クレートトレーニング | 自然の力はプライスレス

自然の力はプライスレス

まりんとの生活っぷりなどなど。

S「さて、私に何が出来るかは分かりませんが、出来る事はお手伝いします。」

私「特に何を望むとかは無いんです。 ただ、クレートトレーニングを拒んだら異端児の様に睨まてしまったので、クレートトレーニング無しで訓練したいだけなんです。
土日しか一緒に時間を過ごせない生活だから、土日くらい一緒に何かしたいと考えて始めた事なのに、土日まで閉じ込めてしまうんでは私の意図する事と違ってしまうんです。」

S「クレートトレーニングには良い所も有ります。が、これをすると、犬はクレートの外に出る、即ち何かしなくてはならないという気持ちになる場合が多いようです。 つまり、リビングでくつろぎながらテレビを見、その脇で犬がゆったり寝そべるという光景は有り得なくなるんです。 クレートの外に居る⇒何かしなきゃ⇒何しよう⇒暴れようor家具をかじろうor走り回ろう等々。^^; 私の知っている犬がそうなってしまい、大変だった事があります。」

S「クレートトレーニングは、何頭も同時に訓練する時に都合の良い、訓練士に便利な方法なんですよね。」

私とはちょっと違う目線での解説だったが、的を得ていると思った。

去年、Wさんに、クレートトレーニングを拒んだら、返って来た返事が
「あなたが「お仕置き」としてケージを考えるなら、あなたは犬の本能や心理学をしらない無知な飼い主と同じことになります。ケージという犬にとって落着く空間がなぜ必要なのか、それを動物行動学として知ろうとせずに「家畜小屋」という発想は、動物としての犬を知ろうとしない者の考え方です。」
「どんな世界にも、一つのことを成し遂げるためには、「我」をある程度捨て、その世界で多少不本意なことがあっても、研修、鍛錬を続けて、基本を身につけたあとに初めて「自分の世界」を構築していくものです。「こうしなければいけない」という指導に対して、あなたは「まりんを盾にして」自分の頑な考えを強行しようと必死になる。「まりんのため・・・」と。それを傍から見ていると、ちっとも「まりんのため」にはなっていない。まりんとは関係ない単なる妄想、自己主張、自己満足の世界で終わってしまってる。」

私は訓練所に来ている犬達が延々と閉じ込められ、吠え続け、やっと出して貰えるや否や走り回ったり、訓練どころじゃない状態の犬を見ていたので、まりんがそうなる確率は非常に高く、何故犬達の心に耳を傾けないのか不思議だった。

訓練が必要なものと言う事は、クレートは犬本来が本能的に落ち着く場所では無いという事で、この返事を読んで私はWさんを信用出来なくなった。