎて日常生活に支障をきたし、アカウントの削除を余儀なくされた農場ゲーム「ヘイ・デイ」と同様の状況に陥りかけた(いやもう完全に陥ってたな、夜中の3時に目が醒めて朦朧としながら住宅のアップグレードしたり隕石による被害の修復作業したりしてたしな)シム・シティは、秋頃に削除済み。この際、潔くディズニーツムツムも削除しようとほとんど心を固めておりましたが、ついに消そうとしたところ、不思議と視界がボヤけ指が痺れ眩暈がしてきたのでこれは何かの怨念とあまりの恐怖に脚が竦み、断念。その後も怨念に打ち克つべくコイン稼ぎに精進しております。とにかく。SNSの画面からレーザービームのごとく容赦なく放たれる他人のパーリナイ実況的なやつや、美しい北欧の景色や、私が輪廻転生を160回繰り返してもなお生地すら作れそうにない上品なアップルパイの写真などなどを見て鬱蒼とした気分になる暇があったら、子供と遊んで、本でも読んで、映画でも観て、ツムツムでもやって、他人の目とは隔たったマイセルフ的な次元のリアルをしっかり充実させていきましょうよ、っていうね、新年らしい突き抜けて有り体な心算です、って何この毎年恒例感。そういうわけで。三が日は、とりあえず1日1冊という安直な目標を掲げ、子供のために買ったはずの一人用トランポリンで跳ねたり、中華おせちのエビチリに舌鼓を打ったり、主人の実家でババ抜きをやったりする合間合間でその遂行に尽力しました。結果、1. 誉田哲也「Qrosの女」2. 伊坂幸太郎「首折り男のための協奏曲」3. 小峰元「アルキメデスは手を汚さない」の、3本を無事読破。よく頑張りました。1は、妊娠中に定期購読していた文芸誌で連載をしていたのを何話か読んでいたのだけれど、私の人生に定期的に訪れるヒステリック状態の襲来を受けた弾みに購読解除してしまい、そのままになっていました。まぁまぁ。2は、短編集とは知らずに最近買った短編集。一番好きな作家と日頃から豪語しているにもかかわらず、伊坂さんの本を読むのは実に久しぶりでした。面白かった。3は、「三が日」というものは3日間あるにも関わらず読もうと決めた本が2冊しかなかったことに気付いた2日目に、主人の本棚(我が家では本棚の左側に主人、右側に私の本を入れると大雑把に決まっている)から発見した不朽の名作。ずっと読みたかったというほどでは全然ないけれど興味があったので読んでみたら、結果的に一番のめり込んだ。調子に乗って小峰氏の小説をもう一冊買ってみたけれど(ピタゴラスなんちゃら、という文庫本)こちらは冒頭から文章のテンションが全く私の性に合わず、28ページで断念。しかもその28ページ分の内容すら何一つ頭に入っていません。ちーん。しかし久しぶりの読書、楽しかったー。最後に一冊本を読みきったのはいつだろう、っていうほど昔でもないね普通に最近の湊かなえとか読んでるし、まぁでもある程度久しぶり、ってことである種の達成感はありました。文才ってやっぱりすごいなぁ。私は何かを何かに例える力に乏しいなぁとつくづく思う。一つのことを描写している最中に、その描写を強化するために脳内に蓄積してあるはずの他の要素をアウトプットするというところまで頭が回った試しがないわ。溜め込んどくだけじゃ使い物にならないんだろうなぁきっと。この表現使いたい、と思ったらそれをノートに書き出して、書き出したノートを一日一回は眺めるくらいのことをしないときっと立体感のある文章は書けない。あー私記憶力ないしな。はー。三が日が終わった後も、ペースこそ落ちれど継続しているこの読書の習慣をまだ終わらせたくないので、先日は本屋に行っていろいろと売れ筋の小説を買いました。文学少女、もとい文学三十路、がんばりまっせ。

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  • 04 Jan
    • ギャレス・エドワーズ「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー(2016)」

      原題: Rogue One: A Star Wars Story「スター・ウォーズ」シリーズの「エピソード3 シスの復讐」と「エピソード4 新たなる希望」をつなぐ、これまで語られることのなかった物語を映画化。「エピソード4 新たなる希望」でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の最終兵器「デス・スター」の設計図は、いかにして反乱軍の手にもたらされたのかを明らかにする物語となり、一匹狼のヒロイン、ジン・アーソが、反乱軍の仲間とともに、帝国軍からデス・スターの設計図を奪う決死のミッションに挑む姿が描かれる。主人公ジン・アーソ役は「博士と彼女のセオリー」でアカデミー主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ。監督は2014年のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズ。(映画.comより引用)STAR WARSブームに一切の興味を示さないまま20余年生きてきまして、しかし昨年、夫の叱咤激励の元ついに解禁。一番古い三部作はあまりの古さに一つめで断念するも、次の三部作はまぁまぁ楽しんだ。この間の映画も観て、3Dってすげーって感嘆した。でもこのローグ・ワンね、今までの比じゃないくらい、凄まじく面白かった!!品川プリンスシネマのIMAX 3Dで観たんだけど、もう大興奮。チアルートが一番カッコよかったなぁ。泣けた。LEGOとStar Warsがコラボしたゲームがあるんだけど、映画の中で宇宙と砂漠で繰り広げられる銃撃戦が、そのゲームに出てくるシーンそのままだった(あ、逆か。ゲームが映画のシーンを再現してるのか)。自分で操作して敵機を撃墜してたのと同じ景色が、スマホの小さい画面の何倍もの大画面に映し出されてて、しかも3Dだし、デジャヴだーとか思いながらあまりの大迫力に身体が躍動した。そして何よりもキャシアンがイケメン過ぎてね。超タイプしかもただのイケメンに収まらず、なんつーか、常に思い悩んでいる風の危うげな表情で、垢抜けないというか(まぁ命懸けの戦争中だから垢抜けられても困るな)、あの絶妙な暗さがたまらなく魅力的。最後まで普通にキャシアン・安藤だと思ってたらAndorだったのには驚いた\(^^)/だってちょっとアジア人っぽい風貌でしょ?違う?全体のストーリー展開もわかりやすくて、前情報がなくてもちゃんとついていける。今までののシリーズを観ていない、あるいはあんまり興味が持てなかった人も、この作品単品で充分に楽しめるに違いなし。もちろん詳しい人にとっては、今までの作品へのオマージュがたくさん散りばめられていたり、初期のレイア姫もCGで出てきたり、懐かしくて感慨深くて、いろいろ込み上げてきちゃいそう。とーても大興奮のいい映画でした

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  • 29 Dec
    • ベルナルド・ベルトルッチ「ドリーマーズ(2003)」

