からっぽ

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からっぽ


なしなしなしなし、なにもなし
空っぽの抜け殻
ひっくり返って死にいく蝉
ジジジと弱りいくその羽音は
自らの弔いの歌
歌い終わるとき命はゴミに変る
空っぽのブラックホール
空っぽのメイルボックス
空っぽの胃袋
いっぱいのゴミ箱に思い出は溢れている
空しい羽音
空っぽの空
次々に湧く雨雲
青空は見えない
青空はある。けれど、
確かにそれは雨雲の向こうで輝いているのだろうけれど、
雨雲の下にいる小さな腐れ葉っぱに青空が見えないのは
確かな現実というもの
陽が注がれないのも
雨に打たれすぎて根が腐るのも
事実
虫が湧く虫がタマゴを産む虫が孵る
蝕まれていくのは葉よりも芯
実をつけることなく葉は枯れ、根は腐る
夢は雨雲の向こう
訪れることのない夏
立つことなく流れ去った入道雲
さらば夏
さらばされ
わたしには夏を招くことも、引き止めることもできない
夏は抜け殻だけを残し
消えた


ガックリ
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私のまちがいだった?

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私のまちがいだった

私のまちがいだった

こうして 草にすわれば それが わかる




この世に詩人は星の数ほどいて、キラキラ
詩集まで出ている詩人だって、腐るほどいる。うんち
素敵な詩も、出会い切れないほどある。ベル
どんなにすばらしい詩でも、それに出会ったときのこちらの心持でラブラブ
うっかり受け止めそびれるときもある。ダウン
だから、
古今東西の詩の中から、心に響く一片の詩行に巡り合うのは
もう宿命のようなものだ。クラッカー


昔、この詩行を読んだとき、ぎくりとした。Σ(゚д゚;)
深夜、谷川俊太郎の詩を読んでいるときだった。
谷川俊太郎はすぐ次の行に、この詩行が引用であることを明かしていた。
谷川俊太郎がわざわざ引用する詩人?えっ
一体誰なのだ? 
と調べたら、八木重吉(やぎ じゅうきち)だと知れた。サーチ


それまで聞いたこともなかった詩人だった。
しかし、全集(全3巻)まで出ていた。本本本



全文を紹介しよう。メモ



(草に すわる)
                            八木重吉


私のまちがひだった
私のまちがひだった
こうして 草にすわれば それが わかる
この 草は しづかだもの

          (『秋の瞳』「草にすわる」初稿)




この詩に出会ったときから、20年以上経つが、時計
今更ながら
この詩を思い出す。得意げ


昔も今も、
私には座る草地がない。
私には静かな草がない。
静かな草にすわることができない。ガーン


だから、わからない。
私のまちがいだったのか。
私はまちがえようとしているのか。
それとも、正しいのか。!?オバケ





もう一篇、紹介。メモ



    (鳩が飛ぶ)


秋の空を 鳩が とぶ
それでよい
それでよいのだ
わたしも そのように 秋を生きたい

                      (『秋の瞳』「鳩が飛ぶ」初稿)






それでよい
それでよいのだ

……だれかにそう言ってほしい。
思いのままに飛んでみろと。
ただ それで よいのだ と。チョキ

だれも言ってくれないから、
自分で考えねばならない。
考えると飛べない。ガーン

羽をちょっと動かしてみようか。
羽ばたいて、あの空を
ただ 飛んでみようかドキドキ
心のままに
生きるままに
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砂漠へ……

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PCはまだまだ故障中。「夫婦世界旅行―妻編」中断中。

で、今日も迷走中



ランボー、砂漠を行く――アフリカ書簡の謎
(鈴村和成:著・岩波書店)を読んで (>w<)



他愛もない会話が、あなたとなら楽しい。

ありふれた言葉があなたの言葉となると

特別な言葉になる。

その言葉たちが私を喜ばせ、また、悲しませもする。



……今はただ、あなたに逢いたい……。




砂漠に行くっきゃないね。オバケ





ダ・ヴィンチ・コード』(下巻)に確か、

盲は自分の見たいものしか見ない」……えっ

みたいなことが書いてあって、ぎくり! としたけれど、
ほんまや!
爆弾
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何やってんだ?

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PCは故障中。データ消失中。で、「2001年夫婦世界旅行―妻編」中断中。(読んでみようかなと思ってくださる方はpart1 こちらです。)

で、埒もなく、昔のノートなどひっぱりだして眺めてます。




無題

差し出した手の平が白々と網膜に張り付いていた。太い指が5本もグロテスクに何かを掴もうと蟹の足のように折れ曲がって凍りついている。どんなものでも鷲掴みにしそうな野太い指が、落ちてくるものすべてを手の平の中に滑り込ませようとしていた。

ところが、目いっぱい広げられた指の隙間から、すべてはボロボロと滑り落ちていくものなのだ。「夢」とか「欲望」とかいう無形のものさえ、ボロボロと音を立てて、鈍い指の合間を通り抜けていった。

私は夢から覚めたように手の平に気がついた。――いったいいつから私はこの手を差し出していたのだろうか。何のために。何を掴もうとして。

青白くふやけた手の平と同じに、見つめる眼球も青白くふやけている。まぶたがひどく重たく、網膜に鈍痛が走る。何かをじっと見つめていたらしい。しかし、何を見つめていたのか記憶にない。誰もいない居間でつけっぱなしにされていたテレビのような虚脱感。無駄な労力を費やしたものだ。

飾らなければ取り出せない言葉。構えばかりの青白い批評眼。

何を求めていたのか。何を望んでいたのか。何一つ思い出せない。

どこをどう歩いてきたのか。どちらへ行こうとしていたのか。いや、今どこにいるのかさえ、私にははっきりと言い切ることができない。

むかーし昔の詩ですが、四半世紀ほど過ぎてなお、全然変わってないじゃん! と我ながらびっくりした。えっ


何やってんだ、私……。ドクロ

ああ おまえはなにをして来たのだと……

吹き来る風が 私に云う          

(by 中原中也「帰郷」)

いつ

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PCはまだまだ故障中。ガーン で、2001年夫婦世界旅行―妻編も中断中。ショック!

で、今日も自爆詩をひとつ。爆弾




いつ


いつだったろう あなたに出会ったのは?

いつだったろう あなたに声をかけたのは?

いつだったろう あなたの言葉に最初にどきりとさせられたのは?

いつからだろう あなたを恋しく思い出したのは

いつまでだろう あなたを恋するのは

いつだろう   あなたを忘れるのは