「夫婦世界旅行―妻編」は中断中。

3月末に訪れた京都の旅行話です。
嵯峨野の念仏寺を満喫して、京都の中心部へと戻りました。


2009年桜旅行20御苑の彫り込み松?


さて、お目当てのお寺は一通り堪能し、あとはなるべく京都駅近くで散策ということになった。
4月イッピ、満開の桜にはまだ早かったので、せめて一番咲いている所……ということで、京都御苑へ行ってみた。

京都御所に行ってみたかったが、それは予約を入れないとダメだとわかり、あっさり諦める。ハートブレイク


京都御苑はひろびろした公園であった。
大木が多く、桜は降る様に咲き、美しかった。キラキラ
朝の冷たい雨など嘘のように穏やかな陽よりになり、
御苑内はのどかなムードに満ちていた。晴れ

夫婦世界旅行-妻編-御苑の桜


一番印象的だったのは、この松(?)の木。(違うか? 未確認なり。σ(^_^;)あせる木肌がマツボックリみたいだから松かと思った。)

夫婦世界旅行-妻編-松?



幹の表面には彫りこまれたように亀裂が走っている。
まるで彫刻された木のようだ。キラキラΣ(・ω・ノ)ノ!

夫婦世界旅行-妻編-幹



御所だか御苑だかの石垣を、掃除している人がいた。えっ
数人の女性。おそろいのユニフォーム。

夫婦世界旅行-妻編-石垣掃除隊


石垣もやはりコマメにメンテナンスされているから、美しいんだね。(。-人-。)

タクシーの運転手さんによると、
御苑などの石垣は京都府の責任になるけれど、
御苑の石垣は宮内庁だかなんだかの管轄になったりして、
色々面倒なのだそうだ。
そりゃ、面倒そうだ。(=◇=;)



最後に、錦市場で降ろしてもらう。
(嵯峨野嵐山から清凉寺、化野念仏寺、愛宕念仏寺、御苑、錦市場、ここまでで3時間のタクシーの旅であった。車

市場のどこだか、タクシーが止まってくれたところの丁度前にある店が
豆腐ドーナツの店で。

店先で次から次へと一口大の豆腐ドーナツが揚げられていた。
おいしそうなので食べてみた。
揚げたての熱々をほふほふ頂く。
見た目通り、美味しかった!ニコニコ

市場の通りは、京都の台所の名の通り、京野菜が色美しく並んでいた。キラキラ

夫婦世界旅行-妻編-錦市場

とにかく人でごった返していて、人ゴミの苦手な私はゆっくり買い物をする気にならない。ガーン
京都の人々はこんな混んでいる市場で、いつも買い物をしているのだろうか?


かと思うと、とんと客が寄らない店もあり、それはそれで入りづらく、人波に押されるようにただただ歩くだけであった。あせる


結局昼を食べ損ない、豆腐ドーナツしか食べないまま、帰りの新幹線までに食事できるほどの時間もなく、駅構内のカフェに入ってお茶をする。コーヒー

パイ専門店らしく、どのパイも美味しかったが、パイ1切れ850円、飲み物を合わせると、ちょっとしたランチが食べられてしまうほどの値段にびっくり!( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚

(これだけ高い料金を払ってまずかったら怒っちゃうぞ!と思うのだが……。しょぼん

夫婦世界旅行-妻編-マンゴーパイ


夫婦世界旅行-妻編-イチゴパイ






ま、今年も楽しくみんな元気にお花見旅行が出来て、ありがたいことであった。
ありがたや、ありがたや。

夫婦世界旅行-妻編-石仏8




         おしまい 
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3月末に訪れた京都の旅行話です。
念仏寺をやっと出ます。
実際にかかった時間はさほどでもないのに、日記にするとカクも長い!A=´、`=)ゞ