      原題: The Dreamers原作: Gilbert Adair "The Dreamers (2003)"1968年、パリ五月革命の前夜。一卵性双生児の大学生テオとイザベルは、映画フリークの学生らによるデモの最中に知り合ったアメリカ人留学生マシューを家に招き入れる。映画の世界に入り浸るあまり現実世界への興味が希薄で、それゆえの純粋さで理想主義を貫こうとする双子と、そんな彼らを羨望の眼差しで眺めつつもどこか冷静で現実的なマシュー。3人の共同生活を、90年代前半のモノクロ映画へのオマージュと、ふんだんな性描写で描き出している。あぁ、懐かしき、若気のマッチポンプ。なんか楽しそう、と思って軽い気持ちで始めたことが、思いもよらない衝突を引き起こし、結果的に、アイデンティティや人間関係の崩壊を招いていく。今まで自分なりの理想通り、完璧にクールに振る舞えていたのに。たった一つの変化が、無傷を保っていた表面に爪を立てて乱暴に剥ぎ取る。そこから理想と甚だしく矛盾する生々しい現実が、ズルッと漏れ出してきそうになるのを必死で押さえ込み、何事もなかったような顔をして、平然を装う。でも元には戻せない。しかも戻せないこともなんとなく初めから分かっていた。それでも、飛び込みたくなっちゃうのよね。その勢いこそが若さよなぁ。若さよ。古い映画へのオマージュがちょいちょい出てきたけど、もちろんどれも私の全然知らない作品と世界観で、なかなか刺激的だった。引用をいくつか。"What are you doing?"'I have been memorizing this room. In the future, in my memory, I shall live a great deal in this room.'- Queen Christina (1933)「クリスチナ女王」という映画の中で、「グレタ・ガルボがジョン・ギルバートの部屋と別れるシーン」だそうです。誰と誰やそれ。ゆっくりした口調でヒソヒソと交わされる会話は、大人のdirty little secret感に満ちて、非常に洗練されていて官能的だと感じました。"We accept him one of us! One of us! One of us!"- bande á part (1964)邦題「はなればなれに」という映画では、主人公の男女3人がルーヴル美術館の中を全速力でダッシュしていました。引用した台詞は、前後見てないから全然意味わかんないけど、たぶん誰かを仲間に入れることにしたんでしょうね、テーブルに座った大勢がリズミカルに怒鳴るように歌っていて、すこぶる楽しそうでした。新しい友達ができたら使ってみよう、と思ったけど、友達の少ない私がWe側に来ることは今後おそらくありえないので使えそうにないわ!Isabelle "(Her hand on Matthew's chest) Be careful. A lot depends on how you answer."質問に答えようとしたマシューの胸に手を当てて、イザベルが放った台詞。ほんとね、さすがイザベル様、仰る通りだと思いますね。答える前に、よく考えましょう。Isabelle "You know, when someone wants it, there's no such things as love, the only ploofs of love."「この世に愛なんてものはないの、愛の証拠があるだけ。あなたはあたしたちに、自分も愛の証拠を見せられる?」と、バスタブの中で「本物の愛が欲しい」なんてアホみたいなことをのうのうとほざくマシューに言い寄るイザベル。愛?愛の証拠??なんすかね。迷えるあたいには何もわからない所存ですが、ちなみに彼女は、愛の証拠として彼の全陰毛を剃ろうとして、さすがにガンギレされてました。え、ダメ?それで最愛のイザベル嬢に愛が伝わるなら、手っ取り早く剃っちまえよ、って半笑いで思いましたけどね。以上、この映画はかなり好きになりました。これを観るだけで、数々の古い映画やその時代の世界観を少しずつ体感できるような気がして、是非また観たいと強く思う稀有な作品でした。そしてエヴァ・グリーンのアブノーマルな美しさがたまりません。実はボンド・ガールとかやってたのね、知らなかった。そっちもまた観直してみようかな。

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  • 17 Dec
    • 瀬々敬久「64 ロクヨン 前後編(2016)」

      (前編)「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などで知られるベストセラー作家・横山秀夫の著作で、2012年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、13年「このミステリーがすごい!」第1位など高い評価を得た警察小説「64(ロクヨン)」を映画化した2部作の前編。佐藤浩市を筆頭に、綾野剛、榮倉奈々ら若手から永瀬正敏、三浦友和らベテランまで、豪華キャストが集結し、「ヘブンズ ストーリー」の瀬々敬久監督がメガホンをとった。わずか1週間の昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」。事件は未解決のまま14年の時が流れ、平成14年、時効が目前に迫っていた。かつて刑事部の刑事としてロクヨンの捜査にもあたった三上義信は、現在は警務部の広報官として働き、記者クラブとの確執や、刑事部と警務部の対立などに神経をすり減らす日々を送っていた。そんなある日、ロクヨンを模したかのような新たな誘拐事件が発生する。(後編)昭和64年に発生し、犯人が捕まらないまま迷宮入りした少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」。事件から14年が過ぎた平成14年、新たな誘拐事件が発生。犯人は「サトウ」と名乗り、身代金2000万円を用意してスーツケースに入れ、父親に車で運ばせるなど、事件は「ロクヨン」をなぞっていたが……。後編は原作とは異なるラストへと向かっていく。(映画.comより引用)ずっとずっと観たかった64!ロクヨン!!\(^^)/「それでも生きていく」っていうフレーズが中盤で頭の中に浮かんで、最後までずっと離れなくなったよ。だってさ、雨宮さんさ、娘を誘拐された挙句に殺され、必死にかき集めた身代金も失い、長年連れ添った妻に先立たれ、どうやってここまで生きてきたんだ。操作の杜撰さを目の当たりにして、何十年もかけて自力で犯人を見つけてももはや警察は信用できず、いてもたってもいられなくて逆に自分が罪を犯してしまって、悔いはないだろうけどさ、どうやってここから生きていくんだ。でも生きていくんだよね。世の中、理不尽なことばっかだけどさ。彼の全身から、想像を絶する虚無感と救いようのなさが常に漂ってた。永瀬正敏ってやっぱりすごい役者さんだなぁ。どんなに疲れ果てて悲壮感にまみれててもどっか異次元のかっこ良さが残ってて、この映画で最も素晴らしいなって思った役でした。あと成瀬くん、じゃないや、窪田正孝もね、ちょいちょいしか出てこないけどラストめっちゃ泣けた。ドラマ以来数年ぶりだからところどころストーリー忘れてたけど、観ているうちに、霧が晴れていくみたいに徐々に記憶が蘇ってくるのが快感だった。でも主演はね、三上は、やっぱりピエールさんが良かった。ピエールさーん。大好きなんす。あいみすゆう。三上以外ものキャストも、横山秀夫原作小説の映画化というだけあってとても豪華。だからこそ知ってる顔ぶれが多すぎて、あんまりストーリーに入り込めなかった。佐藤浩市は佐藤浩市に、綾野剛は綾野剛に見えた。ドラマ版はそこまで有名じゃない演技派俳優も多かったから、気が散らずストーリーに集中できた。あとね、三上の追い込まれ具合とか悲壮感とか、同情に値する崖っぷち具合がほとんど伝わってこなかった。①64の失敗、②娘の失踪、③性格最悪な上司、④記者クラブとの確執、⑤新たに起こった誘拐事件など、もろもろの要素により精神的に肉体的に追い込まれていっぱいいっぱいの中、いつもギリギリのところで家族や部下や一部の協力的な上司になんとか救われて、立ち上がって、乗り越えて、堪えきれずに涙して、っていう、昭和の男くさいヒューマンドラマがロクヨンの真髄だと思ってたんだけどね。特に③が全然。もっと殺意が沸くくらいヤなやつだったよ、上司。まぁこれは私の勝手な理屈なんだけど、あの俳優さんは「愛の渦」観てからどうしてもあのイメージが抜けないのよね。笑それから④も。誘拐事件のオンタイムの記者会見で記者から質問責めにされた三上と部下と捜査二課長が、捜査状況を聞くために会議室と捜査本部を何度も何度も往復させられて、二課長が白目向いて失神、からの、部下に肩を借りながら「俺、まだやれます」っていう名言を放つんだけど、これ私が一番好きなシーンでね。でも往復シーンの描写がけっこうあっさりで、あんまり大変そうに見えなくって、それゆえ名言の感動が薄かった。総じて、私には佐藤浩市が屈強に見えすぎたのかも。折れないでしょだって天下の佐藤浩市様だもん、っていう、役に求められたレベル以上の潜在的強さ。そこがちょっと残念だった。でもなんだかんだすごい泣いたし、観終わったときずっしり疲れるいい映画でした。重厚感あった。音楽は終始MOZUに似てたな。あ、それから忘れちゃいけない榮倉奈々ちゃん、安定の可愛さでした。大好きなんす窪田正孝と再共演。賀来賢人は元気でしょうか。「Nのために」が恋しいやー。

