2011年京都2婆旅行 17 金戒光明寺(コンカイコウミョウジ)アフロ阿弥陀
2011年11月22日(火曜日)、
紅葉には1週間ほど早すぎた京都の旅、2日目の続きです。 長っ!
お寺で売られている絵葉書をチェックすると、
ガイドブックやお寺のパンフなどで割愛されたり、
公開されておらず拝観できなかったりした
そのお寺の“見所”が大体わかる。
で、
土産物売り場で絵葉書を見繕っていて、
「アフロの阿弥陀如来」を発見!Σ(・ω・ノ)ノ!
“衆生をいかに救済できるかあまりに考えすぎて、頭髪が爆発しちゃった”如来様らしい。Σ(~∀~||;)
正式名称は、「五劫思惟阿弥陀如来(ゴコウシイアミダニョライ)」というらしい。
絵葉書のそのお姿は、アフロヘア:顔=11:1くらい?( ´艸`)
大きな頭髪の中に顔がすっぽり埋もれるように収まっている。
頭髪をスポッと外せばそのまま普通のお地蔵様に早変わりしそうな優しげな風貌である。
坊主頭で考えに考え、修行に修行を積んでいたある日、
いきなりBomb! と アフロヘアーに?
などと私はイメージしてしまって、
“アフロ阿弥陀の奇跡”的物語がいかなるものか、
妄想が広がる。
これは拝見しなければっ!( ´艸`)
一通り見学してきて、どこにそんな面白そうな如来像があったのか?
本堂の出口の土産物売り場で、慌てて寺の見取り図を見直す。
わからん……。
係りの人に尋ねると、境内を出て、墓地の中にあることがわかった。
境内を出て坂道を少し下りていくと、左手に墓地があった。
案外参拝の人も多い。
そんなに有名なのか? と気が焦る。
が、
人々は私の目指すアフロ阿弥陀ではなく、
TVドラマで一躍話題の人となった「江(ゴウ)」の供養塔がお目当てだったようだ。
江よりアフロ阿弥陀よ!
教わった辺りを探すと、
(墓地を入って、まっすぐにちょっと進んで、すぐ。奥へ続く階段の脇。)
あったww!
↓
(↑ 五劫思惟阿弥陀如来像)
頭が~Bomb! あふろー!ヾ(@^(∞)^@)ノ
(↑ネットより拝借)
階段の脇のあまりぱっとしない辺りに、
アフロヘアをこんもりさせて、
静かに瞑想しておられる! わっはっは!о(ж>▽<)y ☆
(笑っては失礼なのだろうが、この阿弥陀様を見ると、
まず、わっはっは!と笑いたくなる。)
冗談で作ったのかとも思ったが、
土産物売り場でも、ちょっと説明が施されていたし、
「五劫思惟阿弥陀如来」という立派な呼称があるのだから、
きっとちゃんとした仏像なんだろうなぁ……?
後日調べたら、
やはり、“ちゃんとした”如来さまだった。(^^ゞ
「五劫(ゴコウ)」は落語の「寿限無(ジュゲム)」に出てくる……
「寿限無 寿限無、五劫(ごこう)のすりきれ、
海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、
食う寝るところに住むところ、やぶらこうじのぶらこうじ、
パイポパイポ、パイポのシューリンガン、
シューリンガンのグーリンダイ、
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助」
……の「五劫」なのだそうだ。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
参照:「アフロの阿弥陀」
以下、「アフロの阿弥陀」サイトから引用、紹介させていただく。
↓
「『一劫というのは、三千年に一度、天人が天下って、下界の巌を衣でなでるのだが、その巌をなでつくしてすりきれてなくなってしまうのを一劫という。それが五劫というから、何万年、何億年かかぞえつくせない』
だそうです。
もっともこの「劫」の長さについては300年に一度とか、100年に一度とか、いろいろな説があってあまりはっきりとはしません。
ようするに、気の遠くなるような時間、とだけ理解しておけば良いかと思います。」(以上引用)
天人の衣……おそらく「羽衣」?
向こうが透けて見えるような薄衣って感じ。
それで「巌」を撫でつくして、巌が擦り切れる……。
……んな、馬鹿な~~! とも思うが、γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
微風だって巌を撫で、いつかは風化させていくわけだし、
雨垂れだって巌を穿つわけだし、
“天人の羽衣”は、そうした気の遠くなるような時間と繰り返される微力な自然現象とが編み出すパワーを表わしているのかもしれないね?
