福ねこ屋.猫絵作家ちさとの猫絵日記

猫絵師ちさと 個展連動型[猫沢さん作品]blog小説[幻想の魚の秘密]更新中。個展やグループ展示のお知らせ等載せています。

「福ねこ屋 鹿の骨団」と言う屋号で、岐阜県を中心にイベント出展、作品展をやっています。様々なタイプの猫作品制作。楽しい事を展開中。


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20日6年6月24日(金)~7月6日(水)
東京 高円寺 猫の額さんにて個展「虚空高舞上」開催中です。
在廊日は7月1日(金)2日(土)

お近くにお越しの際は、お気軽にお立ち寄りくださいませ♪
お待ちしています。


















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温暖の差が激しく、体調管理が難しい、今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?現在 6月末に開催される東京 高円寺 猫の額さんでの個展準備加速中、会場でお会いできる事を楽しみにしております。

画像は、猫沢さんです(2015年作品)

では、お楽しみください。

《第4章テラビトサンプル1号録2014年夏から󾬄③》

サンプル1号は、大切な事を忘れている。いくら食べ物に気を使った所で、ある一つの動作を忘れていては、効果は無いに等しい…漬物石(遮断石)を、効果的に除去する事は、不可能である。

「他に、何か違う物を食べると良いのかな?」と、サンプル1号は、首を傾げたので、私は、迷わず、サンプル1号の顎に猫パンチしたのだ。 

驚くサンプル1号に、私は「テラビトに、既に備わっている器官を使いなさい」と、顎を使う事をアドバイスした。 

私は、ここ数十年の間に、テラビト達の食べる物に、変化がある事を指摘した。昔は歯応えのある食べ物が好まれたが、現在のテラビト達は、軟らかい食べ物や、甘くてフワッとした食感の、噛まなくても食べられる物が、好まれている。

結果として、顎の骨は退化し、細くなり、軟らかい食べ物を流し込むように摂取している事が、調査で分かった。細く小さく狭くなった顎の骨の中は、歯が全部生えきらないと言う現象が起き、歯並びがガタガタになり、うまく噛めない、食べられないと丸飲みに近い状態で、食べ物を摂取しているテラビト達が多いのだ…。

サンプル1号は、幸い、昔、上顎前突を改善する為に、歯並びを矯正している上に、顎はガッチリしている。土台は出来ている。

私は、サンプル1号が、普段の一回の食事にかかる時間を計ってみた。10分足らずと、とても短い…なんでも、仕事場の休憩時間が、2時間に1度 15分しかなく、忙しいと休憩中でも呼び戻される。その為、早食いなのだと言う。

「ゆっくり噛んで食べる時間がないから、パパっと数回噛んで飲み込むだけ」と、言っていたのだ。

それでは、意味はない。私は、一回に30回以上噛んで食べる事を薦めた。ハードル高いと文句を垂れる為、最初は10回から始める事にした。

サンプル1号は、私に、噛んで食べる事の意味を聞いてきた。

口腔内と言うのは、食べ物が一番最初に対面する消化器官である。ただ、食べ物を胃腸に入れる為のジョウゴ的な器官ではない。 「カレーは飲み物」と言う解釈が、あるそうだが、私は納得できない。


既ににご存知だと思うが、噛めば唾液が出る。当たり前だ。テラビト達は、この唾液の本来の働きや機能を、すっかり忘れているのだ。

唾液の中には、消化酵素が存在する。 この中には、食べ物を分解する力があり、口の中で噛むと同時に、食べ物と唾液を混ぜる事で消化しやすい形へと変化する、胃に辿り着いた時、更に胃液と混ざり腸へと運ばれていくのだ。 

咀嚼を怠れば、唾液である消化酵素は食べ物と混ざらず、固形物のまま、胃に運ばれていく。すると、どうなるか?固形物を流し込まれた胃は、胃酸を出すが、唾液が少ない為に、うまく混ざりきらない上に溶かし切れないまま、未消化のままの、固形物感を残した食べ物達を、十二指腸や小腸や大腸達に送り込む… 