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  • 16 Dec
    • 前田真人「テラスハウス クロージング・ドア(2015)」

      【出演者】菅谷哲也(てっちゃん)小田部仁(おたべ)吉野圭祐(けいすけ)島袋聖南(せいなさん)松川佑衣子(ゆいちゃん)和泉真弥(まや)【MC】YOUトリンドル玲奈馬場園梓山里亮太徳井義実3代目のひと♪この番組は、見ず知らずの男女6人が一緒に生活をします。♪番組が用意したのは、素敵なおうちと、素敵な車だけです。♪台本は、一切ございません!セカチュー、あいのり、テラスハウスは長いことパンドラの箱だったんですけどね、観ちゃいました。もうね、箱とかどんどん開けてさ、拘りとか自分のルールとかどんどん捨てていくわけ!先週一週間、風邪をこじらせてほぼ寝込んでたというのもあり、Netflixで来る日も来る日もテラスハウス。自動再生万歳。巻き添えを食らった3歳の息子はめでたく主題歌のサビを「うぃーーー、あー、えぶーえぶーえぶー」と相当リズミカルに歌えるようになりました。一回目が「えぶー」ではなく「ねぶー」に近いことは現在も継続的に指導中です。最初に間違えてシーズン2を観ちゃって(うっちー&みのりカップル本当魅力的だったなぁ。まだ付き合ってるかなぁ)、次に新しく始まったハワイ版を観て、そのエピソード配信を待ちながら、満を持しててっちゃんとか聖南さんとかのをドラマ映画続けて鑑賞。映画は全然だったなー。盛り上がりに欠けたというか、なんかみんながみんな、一生懸命ドラマを作ろうとしてる感じがした。別にそこまで好きじゃないけど、何も起きないのもつまんないし好きってことにしとくかー、的な。あと、出演者(特にゆいちゃんとか)のPR目的もあるのかなーって思った。たぶんこれでけっこう有名になったよね彼女。でもテレビシリーズはほんとに面白かった。最初は下世話なノリで他人の恋愛を「うっけるーw」って観てたけどね、けっこういろんなこと考えた。人間って面白いなー、自分が思いもよらないような、心の底から「まじすか」って絶句しちゃうような言動を取る他人が、この世界に本当にたくさん存在するんだなーって思い知った。お国柄とかじゃない、ただ育ってきた環境とか持って生まれた性格とかに由来する驚くべき差異。んなの当たり前だよ、って話なんだけど、今の私にとってはこれがものすごく大きな発見だった。私の人生で、今まで、何かを言われたりされたりして、心の底から「まじすか」って絶句するようなことがそれほどなかったように思うんだよね。もしあったとしても、そういうときはだいたい「合わない」という一言でその人を切り捨ててきた。あるいは、相手が考えていることを自分の理屈で勝手にいろいろ解釈して結論を出して無理やりにでも納得してた。口癖は「〜に違いない」。超ド級に独りよがり。でもさ、心底何考えてんのかわかんない相手と一緒に居ることでしか経験できないことってあるんだなって。たとえば聖南さんとか、なんであんなに自分に自信あるのかわかんないし、副音声組にトレンディトレンディって言われてるの聞きながらぶっちゃけトレンディの意味すらわかんなかったし、でも、観ているうちに会ったこともない彼女がどんどん素敵に思えてきて、いつの間にか、あんな風に生きたいなーって思うようになった。周りにやんややんや言われても、自分の価値は自分でわかってるから、曲げないし変えない。これってすごい強さだよなーって。あとね、これは聖南さんに限らずだけど、みんな人を適当に好きにならない。相手に好きだ好きだ言われても、時間や距離を置いて自分の気持ちときちんと向き合って、まぁ別にいいっちゃいいんだけどでもやっぱなんかちょっと違うんだよなーっていう、心に引っかかったほんの小さな違和感を見て見ぬ振りしない、みたいなさ、そういう自律した強さを持ってる人が多かった。特に女子。ないからさ、私には。そんな強さが欲しいと思ったわけですよ。流されない、自分をしっかり持つ強さ。あー、ほんと聖南さん好きだなー。相手とぶつかって、傷付いて、辛い思いして、なんとか乗り越えようと涙して、っていうプロセスを経ないと越えていけない自分ってあるよなって。学若い頃、私が衝突を避けて「コイツ合わないめんどくせー」って切り捨てて孤独度を高めている間に、みんなコツコツそういうことをやっていたんだよねきっと。その経験があるかないかって、実際大人になってからものすごい差になる。青春時代を無駄にしたなぁ、いや、今からでも遅くはないかなぁ、とか、そんなことをとりとめもなく思った...そんなことをとりとめもなく思うような映画では全くないけどwではハワイ版の新着エピソードを観て参ります♪

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  • 14 Dec
    • アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ「レヴェナント 蘇りし者(2016)」

