2012-01-26 19:41:32
トマトとアボガドのサラダ
テーマ:野菜メインニュージーランドに、
西海岸から東海岸までの約243kmを、
バイク(自転車)+トレッキング+カヌー+マラソンで一気に横断する
[Coast to Coast]と呼ばれる鉄人レースがある。
今年がちょうど30周年にあたるらしい。
そのコースをアレンジして、マラソンではなくカヌーで海へ抜ける「計画」を隊長が立てた。
その「計画」の発表の場は、部室と呼んでいる、
いつもの「恭恭」(きょんきょん)の個室ではなく、
新橋高架下の「和民」であった。
60kmのバイク(自転車)、40kmの沢登り、143kmのカヌー(ワイマカリリ川/4級の瀬が連続する渓谷を抜けて大平洋に注ぐ川)
「計画」を聞かされた隊員たちは、
3級のショットオーバー川やクレアランス川でさえ壊滅的打撃を受けた忌まわしき過去を思い出し、
(ニッージーランドの4級というレベルは命の保証がない難易度。
日本最強の吉野川でも3級になる)
ほぼ全員が、この話は聞かなかったことにしようと無視。
挙って別の話題に雪崩れ込んだのだった。
伝説的な転覆隊の馬鹿騒ぎが、「和民」で炸裂。
「そこの学生さんたち、もう少し静かにして欲しい」
ほかのお客様からクレームがきています。と、店長に水を差される。
山手線と京浜東北線が行き交う高架下の「和民」で、騒がしいとのクレーム。
しかも学生に間違われた。
誰がクレームをつけたのか?あたりを見回していたら、
睨んだわけでもないのに若いサラリーマンの一団が目線を外し、早々に店からいなくなった。
たぶん、怖くなったのだろう。
隊長の「計画」は無視され、
「計画」は「計画」倒れになるかにみえた。
正月早々、なにが悲しくて、ニュージーランドまで行って、
肉体の限界に挑まにゃならんのか?微塵もその動機が見いだせない。
ワシも、この変なトライアスロンには何の魅力も感じなかったが、
年始からの10日間は転覆隊のために空けていたので暇だし、
ステーブ・ジョブズの言葉 Stay hungry,Stay foolish. を思い出し、
また、裏で尽力してくれているタツ(ニュージーランド支局長)と美穂(タツの嫁さん)さんに会いたくて、
行くことに決めた。
結局、意地になった隊長が1ヶ月かけて勧誘しまくり掻き集めたのは、
ワシも含めてたったの4人だった。
2012年1月。
●出発地点のクマラビーチ(西海岸)隊長以外の3人は寝不足で、ヘロヘロの二日酔いだった。
1/4クライストチャーチ到着。
タツと全行程の打ち合わせ、食材の買い出し、ホテル泊。
テイクアウトのタイ料理をつまみにニュージーランドワイン(ピノノワールの銘酒)を飲みに飲んだ。
特に同室になったワシ(チャーミー坂井)と軍曹朝比奈、パンパース横森(新人)は、
軍曹が結婚の許しを請うために、親父さん(義父)と初対面した時の話で盛り上がり、
軍曹の名である「勇」の3段活用
「勇む」「勇まれ」「勇まんか」に花が咲く。
年収を聞かれて、「すくないなぁ~~~~っ」
と、親父さんに言われた時、なぜ黙って頭を垂れるのか!?
「あんたが美和子(軍曹の妻)にナメられてんのは、そこよ!」
「そこで、勇はなぜ、勇ま~~~~~~~ん!」
初対面の男に年収を聞いて、
「、、、、、、、、、少ないなぁ~っ、、、、」なんて言う
「下品な仕打ちに、毅然と刀を抜くのが勇やろが~っ!」
あんたに「勇」と名付けたお母様は、
人として勇気を持たなければならない局面でこそ、
立ち上がって欲しいとの願いを込めて「勇」と名付けたのだと思いまあす。
「あんたは、お母様の願いに答えとらんね~~っ」
「勇のくせに、何故勇ま~~~~~~~~~~ん」
「あんたは親不孝しとるよ、、、、、、、勇くん」
「勇」「勇まれ」「勇まんか~~~~~~~~!」
「年収は、、、、確かに、今は、十分な「量」が確保できていないことは承知しております。
が、
男の価値は年収だけではありませんよ、父さん」
「自分の“なに”を売ってお金を得ているのか?その質こそが問題なんじゃあないでしょうか?」
「私はプロデューサーとして“余人には換えられない情報”を売って
お金に換えております。そして、この仕事には未来があります」
と、毅然とするのが勇やろが~~~~~~~っ!
パンパース横森は寝ながらも、同意を求められると、
「勇は、もっと勇むべきだと思いまあ~~~~す」
などとグラスに注がれるピノノワールの一気飲みを繰り返し、
とうとうベッドへたどり着けぬまま床で翌朝を迎えたのだった。
軍曹も移動中のクルマのなかで、昨夜のピノノワールをマーライオンする始末。
●山小屋でのスナップ。この後、ワシ(チャーミー坂井)は隊長から一口もらったカップヌードル/カレーに歓声をあげることになる。これも無敵の味。他国のカップ麺では、ここまでの感動はない。圧倒的で、独立排他的な味。
2日目のトレッキングは、
ガイドもなく10時間以上歩きっぱなしで未知の山小屋にたどり着かなければならない。
トイレットペーパーの芯の厚紙さえ抜いて行くほどの行程である。
食料として持ったのは全て個人装備の非常食。
そのなかにみんなで食べるための、1個のトマトとアボガドペーストを忍ばせておいた。
それは標高1000mの高地の、抜けるような空の下で炸裂した。
無敵のサラダ。
坂井家3大サラダの筆頭がこのサラダだったが、
10時間のトレッキングがアボガドをペーストにするという進化を促した。
「うわーーっ、なにこれっ!」
「今まで食ったトマトのなかで一番うまいよーーっ!」
「なんちゅう相性!
合うなーーっ!トマトとアボガド」
カーマインとサップグリーンの決定的交差。
軍曹朝比奈に言われるまでもなく、
つくった本人が、空に抜けて行くフォルティシモの感動のなかで、そう思った。
●ワイマカリリ川は、蓋を開けてみればアドレナリンが出るような瀬は少なく、途中で本流
の水量がなくなり「川の終わり」に遭遇してしまう始末であった。

1:トマトは完全に熟したものを使う。へたを取り除き、1/4に切る。
2:アボガド、EXVオリーブオイル、柚子胡椒を混ぜてクリーム状にする。
ワシは「バーミックス」を使ってますが、ミキサーでも、もちろん出来るはず。
フードプロセッサーではクリーミーに混ざらない。
3:クリーム状になったアボガドをトマトに盛る。
(3人分)
トマト(完熟小ぶり): 4個
アボガド: 1/2個
EXVオリーブオイル: 小さじ1
柚子胡椒: 小さじ1