分解が進まないままの食べ物から、栄養素をうまく取り出せず、そのまま、役目を終えた腸内細菌の死骸と共に排泄されるのである…もったいないではないか… 

やや固形物感の残った食べ物と言うのが、消化器官達には、厄介な代物で、場合によっては胃腸の壁を傷つけてしまうのだ。 腸内には、栄養を取り込む為の、繊細な絨毯のような繊毛と言う細胞があるのだが…これが、固形物感溢れる物質に触れると、傷付き剥がされてしまう。しまいには、絨毯が剥がされ板の間のような腸壁になり、栄養素を取り込めない体になってしまう。 

いくら、栄養のある物や体に良いと言われている物を食べても、役に立たない…

咀嚼の力をないがしろにしてきたテラビト達を、待っているのは、日頃の積み重ねが招いた事が原因の1つである、様々な疾患。

咀嚼とは、消化器官達が適切な作業が行えるようにする為の大切な動作なのである。最初の作業を怠れば、後の段取りが崩れてしまう重要な部分…  
そして、咀嚼にはメリットがあり、顎を動かす事で、脳に信号が行き血流も良くなる上に、認知症予防になると言う良い事がある。

噛む力を、あなどってはいけない。口をジョウゴにしてはいけない。きちんとした役割を与えるのだ。

この事を踏まえ、サンプル1号に実験をさせた結果。

ゆっくり食べる事で、満腹中枢が刺激されて、食べ過ぎを防げるうえに、少量で満腹になる事に加え、虫歯が減ったのだ。噛む事で、摩擦がおき歯石や汚れ等が落ちる。虫歯が出来難い口腔内になったのだ。

おまけに、顎のラインがスッキリして、会う人、会う人に「痩せた?なんか若返った?」と、言われて上機嫌である。

サンプル1号は、大喜びである。単純である。

以前なら、歯の詰め物が取れる度に歯医者に行くと、必ず虫歯が見つかり治療を繰り返していた。しかし、今は、実験開始後の定期検診で虫歯は見つからなかったのである。咀嚼30回は、ほど遠いが、以前よりも格段と増え、唾液分泌も増えた。食事にかける時間も増えた、仕事場での15分休憩も、おにぎり一個を極力ゆっくり噛んで食べるようになり、少ない量で、ハードワークをこなしている。

そして、唾液には、有害物質に値する食べ物の毒性を、制御、分解する力がある事も、付け加えておこう。

それと共に、蓄積した漬物石(遮断石)を、除去する事が可能になるのだ。テラビト達が、一斉に咀嚼回数を劇的に増やせば、漬物石がたちまち減り、私達の星カンタスカラーナの、エネルギー供給システム[イクサフィーゴ]が、再稼働するのではないかと、思っているのだが…咀嚼に意識を向けるテラビト達が増えない限り、実現は難しいだろう…。

咀嚼力を取り戻した、サンプル1号の体は、改善の兆しを見せ始めたが、まだまだ問題だらけである。

引き続き、私は、実験を続ける事にした。

[つづく]

(※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。

早いもので、この物語も三作目を迎えます。この物語は、猫の星カンタスカラーナと地球を巡る、壮大なスケールでお送りするSF猫物語です。

そんな楽しい猫の星の世界観第二弾を、2015年も東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)

2016年の6月24日(金)~7月6日(水)幻想の魚の秘密・第3だん虚空高舞上]を開催。会場は、同じく、猫の額さんです。お楽しみです。

只今、在廊日程調整中です。決まり次第お知らせしますね。

猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)

※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)

(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)  










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ただ今、個展準備加速中。今回の高円寺 猫の額さんの個展で発表する作品は、現在、こちらで展開されているお話の、次の、お話です。本来なら、このお話を期間内に完結させて、次のお話へ進みたいのですが、少しばかり、お時間がかかりそうです。今しばらく[星を繋ぐ猫達]を、お楽しみ下さい。

猫の星と地球の間で、繰り広げられる大スペクタルロマン!あなたもご一緒にお楽しみ下さい。

画像は、猫沢さんです(2013年制作作品)

《第4章 テラビトサンプル1号観察記録 2014年夏から②》

前回に続き しばらく、間隔が空いてるしまったので、おさらいとして、サンプル1号に、実験させた記録をふたたび、記しておこう。

まず、私は、サンプル1号に、最初、電子レンジの使用を避ける事から始まり、加工食品摂取を控えめにし野菜を多目に摂取に加え、お菓子類の摂取を控える事を提案した。

対象の[お菓子]と言うのは、砂糖や脂質や高カロリーの物質である。サンプル1号は、私達の公開レポートや絵での資料作りをする傍ら、お菓子屋で働いている。休憩時間に、頻繁につまむのだが… 