      こんにちは。ブログ再開一発目は、2016年、お金払って子供を預けてまで絶対何が何でもすげえ観てえええええってほどでもないなーでもちょっと観たいなーどーしよっかなーとか思ってるうちに上映終了しちゃったシリーズ。これね、絶対何が何でも観に行けばよかった。すごいよかった。託児料金あげるから今すぐ行け、半年前の私!原作本がありますね。Amazonで買えます。マイケル・パンク「レヴェナント 蘇えりし者」(ハヤカワ文庫NV)舞台は19世紀、極寒の未開の地。最愛の我が子を目の前で殺され、仲間に捨てられ、かーなりヤバ目な敵に追われ、しかもそういや俺こないだグリズリーに襲われて重傷負ったんだったやべえ、っていう瀕死状態の狩猟業者グラスが、「復讐」の言葉だけを胸に、厳しい自然をサバイブしまくり、肉体的に、精神的に這い上がっていく様が、凄まじいリアリティと重厚感で描かれていて、しかもめっちゃ景色が綺麗で、特に後半ずっと口開けて観てた。「ぼー」じゃなくて「あー」の口ね。ガン開き。たぶん実際「あー」って発声してた。私こういう野性的な諸々にまみれた傷だらけで強靭な肉体と精神、特に肉体、みたいなのが昔から好きでしてね。そして勿論ディカプリオも好きです。小学校の映画鑑賞会で観たタイタニックは、ポケモンとたまごっちと遊戯王カードにしか興味がなかった当時の私にはそれはもう完璧に意味不明で、っていうか今思えばそもそも学校組織として積極的にタイタニックを小学生に観せていいんすか?えぇ、校長さんよォ?って感じですが(あ、でも後列座席に親たちがいたからきっといいんですね恐れ入ります)、基本、大好きです。ちなみに他の出演作は「ロミオ&ジュリエット(1997)」「アビエイター(2005)」「ディパーテッド(2007)」「シャッター・アイランド(2010)」「インセプション(2010)」「ジャンゴ(2013)」「華麗なるギャツビー(2013)」「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート(2014)」の8本を観ました。船上で大富豪のお嬢様と恋に落ちるも身分の差から恋破れ服毒自殺、復活して飛行機産業で財を成し、もろもろあって大富豪になったかと思えば彼と自分の妻の不倫を信じた車の修理工に背後から撃たれ、遺言は「このペンを俺に売ってみろ」、っていうね。私のディカプリオ遍歴そんな感じでしたが、今作におきましては思いっきり汚れて悶えて怒り狂って泡吹きながらのたうち回る相当ワイルドかつグロッキーな彼が楽しめました。枯れ草とか生魚とかバイソンの生レバーとか食って全力でえづいてたよ。あれのバイソンの生レバー、ガチでバイソンの生レバーなんだって。本物。おえー。そうそう、食べ物の使い方がすごいいいな、って思ったの。蘇りに至るまでの過程が、彼が口にするものによって端的に表現されてるなって。最初は水を飲んでも吐いてしまったけど、枯れ草を貪り、自分で仕掛けた罠にかかった魚に生でかぶりつき、最後は偶然出会ったインディアンに分け与えられた肉にありつく。まだ身体が弱っていた頃、川を泳ぐ鹿の群れを銃に見立てた木の枝で撃つシーンがあって、そう遠くはないのに動けなくて諦めざるを得ない落胆を経験していたから、最終的に肉を食べられたときは感動的だった。よく頑張ったね、おっかさんは嬉しいよヨシヨシ、ってこの最近何かと母性につなげようとする思考回路よくないな。止めませう。はいここで英語のお勉強。Revenant: 帰ってきたもの、(特に)亡霊の意。以上、終了。そしてロケ地イシューがね、とても気になりました。ここはどこなんだろう。ググる。出てくる。引用する。(引用元: http://top.tsite.jp/entertainment/celebrity/i/26792942/)『レヴェナント』の撮影は当初、カナダのカルガリーで撮影を予定していたが、雪が一気に溶けてしまったため、制作チームは撮影開始直前になってアルゼンチンのティエラ・デル・フエゴに移動しなければならなかった。「僕たちはロケ撮影をするために個人的なレベルで寒さと戦い、撮影に必要な物資が運べる限り寒さと戦っていた。でも気温がとても不安定だったんだ」とレオは米『Entertainment Weekly』誌に語っている。「この地域で史上最も不安定な年で、気候変動が原因だ」南極?アイスランド?って思ってたらアルゼンチンでした。一度アルゼンチンの氷河にスキーしに行ったことがあるけどどんな国だったかほとんど覚えてない無念。息を呑むほどに美しくありながら、不意にお前たちはここに居るべきではないと諭すように人間に牙を剥く自然。雪崩、猛獣、飢餓、極寒。普段は眠っている脅威の静寂と冷酷さが、ところどころで流れるキーーーーーーーンっていう効果音から痺れるように伝わってくる。すごいなぁ。こういう演出どうやって思いつくんだろう。長年やってっと自然と身につくもんよォ、って感じでしょうか。撮影中、気温が-25℃を下回ることもあったとか。それでもイニャリトゥ監督はCGを、ディカプリオはスタントを使わないことにそれぞれ強いこだわりがあったため、裸で川にダイブしてそのまま急流に飲み込まれたり、ダイナマイトでリアル雪崩を起こしたり、先述しましたがバイソンの生レバーを猛然と食したり、あれは全部ガチだったそうです。ハリウッドすげー。あ、それから不慮の事故で命を落とした馬の内臓をかき出して空っぽにして、まさかの新橋とかで「やってるかーい」って暖簾をくぐるOSSANばりにヨイコラセともぐり込み、そのまま一夜を過ごすシーンもありました。全裸でな。馬の寝袋。いや違うな、あれはむしろカプセルホテルに近い世界観。使い捨てのね。絶句。でもついさっきまで生きてたわけだし、あったかいんだろうなぁ。やってみたくは、ないです。カットが変わるときの煙と音の演出も印象に残りました。画面が真っ黒になったあとも荒い呼吸の音は続いて、新婚初夜の夫婦よろしく一緒のタイミングで吸って吐いちゃったりしちゃったりしそうになったし、カメラに吹きかける白い吐息の密度が徐々に高くなって最後ホワイトアウト、とか。こういう演出どうやって思いつくんだろう。長年やっ(略ってかこのレビュー書くのにどんだけ時間かかってんだ書き始めたの昨日か一昨日の朝だよマジウケるんですけど仕事かー!最後に付随情報を映画.comより引用しときます。グッバイ。レオナルド・ディカプリオと「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で第87回アカデミー賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が初タッグを組み、実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作に、荒野にひとり取り残されたハンターの壮絶なサバイバルを描いたドラマ。主演のディカプリオとは「インセプション」でも共演したトム・ハーディが主人公の仇敵として出演し、音楽には坂本龍一も参加。撮影監督を「バードマン」に続きエマニュエル・ルベツキが務め、屋外の自然光のみでの撮影を敢行した。第88回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞など同年度最多の12部門にノミネートされ、ディカプリオが主演男優賞を受賞して自身初のオスカー像を手にしたほか、イニャリトゥ監督が前年の「バードマン」に続いて2年連続の監督賞を、撮影のルベツキも3年連続となる撮影賞を受賞した。

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  • 27 Mar
    • ちょっと感動してるので

      美術でも映画でもないですが!幼稚園バッグと上履き入れ。作ったの! 布から! 手作り! ハンドメイド!!!生まれて初めてのミシン!生まれて初めてのハンドメイド!ちゃんと裏地もあるんだから!達成感しかないそれだけー