2009年桜旅行⑲愛宕念仏寺(オタギネンブツジ) その5


さらに行くと、またもパッとしない小さなお堂らしきものがあり、小ぶりの観音像が祀られていた。
「祀られていた」というより、「置かれていた」って感じ。えっ

夫婦世界旅行-妻編-ふれ愛観音


しかも、
緩いっ!Σ(~∀~||;)
こんな緩い観音様、初めてみる気がする!(=◇=;)
狸顔である。
ぼんやり開かれた目が澱んで見える。ダウン
金色も、絵の具で塗っただけなのか?って感じで、ダウン
人々が多く触れるのであろう顔や胸や膝の辺りは銅色が露出している。ダウン
もしかして、羅漢同様、この観音様も信者が素人ながらに作ったものではなかろうか?はてなマーク
(だとしたら、「よくできている」と言えるかもしれない。)


奥の壁面に、薄っぺらいベニヤ板のような木片に、達筆とも思えない字で、なにやらびっしり書かれていた。

夫婦世界旅行-妻編-説明板

『フレ愛観音ノ功徳』

コノ観音サマハ 手デ触レラレルコトヲ 喜コンデ下サル仏サマデス
目ノ見エル人モ 目ノ不自由ナ人モ 自由ニ触レテ下サイ 
観音サマノゴ慈愛ガ キットソノ人ノ手カラ 心身ニ伝ワッテキマス 
身体ノ悪イ方ハソノ痛ム箇所ト同ジトコロヲ 
心ノ悩ム方ハ観音サマノ胸ヲ
願イコトヲ祈ル方ハ観音サマノ頭部ニ
触レテ下サイ、
コンナ私タチノ願イヲスベテ暖カク聞イテ下サルノガコノ観音サマデス  
             愛宕念仏寺
 



「触れ合い」の「合い」に「愛」をかけて、「ふれ愛」……。ドキドキ
なんともお気楽なネーミング。にひひ


しかし、
気休めには違いなかろうと思うが、
願わずにはいられない。(。-人-。)
祈らずにはいられない。(。-人-。)


私の中にくすぶっていた願いを
観音さまに託す。
治してくださいっ!(。-人-。)
この時ばかりは真剣に願う。ドキドキ(●´ω`●)ゞ


両目を……。パー
耳を……。パー
喉を……。パー
胸を……。パー
左腕を……。パー
念じながら触れていく。パー

それから、それから、え~っと、
ついでに、膝もね。パー

え~い、念の為、全身触っておこう!あせる
さわさわ、さわさわ。パー
どうか、どうか……。(。-人-。)


目をつぶり念じながら触る。
手の平にはただ観音像の金属質(?)な肌合いが伝わってきただけではあったが、
とにかく祈る。
観音様の慈愛」の手応えはよくわからないが、
なんとなく手の平から私の祈りが観音様に伝わるような気はしてくる。
気は心だ。ラブラブ


一通り心行くまで触り終わったら、ふと観音様の足元に百円玉が一枚置かれているのが目に入った。えっ
私以外にも、誰かここでお祈りをしたんだね。
あ、姉か! (^^ゞ


愛宕念仏寺を訪れているのは、姉と私の二人以外誰もいないようだった。(母は歩きつかれたので、タクシーの運転手さんと一緒にタクシーで待機していた。)
先を行っていた姉が、ここに100円お布施していったに違いない。
どれどれ、私もお礼に……と、100円置いて、回れ右してお堂と出ると、お金
入るときには気づかなかったが、お堂の前に“俄か作りのポスト”のようなものが立っており、えっ
そのポストはどうやらお布施(お賽銭)を入れる箱らしかった。サーチ


コーンフレークの箱ほどの大きさの、ただの木の箱に、ポストのように口が開いている。( ̄□ ̄;)
なぜこんな見苦しいものをわざわざここに作ったのだ? と考えると、
今、観音様の足元にそっと置かれている100円玉硬貨2枚が俄かに不安になった。むっ