実は、この中にも、漬物石(遮断石)の蓄積を促す物質が、多量に含まれている事が判明した。そして最悪な物質が発見されたのだ。我々の星の猫達をも蝕んだ物質に、よく似たもの… 

それは、現在、私達の星では危険薬物として扱われている[ウトゥサ]と言う物質である。テラでは、[砂糖、シュガー]と言われ、あらゆる食品に普通に大量に使われている。

過剰摂取すると、身体中を蝕むのだが 、口当たり良く甘くて美味しいと、次から次へと食べてしまう程の力を持っている。一種の中毒となり気がついたら、無意識に手を伸ばしているのだ。

サンプル1号は、立派な砂糖中毒者である。

いっときの間、仕事場や自宅での お菓子類の摂取を止める実験をしてもらったが…

結果は、いつも食べていた時間が来ると、体ではなく、頭が、思考が、甘いお菓子類を求める禁断症状に苦しめられて、仕事場ではお菓子に手を伸ばしたい衝動にかられ苦しみ、自宅では戸棚や冷蔵庫を漁り、金目のものではなく甘めのものを、イライラ感を感じながら、必死に探し始める行動をしたのだ。

サンプル1号は、煙草は吸わないが、喫煙者がニコチンが切れて、煙草を吸いたくなる感覚に似ているのでは?と驚いていた。

後に、徐々に慣れていき、食べる間隔は長くなった。イライラはなくなり穏やかな気持ちになったと報告している。しかし、仕事が仕事な為に、新商品の試食等を含めて、摂取を断ち切る事は非常に難しい…

そして、気を抜いていたら、どうしても甘いものを食べたいと言う、誘惑に負けて手にしてしまう。

このような現象は、脳内物質の伝達網の働きを例にとり説明出来るが、割愛させていただこう。 どうして、そうなるかは、各自で調べて頂きたい。

この、ウトゥサに似た物質[砂糖]と言うのは、精製された物程、このような行動を取る事が、私達の星でも確認されている。 上白糖やグラニュー糖と言われている物が、私達の星の[ウトゥサ]に匹敵する物質である。

私達の星は過去、この物質に魅力を感じ、幸福感を手に入れようと、摂取し続けた結果、体内の大切な、ミネラル分や栄養素が大量に失われ栄養失調に陥り、様々な疾患を発症し苦しんだと言う記録が残されている。 

これが、テラでも同じ事が起きているのである。 
体の機能を弱らせてしまうのと同時に、漬物石(遮断石)が蓄積するスピードを加速させてしまうのである。

お菓子摂取制限実験を終えた現在、サンプル1号は、体調不良の時や過度のストレスが溜まった時、無性に甘いお菓子が食べたくなる事に、気づいたようである。「毒をもって毒を征す」と言っていた。  

しかし、相変わらず、お菓子好きであるサンプル1号は、時々、甘いお菓子を食べている。一度染み付いた習慣を変えるのは、時間がかかるようだ…。
無理に摂取を止める事は、困難に等しい。

以前と違うのは、砂糖がもたらす、脳内物質の働きや、内臓の働きを鈍らせる事や、血液の中を汚しドロドロにしてしまう事を学んだお陰で意識するようになったのだ。進歩である。

これだけの事を、知っていると知らないでは、随分と違う。

サンプル1号は、実験する以前まで 甘いものは疲労回復に役立ち 脳への働きも良くする。と思い込んでいたようだ。

それは誤解である。

確かに、この物質は、一瞬にして、血糖値を上げて、さも元気になったように感じるだろうが、急降下して再び低血糖状態に戻ると、再び甘い物へ手を伸ばす。テラビト達は無意識に、または飢えた状態になり、むさぼるように求めるようになるのだ。そのように脳神経が働き口に運ぶ。その現象とは裏腹に、胃腸達は、消化エネルギーを消耗してしまう。気づかぬうちに体を蝕んでいるのだ。

そして、市販の工業製品である、お菓子類の中には、砂糖以外の様々な化学的な物質が入っている、これもまた、化学反応を起こし漬物石(遮断石)を増やす働きをしてしまうのだが、追々説明していこうと思う。 

最初は、私の言う事など信じず、半信半疑ではあったが、お菓子類摂取を減らした時の体調の良さを実感した辺りから、徐々に実験に協力してくれるようになったサンプル1号に、感謝である。 