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  • 24 Mar
    • 西谷弘「真夏の方程式(2013)」

      東野圭吾原作、福山雅治が天才物理学者・湯川学を演じる人気シリーズの劇場版第2作。子ども嫌いで有名な湯川が、10歳の少年・恭平と海辺の町で夏を過ごすことになり、事件に巻き込まれていく姿を描く。手つかずの美しい海が残る玻璃ヶ浦で海底資源の開発計画が持ち上がり、その説明会に招かれた湯川は、宿泊先の旅館「緑岩荘」でひとりの少年・恭平と出会う。やがて旅館の近くで男性の変死体が発見され、遺体の身元が「緑岩荘」に宿泊していた元捜査一課の刑事・塚原だということがわかる。地元警察は塚原の死を転落死として処理しようとするが、現地入りした捜査一課の岸谷美砂は、塚原の死に不可解な点があることに気づき、湯川に事件解決への協力を依頼する。吉高由里子、北村一輝らシリーズのレギュラー陣に加え、杏、風吹ジュン、前田吟らが共演。監督は前作「容疑者Xの献身」と同じく西谷弘。(映画.comより引用)なんとなく東野圭吾は読まないというのが一種のこだわりみたいなものになっている私は、「子供嫌いで有名な湯川」の時点で押し寄せる「いや知らねーし」感。湯川ファン多そうだもんね。とは言え、ずいぶん前に「容疑者Xの献身」を映画館で観て、ストーリーとか福山雅治とかじゃなくとにかく堤真一の演技が神がかっていて、ちょっと泣いたりした記憶があって。数年?のタイムラグを経て、第二弾を鑑賞。恭平くんが実にかわいそうだった。何も知らずに殺人事件の片棒を担わされてしまった少年。しかも彼は聡明なので、周りの大人たちの表情や言動から自分の状況をすぐに察してしまう。でもなんで?どうして?と混乱する彼に、ラストで湯川がもっともらしいことを言って煙に巻いていた。でも心にしこりは残るだろうし、成長すればするほど事の重大さに気付いていくに違いない。無邪気な彼にこんな重い運命を背負わせて、まったく大人は勝手だよ。全体的に可もなく不可もなくって感じだった。退屈ではないけど特別面白くもない。あ、でもロケットのシーンは突き抜けた清々しさがあって観ていて心地よかった。

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  • 21 Mar
    • リドリー・スコット「テルマ&ルイーズ(1991)」

      原題: Thelma & Louise(1991年/アメリカ)平凡な主婦のテルマとウェイトレスのルイーズは週末のドライブ旅行に出発する。しかしその途中、テルマが男に襲われるという事件が。あわやレイプというところで、助けに入ったルイーズが男を拳銃で射殺。ふたりの女性たちは逃避行を続けながら、人生を謳歌していく。一方、刑事ハルがふたりを追うが……。犯罪者となった女ふたりの冒険と友情を描くロードムービー。(映画.comより引用)「しみったれた平凡な日常に戻るくらいなら、死んだほうがマシ!」と本気で思ったらこれを観るべき!・・・いや、むしろそんな瞬間に一番観ちゃいけない映画か!専業主婦のテルマとウェイトレスのルイーズは、同じような不満を抱えていた。話を聞いてくれない夫、結婚するでもなくいつまでもうだつの上がらない彼氏。そんな日常生活の中では目をそらしていられた「男」という存在へのぼんやりとした苛立ちの塊が、バーで知り合った酔っ払いの男に愚弄されたことで破裂してしまう。咄嗟に彼を銃殺してしまった彼女たちは、事件の真相を隠蔽し逃亡するために次々と罪を重ね、いつしか後戻りできなくなる。最初にさっさと自首していれば・・・しかし、罪を重ねれば重ねるほど、世間から断罪されればされるほど、彼女たちの表情は明るくなって、強さを増していく。引っ込み思案で自分では何も決められなかったテルマは、ガソリン代のためにコンビニ強盗を働き、平凡なウェイトレスだったルイーズも恋人から大金を借り、自分たちを追う刑事たちを堂々と欺いてみせる。そしてその強さが仇となって、ラストは自分たちを助けようとしていた刑事の情も振り切り、幸福感の絶頂で死を選ぶ。「なかなかそんな風になんないんじゃね?」と思う私やあなたはきっと現状に満足している証拠。爆発するほどの鬱憤が溜まっていなければ、最初の事件でビビって自首してハイ終了。プロの殺し屋でもあるまいし、隠し通せるはずはないってわかっていながら逃亡の道を選んだ時点で、既に元の日常に戻るっていう考えはなかったんじゃないかなーなんて考えました。車かっこよかったなー。いい車だからこその逃避行だね。

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    • ソフィア・コッポラ「ロスト・イン・トランスレーション(2004)

      原題: Lost in Translation(2003年/アメリカ)CM撮影のために東京にやってきたハリウッドの中年男優。カメラマンの夫に同行して東京にやってきてホテルの部屋で過ごす若い妻。見知らぬ異国の街で出会った、年齢も性別も違う2人が夜の都市をさまよう。「ヴァージン・スーサイズ」のソフィア・コッポラが監督と脚本を担当して、アカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞。撮影は、スパイク・ジョーンズ監督作やビンセント・ギャロ監督の「バッファロー'66」のランス・アコード。(映画.comより引用)薄々わかってはいたけど、アメリカ人に日本はこういう国として写っているのか...ってちょっと愕然とちゃうよね。こんなダサいですか?こんな変ですか?っていう。日本人通訳やカメラマンの拙過ぎる英語とか、藤井隆のワケのわからないテンションとか、しゃぶしゃぶ屋の無愛想な定員とか、なんか心地いいものじゃなかった。そこまでじゃないでしょ。誇張が過ぎるよー。私は日本が大好きで大好きで堪らないって人間じゃないけど、それでも自分が住んでる文化が異質なものとして堂々と扱われるのはけっこう不快。まぁ、日本人が変であればあるほどロブとシャーロットの融け込めなさが浮き彫りになるし、それでこそのドラマチックな展開だったんだろうけどさ!いいさいいさ!でも一言で「日本」とか「日本人」って言っても、ほんとにいろんな要素があってさ。眩しい賑やかさの奥に埋もれている都会の寂寞。同年代の人間がとてつもなく小さくて下卑た存在に映る瞬間。同じものでも誰と見るかで増減する感動。全く異質なものも受け入れられる、若者特有の優しいだらしなさ。ひらりひらりと身を翻すように躍る、大人特有のウィットに富んだ会話。そういう細かい要素が一つ一つ丁寧に描かれていたから、観終わって嫌悪感ばかりが残ったわけでもなかった。まぁ変なら変でいんじゃね、別に、っていう、半ば開き直り的な地点に不時着。ぶぅん🛬日本人inアメリカでも、パキスタン人in韓国でも、バチカン市国人inミャンマーでも火星人in地球でも、まったく同じストーリーの映画が作れただろうなー。でも、これだけ多種多様な日本人を隅々まで捉えるって、相当こだわらないとできない。日本に来たときかなりの衝撃を受けて、たくさん調べたんだろうなぁ。そういう点でやっぱりソフィア・コッポラ監督はすごいと思う。やりおる。