ここにこうして置いておいて、後で来た参拝客がちゃっかり頂いちゃうことがあるのだろうか?
だから、わざわざこんな“賽銭ポスト”を設置したのだろうか?| 壁 |д・)

しばし悩み、観音様の足元の200円を、賽銭ポストに入れ直す。
底の方に僅かに数枚溜まっているらしい硬貨の上に200円が落ちる音が一~二瞬間後に響く。
……これで安心と思う反面、どこか興ざめな気持ちになるのであった。オバケ



なんとなく、どことなく、
安普請というか、
とりあえずどーにかした感の強いお堂やら「ふれ愛観音」やら、行脚僧の像やら……。
どうも寺本然の佇まいがないというか、
体裁ができていないというか……。(・・;)


どこか落ち着かない。
この愛宕念仏寺って、いったい……? 
と、思うものの、
境内を所狭しと埋める数え切れない程の羅漢を見ていると、目

夫婦世界旅行-妻編-石仏1
…………。



夫婦世界旅行-妻編-石仏2
…………。




夫婦世界旅行-妻編-石仏8
ま、いっか! という気になるのであった。( ´艸`)


愛宕念仏寺。
結局は、素直には絶賛できない、すごく妙~な雰囲気を感じながら、羅漢の悲喜こもごも、自由で人間くさい表情に会えてよかった! と思えたお寺であった。ニコニコ


羅漢さんは「衆生を救う」「修行僧」ということであったが、羅漢は、まんま人間なのではないだろうか?はてなマーク 

今まで目にしてきた羅漢さんは、どの羅漢さんも人間臭く、困ったような顔をしているものが多い気がして不思議だったのだが、それはもしかして、羅漢さんが人間の悩みそのものを受け入れていることを現しているのではないだろうか。!?

衆生と一線を画した「神」的存在ではなく、“一緒に悩んでくれる”ような、“とにかく話を聞いてくれる”ような、“一緒に泣いてくれる”ような、“一緒に笑ってくれる”ような……。
ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ

「人間だもの」と、最後にさらりと言いながら、優しく頷いてくれるような、
なんだか人間臭い「救い」が、羅漢さんなんじゃないのかな?かたつむり


               

PS:           
しかし、今、「ふれ愛観音様」の説明書きを読み直してみて、思う。
「触れろ」「触れろ」と言っているが、
触れたから、その部分が治癒するなどとは何一つ明言していない。
「観音様の慈愛が伝わってくる」としか言っていない。Σ(~∀~||;)
治るのか……?
……。∑(-x-;)

とにかく、少しでもよくなりますように……。A=´、`=)ゞラブラブ


                  つづく
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3月末に訪れた京都の旅行話です。
一風変った念仏寺をうろついてます。



2009年桜旅行⑱愛宕念仏寺(オタギネンブツジ) その4





さらに山を登る。
境内の中には、平な地面にはもちろんだが、山の斜面にも、羅漢が並んでいる。

夫婦世界旅行-妻編-石仏1


並んでいる羅漢はほんの数体。まだまだ「空き」のある斜面もある。

夫婦世界旅行-妻編-石仏2




山の中腹に立つと、周りを羅漢に囲まれているように感じる。(((゜д゜;)))

夫婦世界旅行-妻編-石仏3

こちらにも羅漢

夫婦世界旅行-妻編-石仏4

あちらにも羅漢

夫婦世界旅行-妻編-石仏5

どちらを見上げても羅漢羅漢羅漢!(=◇=;)


夫婦世界旅行-妻編-石仏6


夫婦世界旅行-妻編-石仏7



苔むし、雨風色に染まった羅漢たちの列に、くっきりと白い羅漢発見。えっ

夫婦世界旅行-妻編-石仏8


これはおそらく最新の作なのだろう。サーチ
真新しいので、まだ苔も付いていない。キラキラ
キラキラ
夫婦世界旅行-妻編-石仏9

でも、表情は、古い羅漢さんととても似ている。
やや落ち着いた穏やかな微笑みを湛えている。(‐^▽^‐)
この新しい羅漢さんも雨風に洗われて、やがて周りの羅漢さんと同じように苔を纏っていくのだろう……。

なんてことを思って、羅漢に夢中になっていたら、すぐそばに金色(?)の立像があることに気づく。えっ

夫婦世界旅行-妻編-行脚僧?