しかし…何か大切な事を忘れてしまっている…あのままでは、効果が現れ難い、テラビトに備わった、素晴らしい気管をないがしろにしているのだ…

[つづく]

(※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。

早いもので、この物語も三作目を迎えます。この物語は、猫の星カンタスカラーナと地球を巡る、壮大なスケールでお送りするSF猫物語です。

そんな楽しい猫の星の世界観第二弾を、今年も東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表。昨年、2015年6月に開催いたしました(^O^)

2016年の6月24日(金)~7月6日(水)幻想の魚の秘密・第3弾[虚空高舞上]を開催。会場は、同じく、猫の額さんです。お楽しみです。

在廊日程が決まりましたら、お知らせいたします。

猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)

※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)

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いよいよ、今月末東京 高円寺 猫の額さんにて、個展開催です。準備も着々とすすんでおりますよ。

そして、久々の更新です。お待たせいたしました。食の編再開です。例によって、前回同様、この作品の作者であるサンプル1号を、猫沢さん目線で観察した記録を元に、綴られています。

猫沢さんが新たに入手した資料と合わせ再編集
し、お届けします。

画像は、猫沢さん達です。

では、お楽しみください。

《第4章 テラビトサンプル1号観察記録  2014年夏から!①》

これは、私、猫沢が、まとめあげた、テラビトサンプル1号の観察記録である。

サンプル1号が、漬物石(遮断石)を除去する為、2013年の秋から、食生活を見直し初めて一年が経とうとしている、現在、2014年の夏、サンプル1号は、それまでの間に、実行した事は、インスタント食品やレトルト食品を減らし、野菜や穀物類摂取を増やした。電子レンジの使用を止めガスの使用をメインにした。やむおえない場合につき、加工食品を使用し、ストレスを溜めないように過ごしている。レンジで温めていたレトルトを、湯煎する等して、極力、レンジの使用を控えているのだ。

レンジ使用を止めたのは、私のアドバイスだ。私は、かねがね、テラビト達が、マイクロ波を食品に照射している事に疑問を抱いているのだ。見た目には、さほど変化はないが、中身は、食品の細胞を高速で振動させ熱を発して温めるのだ。細胞を破壊して粉々にしている。見た目には全く、それらを感じさせない。なにせ細胞レベルだ。分かりっこない…。

しかし、私の持っている周波数測定器で計ると、数値が劇的に低下し、もはや生命力のない空っぽの食品の形をした物体になってしまっているのだ。言葉は悪いが、私から言わせれば、食べ物の屍だ。

そのせいだろう。

「見た目に変化はないし、味も変わらないし美味しい。すぐ温まるし何よりも便利で早い!だから体にはなんら影響はない、考えすぎだよ」と、サンプル1号は反論したが、実験と称して、あえてレンジの使用を止めて貰ったのだ。

電子レンジによる、マイクロ波で、細胞が破壊された食品には、副産物として、同時に漬物石(遮断石)を増加させる物質も産み出され、テラビト達の機能に影響を与える。

この国のテラビト達は、その事を知らないのだ…

知るよしもないのは当然である。そのように教えられていないのだから、いた仕方ない。

同時に、周波数の変化を察知する事が出来なくなっているのだ。私達の星では、周波数を関知する能力は、テラビトの数倍だったと言う事を、随分と後から気づいた。しかし、同時に、テラビト達も元々は、私達と同じくらいの能力はあったとも思える文献や遺跡等から推測出来た。

現在のテラビト達は、身体中に漬物石(遮断石)を蓄積し、その力を失ってしまったのだ…。

漬物石蓄積の原因は、さきにあげたマイクロ波の機械だけではない、複合的で複雑である。まるで絡まった糸のように、確たる原因にたどり着けないほど巧妙なのだ…一体、 何の為にテラビト達を、このようにしてしまったのだろうか…?