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  • 18 Mar
    • ピーター・ボグダノビッチ「ペーパー・ムーン(1970)」

      原題: Paper Moon(1973年/アメリカ)ジョー・デヴィッド・ブラウンの小説『アディ・プレイ』を原作とした、1973年制作のアメリカ映画。監督はピーター・ボグダノヴィッチ。聖書を売りつける詐欺師の男と、母親を交通事故で亡くした9歳の少女との、互いの絆を深めていく物語を描いたロード・ムービー。シンプルな脚本で普遍的な映画を目指したという。年間トップの興行収入を得、1973年の第46回アカデミー賞ではテータム・オニールが史上最年少で助演女優賞を受賞した。(wikipediaより引用)アディ役のテイタム・オニールと、モーゼ役のライアン・オニールは、ほんとの親子なんだって! 口元が似てるなぁと思ってたんだ。「私の男」の正統派バージョンって感じだった。少女は大人にならないし、男女の関係はこじれないし、殺人事件も官能シーンもない。「シンプルな脚本で普遍的な映画を目指した」という通り、どシンプル。シンプルすぎてほとんど何も言うことはないwラスト、月の形をしたオブジェにちょこんと座ったアディの写真を眺めながら、モーゼがタバコの煙をくゆらすシーンがある。煙が雲みたいに見えてちょっと幻想的だった。

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  • 16 Mar
    • ピート・ドクター「モンスターズ・インク(2002)」

      原題: Monsters, Inc.(2001年/アメリカ)モンスターズ株式会社は、人間界に侵入して人間の子供の悲鳴を採集、それをエネルギー源にモンスターシティに電力を供給する会社。しかし、子供はたいへん有害なので、シティに連れ帰ることは禁止されている。同社のエリート社員、サリーはみんなが憧れる悲鳴採集の名人だが、ある日、人間の子供、ブーが、彼についてシティに来てしまう。「トイ・ストーリー」の監督、ジョン・ラセターが製作総指揮を担当。(映画.comより引用)言わずもがなの名作♡テレビつけたらたまたまやってて、しばらくつけといたら息子がすっかり見入ってた。結局最後まで鑑賞。今までトミカとプラレールにしか興味なかったのに、ついにディズニー映画を楽しいと感じるようになったのかぁ~ってなんか感激しちゃった。翌日のユニバーシティも録画して観た!しかし映画館でこれ観たの15年前とかね...中学生だったよ...

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  • 12 Mar
    • ダン・スキャンロン「モンスターズ・ユニバーシティ(2013)」

      原題: Monsters University(2013年/アメリカ)ピクサー・アニメーションの人気作「モンスターズ・インク」(2001)の12年ぶりとなるシリーズ第2作。学生時代のサリーとマイクがいかにして出会い、怖がらせ屋のコンビを結成することになったのかを描く。幼い頃から怖がらせ屋になることを夢見ていたマイクは、努力の果てに難関を突破し、モンスターズ・ユニバーシティ怖がらせ学部に入学。しかし、怖がらせ屋になるには、見た目がかわいすぎるという致命的な欠点に悩まされる日々を送る。そんなある時、マイクは、名家の出身で怖がらせの才能にあふれたサリーと出会う。マイクはサリーをライバル視するが、自信に充ち溢れたサリーはマイクを見向きもしない。夢をあきらめないマイクは、「最恐の怖がらせ屋」を決める怖がらせ大会に出場するが……。(映画.comより引用)息子が「サリー」と「マイク」って言えるようになったから、いま一生懸命「ランドール」を教えてるんだけど、この映画で体がハート柄になったから何度教えても「ハート!」って言う。可愛いぜ。しかし入学当初はすごい素朴でいいやつだったランドール、徐々に性格がひねくれていく過程が切ないよね。これを書いている時点ですでに5回は観ているんだけど、いまのところ全然飽きずに、私も毎回ちゃんと観ちゃう。しかも観れば観るほど学長の愛とかマイクの不屈の精神とか、爆笑問題田中のアフレコの下手さとか(←)いろんな発見があって面白い。同じ映画を何度も観るって私はあんまりしないからなぁ。ディズニーの魅力だなぁ~学期末試験までの日々を、マイクとサリーがどう過ごしているか比較しながら進む一連のシーン、疾走感と躍動感があって観てて楽しい。真面目で努力家のマイクと、お調子者で天真爛漫なサリー。二人の性格はあまりに違うけど、どっちも魅力的。ランドールももうちょっと描いてほしかった!ひねくれてるやつ嫌いじゃない!単純なハッピーエンドかと思いきや(安易にちょっと泣いたけど)、そこからまた一悶着あるのも良かった♪あと何回観ることになるかな~。息子には、近いうちに「トイ・ストーリー」も観せたいと思う今日この頃でした。

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  • 11 Mar
    • 黒沢清「リアル 完全なる首長竜の日(2013)」

      第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した乾緑郎の小説「完全なる首長竜の日」を、佐藤健&綾瀬はるか主演、黒沢清監督で映画化。浩市と淳美は幼なじみで恋人同士だったが、淳美は1年前に自殺未遂で昏睡状態に陥り、いまも眠り続けていた。浩市は淳美を目覚めさせるため、「センシング」という最新医療技術を使って淳美の意識の中へ入り込み、彼女がなぜ自殺を図ったのかを探る。センシング中に出会った淳美は、浩市に「首長竜の絵を探してきてほしい」と頼み、浩市はその絵を探しながら淳美との対話を続ける。しかし、センシングを繰り返すうちに、浩市は見覚えのない少年の幻覚を見るようになり……。(映画.comより引用)超豪華キャストの超ちんちくりん映画。だって佐藤健、綾瀬はるか、中谷美紀、染谷将太、オダギリジョー、小泉今日子、松重豊ってどんだけ贅沢なんですの。でも全然内容がない。2人の、諦めない愛がテーマなのか?「うお、首長竜だ!すげぇ!」ってなるべきなのか?センシングという最新鋭の技術が魅力なのか?昏睡状態なのが実は浩市だったというのがどんでん返しでそこに驚くべきなのか?佐藤健が佐藤浩市と同じ名前の浩市役をやっているという点に気付けばいいのか?(絶対違うどれもこれもが中途半端。後半にちょろっとすこぶるしょぼいアクション的なシーンがある。せっかく身体能力の高い佐藤健を主演に据えたのに、浩市は強い男ではないからその魅力を持て余すし、首長竜が出てくる映画ってのは確かに珍しいけど、サイズが微妙に小さくて迫力がない。体を張った演技をさせるとか、ゴジラぐらいでかい首長竜にするとか盛り上げようと思えばもっと盛り上がったはず。いろいろ勿体無かった。あと「センシング」の設備問題。あれはないわ。しょぼすぎ。ものすごい未来の物語でもなさそうだし、ということは結構な最新技術なわけでしょ。それをあんなこぢんまりと使わないよきっと。そこで感嘆を得たいなら、もっと人も空間も大きく使ってインパクトを出して欲しかった。モリオはしょーもなさすぎ。浩市も淳美も、事件を忘れることにしたのは良くなかったけれども。それでもモリオ自業自得やん。逆恨みやん。なんて言ったら今夜お風呂から怒った首長竜現れるか知らん。ペンダントならいくらでも持ってますけど。散々好き放題言いましたけど、このミス大賞受賞したってことはきっと原作は面白いんだろうな。読んでないけど。面白くあってほしい。せめてもの救い。小説で読む分には読者の想像次第でスケールどうにでもなるけど、視覚的に観せられてしまえばそれ以上広がらない。狭い。小さい。しょぼい。終了。