行脚姿のようだが、どなたを現したものなのか、わからず。
しかし、位置的に、周りの羅漢たちに囲まれていて、
この立像に気づいた途端に、
まるで羅漢たちがこの立像を取り囲んで法話を拝聴しているかのように見えてきた。ヽ((◎д◎ ))ゝ

夫婦世界旅行-妻編-石仏10


なにか飲まれるような気持ちになって、
さらに行くと、
すすぼけたようなお堂あり。えっ

夫婦世界旅行-妻編-本堂


苔こそむしていないが、これも風雨に晒され、木肌も艶を失い、精彩がない。
しかし、これが実は重要文化財の「本堂」だった!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

鎌倉様式の美しい曲線をとどめています。」って、どこがだ? ( ̄_ ̄ i)
外側から拝見しているだけでは分からなかった。
堂中には、ご本尊「千手観音」が祀られているらしい。



緑なす苔を纏った羅漢は古びていても美しげだが、苔というよりカビと見える薄青いホヤホヤを点々と生やしている羅漢もある。もしかしたら鳥の糞か? ∑(-x-;)

剥げかけた緑青のような……。石肌は灰青白く、爛れたように変色して見え、ちょっと羅漢さん、皮膚病か?って感じである。(ノ_・。)

場所によって、湿り気が違い、生える苔の種類や生え具合が違うのかもしれないね。

夫婦世界旅行-妻編-ガビガビ石仏1

夫婦世界旅行-妻編-ガビガビ石仏2


                       つづく
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3月末に訪れた京都の旅行話です。
嵯峨野にあるどこか他の寺と様子が違う寺、愛宕念仏寺。
細かく分けてアップしてきたけど、飽きてきた。
とっとと終わらせたいっ!(勝手に終わりやがれ、って話だけどさ。ヽ(;´Д`)ノ)



2009年桜旅行⑰愛宕念仏寺(オタギネンブツジ) その3



タクシーの運転手さん曰く、
誰でもこれら石仏は彫れるらしい。
2~3日、ときには1週間以上通って彫り続ける人もいるらしい。(=◇=;)


みなさん、思い思いに彫るのであるね。ラブラブ


夫婦世界旅行-妻編-石仏1


石の塊が一律に揃っているから、こんなにたくさんあっても、整然と並んで見えるんだね。キラキラ
申し込めば、“羅漢彫り用の石”を頂けて、好きに彫れるのだろうか?音譜
一体の石のお値段や、いかに? お金
これらの石はどこから調達しているのやら?!?
と、つい下世話なことが気になる私であった。(^^ゞ


夫婦世界旅行-妻編-石仏2


境内は山になっていて、階段が多い。(たいしてしんどいものではない。)

少し登っていくと、山から滴り落ちてくる清水だろう、ささやかな滝のようになって、静かな水音を立てていた。汗

夫婦世界旅行-妻編-清水?

写真を見ると、岩の上になにやら妙なものが見えるが、これが何だったか、全然思いだせない。
先を急ぐ姉を追いかけて、駆け上がった所にあったので、この水場をじっくり見ることなく、あたふたと写真だけとったのであった。別に顔が映っているわけではない(……と思う)。あせる


その小さな水場(池?)の脇に赤い前掛けをしたお地蔵様(?)が数体。
寺中羅漢に埋め尽くされているのに、ここだけは赤い前掛け。はてなマーク
ここだけは、なにか特別なのかもしれない。

夫婦世界旅行-妻編-水辺のお地蔵様?