私達の星カンタスカラーナの過去の記録を重ね合わせながら、引き続き、テラビトサンプル1号を観察していこうと思う。 

[つづく]

 (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。

早いもので、この物語も三作目を迎えます。この物語は、猫の星カンタスカラーナと地球を巡る、壮大なスケールでお送りするSF猫物語です。

そんな楽しい猫の星の世界観第二弾を、今年も東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表。昨年、2015年6月に開催いたしました(^O^)

2016年の6月24日(金)~7月6日(水)幻想の魚の秘密・第3弾󾬄[虚空舞上-そらたかくまいあがれ-]を開催。会場は、同じく、猫の額さんです。お楽しみです。

在廊予定が決まり次第、お知らせします。

猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)

※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)

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先日、5月10日から始ま。た、太田宿 中山道会館での展示、好評のようで嬉しいです。

画像の作品は、猫庭博士の子供時代です(新作です)

では、続きを、お楽しみください。

《第3章 祖父.猫庭十三郎の事》

猫達を乗せた宇宙船[ニャンタープライズ号]は、異次元空洞を使い、主要基地である、サンプル1号の自宅に向かいます。

移動中の宇宙船では、猫沢さんが、改めて、猫庭博士の祖父の猫庭十三郎博士について、話を聞いていました。

猫庭十三郎は、かつて、猫伊虎之助博士と共に、深き森のコロニーで、畑を耕し野菜を育て、カルカナル磁場の影響で壊れてしまった猫達を助け歩き、カルカナル時代崩壊に向かいイバラの道を歩んできた活動家猫の1人です。虎之助亡き後も意思を受け継ぎ、コロニーの中心となり活躍してきたのです。 

「猫庭博士、ありがとうございます。あなたのおじいさんが、やってきた事を、寅次郎博士達は、テラの、あの村で実行していると言う事ですね…?」

「はい、あの村に住んでいるテラビト達の表情は、深き森のコロニーの猫達同様、とても生き生きとして、明るい印象を受けました。とても懐かしいです。私の祖父達がやって来た事が、テラで役立つ日がやって来たのかもしれません…」

猫庭博士は、穏やかな表情で、村の印象を話していました。

「ですが…心配な事があります…祖父は、今でこそ、カンタスカラーナでは、恩猫や英雄として伝えられていますが…虎之助博士と出会った頃からの数年間、いや、数十年間は、カルカナル派の猫達や、カルカナル社を信じていた一般猫達に、罵倒され、酷い扱いを受けてきました…祖父の過去を知る猫達からは、裏切者扱いです…そして、祖父自身もカルカナル商事に勤めていた頃の、自分が行ってきた事を、悔やんでいました…星の猫達を壊した加担者として……」

猫庭博士は、ぶわっと涙が溢れます。祖父の悲しむ背中を見てきた、幼少時代を思い出していたのです…。

「お気持ち察します…おそらくテラでも、同じ事が起きる…いや、起きている現実を目の当たりされ、さぞ心を痛めた事でしょう…」

「はい…かつて祖父が開発し、後に封印した技術が、テラ中で猛威を奮っていました…それに気づき、対抗して動き出したテラビト達が、潰されていく姿が…祖父達の姿と重なります…」

猫庭博士は、溢れる涙をハンカチでぬぐいます。

彼の祖父の猫庭十三郎は、カルカナル全盛時代、ウィラード一族が経営する大企業カルカナル商事に勤め、農作物の遺伝子組み換え等の研究 開発に携わっていました。当時、数々の功績を残し優秀な猫として、尊敬されていました。のちに、虎之助博士と出会い、彼が開発して来た作物達が、星の生態系を蝕み、猫達の体や精神を壊してしまった事に気づかされ、虎之助博士と共に、カンタスカラーナ再生の道を選んだのです。

「猫沢博士、私が、この星へやって来た意味が解った気がします。私は、テラビト達に伝えなければいけません…祖父が封印したはずの技術の恐ろしさを…彼らに…」

猫庭博士は、カンタスカラーナシダーのペンダントを、強く強く握りしめました。

ほどなくして、宇宙船は、サンプル1号宅に到着しました。

その頃、サンプル1号は、黙々と、猫沢さん達の物語を、まとめていました。

サンプル1号とは、この物語をブログ上と、平面作品展示(個展)の場を使い、猫の星カンタスカラーナの事を伝える為に、猫沢さんに抜擢された調査対象のサンプルで、無名の地球人です。

そして、ストーンブロック(遮断石)(通称[漬物石])の蓄積が非常に多かった人物であり、寸での所で蓄積崩壊を免れたのです。猫沢さん達と接触後、急激にストーンブロックを取り除き、あたふたしながらも、明確にカンタスカラーナの状況を伝える努力中なのです。

