前回のブログの続きで

 

茨城県鹿嶋市の鹿島神宮馬

天然記念物『鹿島神宮の森』へ行きました。

 

森には800種類を超える草木が繁茂しているそうです。

 

かつて神宮周辺の森には多くの鹿が棲息していたそうで、

 

『鹿園』には、その歴史を伝えるニホンジカが

 

飼育されていました。

 

 

鹿の枝角は「アントラ―」といい、鹿島アントラーズの

 

名前の由来にもなってるそうですサッカー

 

神話の国譲りのときに、

 

天照大御神のご命令を武甕槌大神へ伝えたのが

 

天迦久神(あめのかぐのかみ)で、

 

鹿の御神霊とされていることから

 

鹿は鹿島神宮のお使いになり、

 

かつては“香島”と書いていましたが

 

“鹿島”とになったといいます。

 

 

藤原鎌足以来、中臣氏から分岐した“藤原氏”は

 

鹿島大神の御分霊を奈良に遷し、

 

藤原氏の氏神『春日大社』を創建しました。

 

 

鹿島神宮から御分霊を遷すときには

 

鹿の背に御分霊を乗せ、多くの鹿を連れて

 

奈良まで行ったそうです。

 

 

常陸国風土記は、常陸国司であった

 

藤原宇合(鎌足の孫)によって

 

完成されたとする説が有力だったり、

 

 

鹿嶋市のとなり神栖市の息栖神社は

 

右大臣 藤原内麻呂によって遷座されていたり、

 

 

藤原氏の始祖 中臣(藤原)鎌足は

 

大和国生まれで、奈良県の明日香村に

 

生誕の地がありますが、

 

鹿嶋市にも鎌足誕生の地という神社があり、

 

平安中期の歴史物語『大鏡』に「鎌足は

 

鹿島神宮の鎮座する地で出生した」と

 

あるなど、鹿島の地には藤原氏の名前が

 

多く見られます目

 

鹿園のそばに『さざれ石』が祀られていました。

 

 

中臣(藤原)鎌足は

 

中大兄皇子(天智天皇)とともに

 

天皇中心の中央集権国家建設を

 

目標にした“大化改新”の中心人物。

 

 

白村江の戦いで唐・新羅軍に大敗したあと、

 

天智天皇は積極的に大陸の制度を導入して

 

政治の刷新をはかり、戸籍を整理して

 

徴兵や税を一点に集中させる

 

中央集権国家を作りました。

 

 

さらに大国と肩を並べるため

 

しかるべき国家神話も作られたといいます。

 

 

しかし何百年も続けていた権利や権益を

 

国に吸収されることは、地方の豪族にとっては

 

嫌なことだったので、

 

 

古事記・日本書紀は

 

大和政権が中央集権国家を作る

 

その正当性を示すもので、

 

神話の、出雲での国譲りが

 

「平和的な話し合いで天照大御神の御子たちに

 

国が献上された」というのは、

 

自分たちの国を守りたい地方の豪族との間に

 

本当は戦いがあったかもしれないけれど、

 

国家改造を出来るだけ穏便に進めたいという

 

政権側の願いが込められていたのではないかという

 

見方もあるそうです。

 

 

大和政権に服従しなかった“蝦夷”は

 

大化の改新以降は東北にあったそうで、

 

 

鹿島神宮は東国遠征の拠点として

 

重要な祭祀が行われ、蝦夷征討軍は

 

武神である御祭神の武甕槌大神を奉じて

 

東北へ進軍していったといいます(-人-)

 

 

神話で、国譲りが平和的に行われるよう

 

導いた神である武甕槌大神は、

 

政権側が国家平定を行うために

 

重要な神様だったので、東国平定の

 

拠点でもある鹿島神宮に祀られたり、

 

鹿も大和政権との深い繋がりを

 

示すものになっていったのかなと思いました馬

 

 

徳川家康公が奉納したという『奥宮』

もとは本殿でしたが、新しい本殿が奉納されたので

 

奥に遷されたそうです。

 

こちらも後ろに木が立っていました。

 

 

『御手洗池』

古くからの禊の場で、1日400キロリットル以上の

 

清水が湧き出しているそうですみずがめ座

魚が泳いでいましたうお座

 

有名な『要石』

鹿島神宮の大神が降臨した御座とも、

 

地震を起こす大ナマズの頭を押さえている

 

鎮石とも言われる霊石だそうです。

『水戸黄門仁徳録』に、家来に掘らせてみたが

 

「七日七夜掘っても堀きれず」との記述がある

 

かなり巨大な石だといいます。

 

鹿島神宮は、外海から

 

広大な内海(香取の海)への

 

入り口に鎮座し、森には鹿がたくさん棲息して

 

湧水もあり、豊かな緑があり、霊石もあり、

 

自然信仰の地でもあったのかなと思いましたクローバー


 

常陸国風土記には「土地広く、土が肥え

 

海山の産物もよく採れ、人々豊かに暮らし

 

常世の国のようだ」と記されているそうです。

 

 

同じ北海道出身で、茨城に住む

 

Nちゃんに会いに行ったとき電車

 

Nちゃんが海の幸のランチをごちそうしてくれ割り箸

 

茨城のお菓子屋さんのラスクをお土産にくれ食パン

 

「茨城愛がすごいでしょ」と笑って話していました。

 

住んでいる人が好きなんだから、

 

本当に良い土地なんだなと思いました晴れ

 

 

Nちゃんごちそうさまでした。どれも美味しかったです音譜

 

教えてくれた蔵前駅近くのリボン屋さんにも

 

行けましたリボン色々どうもありがとうm( _ _ )m

 

船 船 船

 

神宮が外海と内海の間に位置しているので、

 

シーブルーカルセドニーでブレスレットを作りましたパー

薄い水色のさざれ石を合わせました宝石ブルー