山の裏側は通りに出られるようになっていた。
アスファルト道路と寺が、羅漢たちによって区切られているだけ。
羅漢の後ろはすぐ道路。
現実の世俗世界と“ボーダレス”な感じ。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

夫婦世界旅行-妻編-ボーダレス


さらにやや登ると、小さなお堂の天井から細長い鐘が3つ下がっていた。ベルベルベル
鐘の中央に“鐘撞き”がぶら下がっている。
これ1つでどの鐘も打てるようになっているんだろうね。
“鐘撞き”からは、「ここを握って引くんだよ!キスマーク」 と、誘惑するように紐が垂れていた。( ´艸`)

夫婦世界旅行-妻編-三宝の鐘

「鐘を撞いてはいけない!」という注意書きも出ていないし、
いいのかな? いいよね? と、ラブラブ
“鐘撞き”をそっと動かして、まず手前の鐘に軽く当ててみた。ベル

キクワァ~~~~ンンンンンン…………♪

かなり高音の硬質な澄んだ音が鳴り響いた!Σ(=°ω°=;ノ)ノ
でかいっ!
そんなに強く打ったつもりはないのに、すごい反響力だっ!

こっそり打ってみたつもりの私は
ワタワタと慌てた。
思わず鐘を抱きしめて音を消したいほどであった。(→o←)ゞ


身を固くして辺りの様子を窺う。耳
寺の誰かが咎めに来る気配はない。チョキ
ほっ……。


“鐘撞き”を三角を描くように回して、3つの鐘を続けざまに鳴らしてみたかったのだが、1つでビビッて、いそいそ退散。オバケ


寺の鐘はいままで何度か打ったことがあるが、大抵は低くくぐもった音が多かったのだ。
こんな高音の鐘は初めてであった。(;´▽`A``

後でパンフレットを読んだら、これは「三宝の鐘」なるもので、
仏法僧の三鐘とし、その音律によって仏の心を自然界に伝えています。」とのこと。メモ

私が叩いた鐘は「仏・法・僧」のいずれだったのだろう?はてなマーク
知る由もなし。┐( ̄ヘ ̄)┌

ちょっとしたいたずら心で鐘を撞いてしまった私は、「仏の心」など聞き取る余裕もなく、すたこらさっさと逃げ出した情けない奴だよ……。(ノω・、)
人間、常に心してないと、大切な声を聞き逃すものだ……。
いや、あの高く響く一声に、「こりゃ、いたずらばかりしてるでないぞ!」という「仏の心」を聞いたのかもしれない?ガーン


                 つづく
「夫婦世界旅行―妻編」は中断中。

3月末に訪れた京都の旅行話です。
嵯峨野にあるもう一つの念仏寺にも行ってみました。

2009年桜旅行⑯愛宕念仏寺(オタギネンブツジ) その2



愛宕念仏寺(オタギネンブツジ)とは、もともと、この化野(アダシノ)に存した寺ではなかった。えっ


夫婦世界旅行-妻編-石仏8


なんともユーモラスな石仏が勢ぞろいしている上に、それらを「羅漢」などと称し、ナオカツ、もともと化野にあった寺でないとわかると、もしかして愛宕念仏寺って、ふざけた寺なのかな? 面白おかしい仏像で観光客を引き寄せているだけの寺なのかな? と思いかけたが、この寺の変遷を調べると、寺を再興することに対する静かな感動さえ覚えてしまった。(ノω・、)ラブラブ


夫婦世界旅行-妻編-石仏1



お寺でもらったパンフレットやガイドブック、その他ネットの色々なサイトを読んでみると、大要は同じなのだが、細部の表記が微妙に違う。∑(-x-;)


「違う」というより、その一言を説明文に加えるか削るか、という違いなのだが、そのことが書いてあるのとないのとでは、随分読む側の受け取り方が違う。(((゜д゜;)))
そのことをとても感じた愛宕念仏寺であった。



一言で言えば、
もともと別のところに建立されていた愛宕寺(オタギジ)だが、興廃を繰り返し、化野(アダシノ)の地に移転され、今に至る……ちゅーことなんだけれども。DASH!