「あ、猫沢さん、おかえりなさい。どうでしたか?寅次郎博士は、どんな様子でした?」

「良好です。あなたのお陰で、寅次郎博士を発見出来た事に感謝します」

「良かったです!」

「新たな事実が発覚しました。あなたは、この事柄を調べ、テラで起きている現象の中にある事柄と照らし合わせ、吟味し、自らの力で実行して下さい」

そう言って、猫沢さんは、日本語に訳された、カンタスカラーナのカルカナル時代の資料の束を、ドンッと置きました。

サンプル1号は、目を丸くしました。

「あの…詳しく説明して下さい」

「とりあえず、2014年の夏に中断していた、食のレポートを再開してください」

猫沢さんは、淡々と答えました。

「え?」

サンプル1号は、ビックリです。食生活レポートが、2014年の8月の個展を境にストップしていた事を思い出しました。今は、2014年の秋です。

「あれから、どうですか?なにかしらの体の変化はみられましたか?」

突飛な質問に、サンプル1号は、驚きます。猫沢さんから、地球人の体に蓄積された、ストーンブロック(遮断石)の恐ろしい実態を知らされてから、約一年が経とうとしています…。 

サンプル1号は、長年の慢性疲労感や、体の冷え、背中の痛みを伴う胃痛や不快感、様々な体調不良を抱え過ごしていました。まさか、その原因のひとつに、聞いた事がないような物質があるとは、思ってもみなかったのです…。 

そして、その物質が、地球人達の体内外の蓄積し続けた結果、遥か遠い星に住む猫達に、悪影響を及ぼしているとは、夢にも思っていなかったのです…。

サンプル1号は、これは大変とばかりに、食生活を改めようと、必死で資料を集め調べはじめました。サンプル1号は、すこしづつ、出来る範囲で実行して来たのです。

本当に、こんな事で、猫の星カンタスカラーナの危機を、救う事が出来るのか?と…

「あ、色々改善されましたよ。以前より少し楽になりました。でも、まだ何か足りないような気がしてならないんです。ちゃんと調べて実行しているつもりなのに…足りないんですよ。一体、何が足りないんでしょう…?」

サンプル1号は、首を捻ります。

「知識です」

猫沢さんは、サンプル1号の問いに、容赦なくバッサリと答えました。 

「知識…?」

「あなたは、あれこれ調べて知った気になってますが、未だに、この世界での知識の常識の枠と言うものに囚われています。まず、あなたの中にある、常識と言われているものを疑いなさい」

猫沢さんは、小さな座布団にチョコンと座ると、助手のマシン猫Σ‐41が、持ってきた、寅次郎博士から、お土産に貰った手作りクッキーをモサモサ食べながら、何やら端末を使い作業を始めています。

サンプル1号は、猫沢さんが持っているクッキーに、おいしそう!と、手を伸ばそうとすると、華麗な猫パンチを喰らいました。

「まず、レポートを仕上げて下さい。その後に、このクッキーをあげます。寅次郎博士の事も興味あるでしょうが、先に課題を片付けてからですよ」

そう言って、ゴロゴロと寝転がり、くつろぎながら、作業をする猫沢さんに、サンプル1号である作者は、なんて意地悪な猫だろうと思いつつ、書きかけだったレポートの続きを、あわてて綴る事にしました。

寅次郎博士の登場と共に、新たな展開に心踊る猫達と、新たな課題と対面するサンプル1号。

その頃、寅次郎博士は、猫のアルハンゲルと会話が弾みながら、夕飯を笑顔で頬張っていました。アルハンゲルの話す、カンタスカラーナ時代の吟遊詩人ケイオス‐ハーオスの頃の話が、たいへん面白いのです。

寅次郎博士は、アルハンゲルの凍てついた心を解きほぐし、彼の父親を助ける方法を、考えるのでした。

そして、それぞれの夜が、静かに流れていきました。

[第3章 おしまい]

ようやく、第3章が、終了しました。第4章に入ります。

不思議と好評でありました、サンプル1号である作者の、食生活改善レポート再開です。

おたのしみに!

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そんな楽しい猫の星の世界観第二弾を、今年も東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表。昨年、2015年6月に開催いたしました(^O^)

2016年の6月24日(金)~7月6日(水)幻想の魚の秘密・第3だん虚空高舞上]を開催。会場は、同じく、猫の額さんです。お楽しみです。

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