んで、
アフロ阿弥陀についての説明 参照:同上
「実は阿弥陀如来、昔はインドの王子でした。
ところが、彼は 世自在王 の説法を聞き、感動し、王位を捨てて出家をしてしまいました。(このへん釈迦と同じです)
しかし、彼の場合、如来になるまでに、無茶苦茶時間がかかったんですね。
その時間、五劫 です。五劫…この時間、彼は、どうしたら衆生救済できるか考え続けたんですね。
その結果、髪の毛が伸び放題になってしまったというわけです。
一見して、アフロのように髪の毛が丸くふくらんでることから、アフロの弥陀…いやいや、五劫思惟阿弥陀如来 などと呼ばれております。」
(以上、抜粋引用。)
ですと。(=◇=;)
なるほど……。
坊主頭がある時突然Bomb!とアフロヘアになったわけではなく、ソレジャ、浦島太郎の宝箱ダガネf^_^;
修行のため髪が伸び放題になってアフロになったとする方が自然だわね。
ワタシノ発想ッテイッタイ……。
って、さらに調べていたら、
この「五劫思惟阿弥陀如来」は奈良の東大寺にもあった。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
(去年、東大寺に行ったのに、全然気づかなかったよ!)
↓
「東大寺秘仏開扉」
「永い間剃髪することもなく座禅・思惟していたので、このような髪形になったという」
と説明されている。 名前ノマンマヤン!( ̄□ ̄;)
やはり、
伸びた髪の毛がアフロになったようだ……。
つまりさ、
この阿弥陀様は、お坊様の姿で修行していたというより、
サドゥだったのね! ア~、納得!笑
(↑ネットより拝借 サドゥ)
東大寺では「秘仏」として“秘蔵”されているようなので、
金戒光明寺のこのアフロ様は、
どこぞの石屋さんが、その秘仏を写して彫ったものに過ぎないのかもしれない。
が、
その表情は優美で、ぽっちゃりと可愛らしく、
なんと言ってもアフロがキュート!о(ж>▽<)y ☆
一見の価値あり!
とにかく、
五劫阿弥陀如来……なんてアフロな如来さまの存在を知れて
面白いことであった。あ~、満足!(-^□^-)
あふろ~!
2011年11月22日(火曜日)、
紅葉には1週間ほど早すぎた京都の旅、2日目の続きです。 長っ!
お寺で売られている絵葉書をチェックすると、
ガイドブックやお寺のパンフなどで割愛されたり、
公開されておらず拝観できなかったりした
そのお寺の“見所”が大体わかる。
で、
土産物売り場で絵葉書を見繕っていて、
「アフロの阿弥陀如来」を発見!Σ(・ω・ノ)ノ!
“衆生をいかに救済できるかあまりに考えすぎて、頭髪が爆発しちゃった”如来様らしい。Σ(~∀~||;)
正式名称は、「五劫思惟阿弥陀如来(ゴコウシイアミダニョライ)」というらしい。
絵葉書のそのお姿は、アフロヘア:顔=11:1くらい?( ´艸`)
大きな頭髪の中に顔がすっぽり埋もれるように収まっている。
頭髪をスポッと外せばそのまま普通のお地蔵様に早変わりしそうな優しげな風貌である。
坊主頭で考えに考え、修行に修行を積んでいたある日、
いきなりBomb! と アフロヘアーに?
などと私はイメージしてしまって、
“アフロ阿弥陀の奇跡”的物語がいかなるものか、
妄想が広がる。
これは拝見しなければっ!( ´艸`)
一通り見学してきて、どこにそんな面白そうな如来像があったのか?
本堂の出口の土産物売り場で、慌てて寺の見取り図を見直す。
わからん……。
係りの人に尋ねると、境内を出て、墓地の中にあることがわかった。
境内を出て坂道を少し下りていくと、左手に墓地があった。
案外参拝の人も多い。
そんなに有名なのか? と気が焦る。
が、
人々は私の目指すアフロ阿弥陀ではなく、
TVドラマで一躍話題の人となった「江(ゴウ)」の供養塔がお目当てだったようだ。
江よりアフロ阿弥陀よ!
教わった辺りを探すと、
(墓地を入って、まっすぐにちょっと進んで、すぐ。奥へ続く階段の脇。)
あったww!