大筋をまとめてみる。説明者によっては明記されていない部分を《 》で括ってみた。あせる



奈良時代末、(ガイドブックには「奈良時代以前に建立」とされている。これはおかしいね。むっ

稱徳天皇(ショウトクテンノウ764~770)により、京都の東山の方《(山城国)の愛宕(おたぎ)郡に》愛宕寺として建立された。アップ

しかし、平安時代初期、《すでに荒れ寺となっていた上に》 《鴨川の》洪水で堂宇が流出、廃寺となる。波

(耳慣れない「堂宇(=寺の建物全体のことらしい)」という言葉を、なぜ皆がこぞって説明文に入れているのか、ちょっと不思議に思うのは私だけ? 一言、「寺が流された」で、済ませられそうに思うのだが。むっ

氾濫した川の名前が分かると、「洪水」という災害がリアルさを増して感じられるね。叫び

そして、また、あの一見穏やかに見える鴨川が、寺1つをつぶすほどの洪水を起こしたことがあることに驚きを禁じえない。

しかし、鴨川は古来氾濫を繰り返す暴れ川だったらしい。それならば、下賀茂神社とか上賀茂神社の方が流されてしまいそうだが……。 むっ(鴨川=加茂川=賀茂川なり)




そこで、《醍醐天皇の命で》、《天台宗の僧阿闍梨伝燈大法師(アジャリデントウダイホッシ)千観内供(センカンナイグ)(818-984)によって》、《今度は京都の六波羅密寺近くに》再興された。アップ


《これで天台宗比叡山の末寺となり等覚山愛宕院と号した。》
ご大層な名前になったもんだ。ショック!


千観は《生涯仏名を唱えて絶えることがなく=》念仏を唱えて、《念仏上人と言われて》いたので、寺も愛宕念仏寺と呼ばれるようになった。ドキドキ



その後、興廃を繰り返し、大正《11年(1922年)、堂宇の保存とあたご山との信仰的な関係から》、当地(化野)に移築された。ダウンアップダウンアップ



《しかし、あまりの興廃ぶりだったので、再興に失敗。》ダウン



《昭和56年(1981)、寺門興隆を祈念して、境内を羅漢の石像で充満させたいと発願し》、《素人の参詣者が自ら彫って奉納する『昭和の羅漢彫り』が始まった。 (当初、500体目標)》グー

夫婦世界旅行-妻編-石仏2

夫婦世界旅行-妻編-石仏3

夫婦世界旅行-妻編-石仏4



《10年後、平成3年に「千二百羅漢慶法要」を厳修した。》クラッカー

夫婦世界旅行-妻編-石仏5

夫婦世界旅行-妻編-石仏6



つまり、1200体もの、かなりお茶らけて見える石像は、寺の復興を目指したお坊様たちと信者(?)たちの願いが込められているのだ。

荒れ果てて、どーにもならん!ってな寺だったから、これほどにふざけた“ナンデモアリ羅漢”たちが並び、その自由さが、次々とユーモラスな羅漢を生んだのだろう。(-^□^-)

人々の復興を願う気持ちや、自ら仏を彫るというありがたくも楽しい気持ちが移っているから、1200体の羅漢はかくもアッケラカンとしているのかもしれない。о(ж>▽<)y ☆




参照:
ウィキペディア「愛宕念仏寺」
愛宕念仏寺縁起



おまけ:

開基、稱徳天皇って、聖武天皇の長女で、「初の女性皇太子」だって。へぇ~! だ。(=◇=;)
そんなお寺がなぜ興廃を繰り返したのだろう? ちょっと腑に落ちないものを感じるが。あせる



                       つづく