High Fidelity~ふわふわlife~

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元下っ端経営コンサルタントの日々の日記

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先月観た作品ですが、
ペドロ・アルモドバル監督の『私が、生きる肌』です。


ストーリーは以下のとおりです。

天才的な形成外科医ロベルは、画期的な人工皮膚の開発に没頭していた。
彼が夢見るのは、かつて非業の死を遂げた最愛の妻を救えるはずだった“完璧な肌”を創造すること。
あらゆる良心の呵責を失ったロベルは、監禁した“ある人物”を実験台にして開発中の人工皮膚を移植し、
今は亡き妻そっくりの美女を創り上げていくのだった・・・。
(『私が、生きる肌』 フライヤーより)


感想ですが、
巨匠が描く変態(?)の世界に最後まで驚きの連続で、
ある意味衝撃的な作品だなあと思います。
(この作品の印象が強烈すぎたため、その後に観た『SHAME -シェイム-』が薄くなってしまいました)


この作品は予告編の情報のみで鑑賞したのですが、
HPやレビュー情報を覗かないで観たほうがいいと思います。
そのほうが衝撃度が増す気がするので・・・
(そのためあまり詳細なレビューは割愛します)


近年はハズレ作品(個人的に)に出演する傾向が多いアントニオ・バンデラスですが、
今回の異常な形成外科医役では不気味すぎるほどの怪演をみせてくれています。

僕自身はアクション系よりこういうシリアスな感じの作品のほうが彼は合うような気がします。


観終わって振り返ってみると、
何か感銘を受けるようなストーリーではないのですが、
ペドロ・アルモドバルの世界観を楽しむ作品のような気がしました。

まあストーリーは突き詰めるとグロくない『ムカデ人間』のようなものなので(苦笑)


★・・・3.5/5.0








痰がからんだ咳が先週から続いていて、
放置していたら2日前に38.5℃の高熱が出て色々と検査を受けました。


結果、肺炎により右肺部2か所ほど正常に機能していないため、
7~10日間ほど絶対安静となりました。


本来なら入院しなければならなかったのですが、
病院が自分の部屋から徒歩圏内のため
1日2回抗生物質を打ちに通院します。


1週間以上病欠したことなど今までなかったので、
何とも言えない不思議な心持ちです。


ここ1か月バタバタと忙しく、また不摂生な食生活を続けていたので
身体がもたなかったということだと思います。

担当医からも
定期的に運動もしているし、
若い人がなる病気じゃないのになあと言われました。


まあ天から与えられた休息だと思い、
購入して読めなかった本や勉強などを負担にならない程度できたらなあと思います。
更新できなかったブログ記事もアップしていきます(笑)









マイク・ガンサー監督の『セットアップ』を観てきました。


ストーリーは以下のとおりです。

サニー、ヴィンセント、デイヴの3人は、500万ドル相当のダイヤ強盗計画を企てていた。
実行当日、計画は成功したかに見えたが、ヴィンセントは二人を裏切り、ダイヤを持ち逃げしてしまう。
それいによってサニーは重傷を負い、デイヴは命を落としてしまう。
まさかの裏切りに復讐心を燃やすサニーはヴィンセントを追うが、二人には危険な魔の手が迫っていた。
裏社会を牛耳る顔役、ビグスもまた、強盗事件以降、執拗に二人の足跡を追っていたのだ。
降りかかる火の粉を払いながら、ヴィンセントに迫るサニー。
彼は、命を落とすことになってしまったデイヴと、残された婚約者の為に事の真相を知る必要があった。
そして、友を裏切ってでもヴィンセントが守りたかったものとは・・・。
(『セットアップ』 フライヤーより)


感想ですが、
キャストが豪華なわりには内容が王道すぎるというか、
何かの作品の焼き直し的に感じてしまいました。

最後まで楽しめるんですが、
全てが予想の範囲を全く超えることなく終わってしまったなあという感じです。


ブルース・ウィリスにとっては
ハズレ役になってしまったのではないかなあと心配しています。
予想外にすんなり物語からフェードアウトしてしまいますし(笑)

この点は余計に物語を浅くさせてしまった気がします。


悪くはないんですけど、
もう少しストーリーに工夫を仕掛けていったほうが
物語に重厚さが出たような気がして残念という感じです。
(ジャンル的には僕は好きな部類なので・・・)


余談ですが、
主演のサニーを演じた50セントはミュージシャンなので演技についてというより、
デビュー時と比較して少し太ったかなあというのが気になりました(笑)



★・・・2.5/5.0