↓
(↑ 五劫思惟阿弥陀如来像)
頭が~Bomb! あふろー!ヾ(@^(∞)^@)ノ
(↑ネットより拝借)
階段の脇のあまりぱっとしない辺りに、
アフロヘアをこんもりさせて、
静かに瞑想しておられる! わっはっは!о(ж>▽<)y ☆
(笑っては失礼なのだろうが、この阿弥陀様を見ると、
まず、わっはっは!と笑いたくなる。)
冗談で作ったのかとも思ったが、
土産物売り場でも、ちょっと説明が施されていたし、
「五劫思惟阿弥陀如来」という立派な呼称があるのだから、
きっとちゃんとした仏像なんだろうなぁ……?
後日調べたら、
やはり、“ちゃんとした”如来さまだった。(^^ゞ
「五劫(ゴコウ)」は落語の「寿限無(ジュゲム)」に出てくる……
「寿限無 寿限無、五劫(ごこう)のすりきれ、
海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、
食う寝るところに住むところ、やぶらこうじのぶらこうじ、
パイポパイポ、パイポのシューリンガン、
シューリンガンのグーリンダイ、
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助」
……の「五劫」なのだそうだ。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
参照:「アフロの阿弥陀」
以下、「アフロの阿弥陀」サイトから引用、紹介させていただく。
↓
「『一劫というのは、三千年に一度、天人が天下って、下界の巌を衣でなでるのだが、その巌をなでつくしてすりきれてなくなってしまうのを一劫という。それが五劫というから、何万年、何億年かかぞえつくせない』
だそうです。
もっともこの「劫」の長さについては300年に一度とか、100年に一度とか、いろいろな説があってあまりはっきりとはしません。
ようするに、気の遠くなるような時間、とだけ理解しておけば良いかと思います。」(以上引用)
天人の衣……おそらく「羽衣」?
向こうが透けて見えるような薄衣って感じ。
それで「巌」を撫でつくして、巌が擦り切れる……。
……んな、馬鹿な~~! とも思うが、γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
微風だって巌を撫で、いつかは風化させていくわけだし、
雨垂れだって巌を穿つわけだし、
“天人の羽衣”は、そうした気の遠くなるような時間と繰り返される微力な自然現象とが編み出すパワーを表わしているのかもしれないね?
んで、
アフロ阿弥陀についての説明 参照:同上
「実は阿弥陀如来、昔はインドの王子でした。
ところが、彼は 世自在王 の説法を聞き、感動し、王位を捨てて出家をしてしまいました。(このへん釈迦と同じです)
しかし、彼の場合、如来になるまでに、無茶苦茶時間がかかったんですね。
その時間、五劫 です。五劫…この時間、彼は、どうしたら衆生救済できるか考え続けたんですね。
その結果、髪の毛が伸び放題になってしまったというわけです。
一見して、アフロのように髪の毛が丸くふくらんでることから、アフロの弥陀…いやいや、五劫思惟阿弥陀如来 などと呼ばれております。」
(以上、抜粋引用。)
ですと。(=◇=;)
なるほど……。
坊主頭がある時突然Bomb!とアフロヘアになったわけではなく、ソレジャ、浦島太郎の宝箱ダガネf^_^;
修行のため髪が伸び放題になってアフロになったとする方が自然だわね。
ワタシノ発想ッテイッタイ……。
って、さらに調べていたら、
この「五劫思惟阿弥陀如来」は奈良の東大寺にもあった。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
(去年、東大寺に行ったのに、全然気づかなかったよ!)
↓
「東大寺秘仏開扉」
「永い間剃髪することもなく座禅・思惟していたので、このような髪形になったという」
と説明されている。 名前ノマンマヤン!( ̄□ ̄;)
やはり、
伸びた髪の毛がアフロになったようだ……。
つまりさ、
この阿弥陀様は、お坊様の姿で修行していたというより、
サドゥだったのね! ア~、納得!笑
(↑ネットより拝借 サドゥ)
東大寺では「秘仏」として“秘蔵”されているようなので、
金戒光明寺のこのアフロ様は、
どこぞの石屋さんが、その秘仏を写して彫ったものに過ぎないのかもしれない。
が、
その表情は優美で、ぽっちゃりと可愛らしく、
なんと言ってもアフロがキュート!о(ж>▽<)y ☆
一見の価値あり!
とにかく、
五劫阿弥陀如来……なんてアフロな如来さまの存在を知れて
面白いことであった。あ~、満足!(-^□^-)
あふろ~!