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    • 3/9東京国立博物館 本館「日本美術の流れ」展

      すーーーーーごい久しぶりに美術のテーマ!大学の同級生2人と、博物館内の託児サービスを利用して「日本美術の流れ」展を満喫してきました3人とも興味がある展示とない展示との差が激しくて、足早に通り過ぎたり立ち止まって解説を読みながらじーっと作品を眺めたり...いつも美術館へは1人で行くことが多いけど、友達と話しながら鑑賞すると新しい気付きがあるし、感想を声に出すと思考が広がって、1人のときとは違った愉しさがあった。しかも写真OKの作品が多くて、気に入った作品をメモる手間が省けてGOODそして今日は「美術展の手帖」作り🏛アナログな作業好き!✏️📖屏風はけっこういつ観ても楽しいなぁと思う作品と出逢える今回は水墨画の展示室も楽しかった。今村紫紅って初めて聞きました📝👀「近代の美術」の展示室にあった水上生活者の絵が超可愛くて⛵️もはや待ち受け託児サービスにはいつもお世話になってます!👶大人だけでゆっくり喋りながらお昼ご飯が食べられて、すっげーーーーー幸せだったいつも大変だと息抜きできたときの至福感がすごい!感謝!!

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    • 熊切和嘉「私の男(2014)」

      作家・桜庭一樹による第138回直木賞受賞作を、「海炭市叙景」「夏の終り」の熊切和嘉監督が映画化。孤児になった少女と、彼女を引き取った遠縁の男が、内に空虚を抱えながらも寄り添うようにして生きる姿を、北海道の雄大な自然を背景に描き出した。浅野忠信と二階堂ふみが主演し、共演にも高良健吾、藤竜也らが実力派が顔をそろえている。10歳で孤児となった少女・花は、遠縁の男・淳悟に引き取られる。ともに孤独な2人は北海道紋別の平穏な田舎町で暮らしていたが、ある日、流氷の上で起こった殺人事件が報じられる。そのニュースを聞いた2人は、逃げるように町を後にするが……。(映画.comより引用)家族というものを知らずに育ち、それでも互いに家族になろうと必死で模索する2人の姿に共感しかなかった。成功例を知らずに理想を追い求めるのって本当に大変よね。どこを目指せばいいのかも、いま自分が向かっている方向が正しいのかもわからないわけだし。まぁでも幸せな家庭に育った人が漏れなく幸せな家庭を築けるかっつーとそうでもないっつー話もあるけど。二階堂ふみが好きなんだけどすこぶる美しかったー。「ヒミズ」でもそうだったけど、ちょっと舌足らずで、既存の人間関係を揉みくちゃにして、グサッとくるセリフを底抜けに明るい表情で飄々と言ってのける。不健全で、ぶっ飛んでて好き。顔は宮崎あおいにやっぱり似ている。でもこういうじっとり暗めな映画は二階堂ふみの方が似合う気がする。暗闇の中からこっちを見つめてちょっとずつズームインしてって欲しい👀 {じぃーーーー......)「ニュー・シネマ・パラダイス」「チョコレート・ドーナツ」「私の男」なんかを観ていて思ったのは、他人の子によくそこまで愛を注げるよね...っていう。映画だとだいたい冒頭で出会って、なんやかんやあって結構すぐ受け入れる展開になる。その決断力の源泉って何なんだろう。不憫な子だから、っていう同情だけで決められるほど、他人と家族同然の関係を築くのって簡単な話じゃない。実子だって大変なのにさ。自分の子と、仲良い友達の子しか可愛いと思わない私は、いい映画だなぁと思いつつ、毎回その辺の感覚にちょっとついていきにくい感じがあるのでした。年の差恋愛映画では「男の一生」の方が好き。

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  • 10 Mar
    • トラヴィス・ファイン「チョコレートドーナツ(2014)」

      原題: Any Day Now(2012年/アメリカ)同性愛に対して差別と偏見が強く根付いていた1970年代のアメリカでの実話をもとに、育児放棄された子どもと家族のように暮らすゲイカップルの愛情を描き、トライベッカやシアトル、サンダンスほか、全米各地の映画祭で観客賞を多数受賞したドラマ。カリフォルニアで歌手になることを夢見ながら、ショウダンサーとして日銭を稼いでいるルディと、正義を信じ、世の中を変えようと弁護士になったポール、そして母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年マルコは、家族のように寄り添って暮らしていた。しかし、ルディとポールはゲイであるということで好奇の目にさらされ、マルコを奪われてしまう。(映画.comより引用)辛すぎた。。。救いようのないエンディング。誰も幸せになれない。結末知ってたら観なかっただろうな。この映画が2014年に作られたっていうのが印象的。こんな差別があったんだよ酷いよね、で終わらせちゃいけないよっていうメッセージを感じた。こういう時代があったことを知っておかないといけない。「世の中の大勢と違う」ということが、その人を差別する正当な理由になった時代。数十年の間に世の中はずいぶんいい方向に変わったんだということも。ルディとポールとマルコが今の時代に生きていたら、どれだけ伸び伸びと人生を謳歌できただろう。誰か彼らを今の時代に連れてきてよって思う。悪役として描かれた2人の判事、マルコの公選弁護人、ポールの上司。権力を持っている人間こそ柔軟でなければならないのに、現実はそうはいかない。鑑賞中は本当に胸糞悪かったけど、自分は絶対にああじゃないって言い切れるかどうか本気で考えると、自信が持てない。もし自分がこの時代に生きていて、ゲイじゃなかったら、それでもちゃんと公平な思考回路を持てただろうか。当時の世の中において「ゲイ」ってどんな存在だったんだろう。理解できない存在?道理に反する存在?異常な存在?そのどれであったとしても、あそこまで激しく嫌悪して人格否定する理由にはならないと思うんだけど。どういう思考回路だろう。例えば今、私が裁判官の仕事をやっているとする。そこに“明らかに周りと違う” 二人の人間が現れて、この映画と同じことが起こったら、私はどういう風に感じるんだろう。極端に言えば、シューシューって青い煙を吐き出しながら逆立ちして歩く人間だったら?あるいは去年まで火星に住んでいた、石を食べる人間だったら?例えが悪くてよくわかんなくなったけどとにかく自分の常識が全部ひっくり返るほど見たこともない相手だったら?驚く。固まる。あまりに理解しがたい状況だから警戒もするし、きっとものすごく慎重になる。でも、即座に全権利を否定するようなことはしちゃいけないって踏みとどまるだけの理性は持っていたいと思う。それって、想像以上にすごーーーーく難しいことなんだろうけど。長い物には巻かれた方が楽だし、たぶん今の私は往々にして巻かれてる。それ故きキープできてる平穏もある。日常生活ではそれでも構わないかもしれないけど、流されていることを自覚しておかないと、無意識に心ない差別をしてしまうのかも。そんなこんなで、この映画を観て私が感じたのは、「世の中には本質的にクソな人間がいるから人生はうまくいかない」ということじゃなくて、「いったん根付いてしまった考え方や風習に逆行して生きるのは本当に難しいことなんだ」ということだった。悪役の人たちも根本的に嫌な奴なわけじゃないと思うんだ。逆行するという選択肢を持ち合わせていなかっただけ。差別って今もいろいろ残っていると思う。国会で黒人は奴隷民族だとか言った議員もいたし(あの人嫌いじゃなかったのに幻滅)、女性にだけ離婚後100日間の再婚禁止の法律があるし。妊娠の可能性があるから?だったら男性にも責任があるんだから平等に禁止すればいい。それでも今は世の中の人の多くが、型に嵌らなくてもいい、人と違ってもいい、という考えを持っている。多様性が許されている社会どんなに貴重かを思い知らされた。しかし、辛すぎてきっともう二度と観ないよ。。。

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  • 08 Mar
    • 廣木隆一「娚の一生(2015)」

      榮倉奈々と豊川悦司が初共演を果たした大人のラブストーリー。「きいろいゾウ」「100回泣くこと」の廣木隆一監督が、西炯子の同名コミックを原作に、つらい恋愛をしてきた女性と謎多き年上男性の奇妙な共同生活を描く。東京で仕事に追われる毎日を送っていたOLのつぐみは、祖母が他界して空き家になった田舎の一軒家に引っ越すことに。そこへ、つぐみの祖母を慕っていたという50代の大学教授・海江田が現われる。つぐみに一方的に好意を抱いた海江田は、その家になかば強引に住みついてしまう。そんな海江田に戸惑いを隠しきれないつぐみだったが、一緒に暮らすうちに少しずつ心を開いていく。(映画.comより引用)近頃Instagramで「#私を構成する9本」ていうハッシュタグが流れてくる。私はこの映画をそのうちの1本に入れることにする!上述したあらすじを読めば、まぁありがちな「少しずつ変化が」系なんだけれど、 一つ一つのエピソードから、つぐみの真摯な性格だったり、海江田のちょっととぼけた真っ直ぐさが伝わってきて、全然ありがちじゃない。唯一無二。そんなに大きな出来事はなくても(ウイルスは蔓延しないし地球外生命体の襲撃もない)、丁寧に作りあげればこんなクオリティの作品になるんだなぁと感激した。自分史上最高に大好きで泣きまくったドラマ「Nのために」も、視聴率こそすば抜けて良くはなかったものの、視聴者の満足度は非常に高かったらしい。Twitterのタイムラインに流れてくる感想を読んでみると(寝る前の日課だった)、「丁寧」というフレーズが頻繁に出てきた。そうなんだよ。丁寧さって大事よね。おばあちゃんとつぐみが染物をするというのが特徴的。染物って。染物って。丁寧さの具現。つぐみの母親は対照的で、大雑把でよく喋って悪く言えば雑。だからこの映画では重要人物にならない。つぐみと海江田の恋は、雑な人間は足を踏み入れることのできない聖域。あと、これも「Nのために」を観て思ったことだけれど、榮倉奈々の、田舎町に佇む民家と自転車への馴染み具合ね、これはもう尋常じゃない。長身でスレンダーで顔も小さくて、只者じゃない感満載なのに不思議と庶民的な景色がしっくりくる。飾らない雰囲気ながらトレーニングはガッツリ週5回やっているらしい。元モデルでここまで演技ができる俳優さんってなかなかいないと思うんだ。すーごく好き。そしてところどころフジモンに見えたトヨエツ。「なんかのCMに出てたよね~」くらいしか興味なかったけど、海江田の立ち居振る舞い全てが微笑ましくてトヨエツも好きになった。5分に1回の頻度で笑みがこぼれまくった。しかしあの有名な足を舐めるシーンは驚異的に官能的だった。哲学の教授ということで、一応大学で哲学専攻だった私にとっては馴染みのある人物像。行き過ぎた真面目さゆえにどこか面白おかしくなってしまう。本人にその気はなくても周囲はほっこりしてつい笑ってしまう。あぁいう先生いたなぁ、古代ギリシャ哲学の講義とか震えるほど楽しかったなぁ。懐かしい。いい映画だったから録画を消さずにおこうと思う♪またいつか観たいな。

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  • 06 Mar
    • マーティン・スコセッシ「アビエイター(2005)」

      原題: The Aviator(2004年/アメリカ)「ギャング・オブ・ニューヨーク」の監督&主演コンビ、マーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオが、実在の富豪ハワード・ヒューズの半生を映画化。ヒューズの最速の飛行機と映画製作に賭けた情熱を描く。本年度アカデミー賞に最多11部門でノミネート、ケイト・ブランシェットの助演女優賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装賞の5部門を受賞。作品賞、監督賞、レオナルド・ディカプリオの主演男優賞は惜しくも受賞ならなかった。(映画.comより引用)ディカプリオ、アカデミー賞主演男優賞受賞おめでとう記念に過去作鑑賞❤️ハワード・ヒューズが誰かもアビエイターの意味も知らずに。「Wikiろうか...このまま最後まで観てしまおうか...」という葛藤が幾度となくあった。結局アビエイターの意味は途中でわかったけど、ハワード・ヒューズが誰かは謎のままだったから観終わってから調べた。20世紀最大の富豪ですって。知らない私しょーもなっ✋ヒューズの恋人役、ケイト・ブランシェットも好き!でもめちゃくちゃアクの強い役でびっくりした。アクが強いからこその助演女優賞なのかな?アクセントが独特で、ヒューズと初デートのゴルフ場でかました「ハッ!ハッ!ハッ!」っていう笑い方は和田アキ子っぽかった。あのアクセントは時代的なもの?土地柄?彼女は俳優として成功を収めた快活で自立した女性だけど、気持ちが脆くなる瞬間もあって、その差を演じるのが上手だなぁと思った。もうさ、演技ってすごいよね。俳優ってすごいよね。なんという根本的感想。今やってる映画「キャロル」も、いつかVODで配信されたら観ましょう。飛行機事故のシーンは迫力すごくて「えぇぇぇぇぇぇぇ~~」って言っちゃった。でも結局ハワード・ヒューズさんをよく知らなかったからそんなにすごい面白くはなかったのでした。。。笑

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