住宅メーカーや工務店は バブル期の住宅着工件数 約172万戸をピークにして

少子高齢化などの要因でどんどん減ってきています。 あと数年もすると40万戸台に突入するとも言われています。

住宅産業には 多大な影響を及ぼすでしょう。 そして、怖いのが、対応できない工務店などが増えるという事です。

で、ここで考えたいのが、そもそも今の日本人は 家を買いたいという方が増えているのか?というと 車と同様に 『別に欲しくない。』と言う方がどんどん増えているのではないかと思うのです。

そうなれば、人口が減っているからという原因だけではなく 単に欲しくない人が増えたという要因の方が強いのではないかと思ったりするのです。


今までの日本の住宅に対する購買意欲って何かというと『夢のマイホームを買うのがみんなの目標』だったのです。

でも、これからの家を買う買わないという対象となる人たちは、全く感覚が変わって行きます。

車なんて持っていなくても 家なんて買わなくても という世代が中心となるのです。

そうすると そういう業界で働くことを避ける傾向となるのです。


ハウスメーカーにしても 工務店にしても 今何が問題かというと『お客様が年々減っていってる』という事実との戦いです。

そこで、各社シノギを削った潰し合いをしているように思えます。


でも、そういう戦いではなく。 これからの時代は、『新たな価値観の創造』でしか生き残っていけないのです。

例えば、建売って 同じような間取りばっかりでしょ? なぜ、そうなるかというと分譲事業を行う事業主は、『これでも売れる』と思っているからなのです。

そして、営業マンのケツを叩いて『売って来い!』『がんばれ!』と叫び続けています。


でも、もちろん そんなことで売れる時代はとっくに終わってしまいました。


ある工務店さんの快進撃の話なのですが、 小さな工務店に新卒が殺到しています。

理由はたくさんあって『単純に、売れるから楽しい』『お客様が喜んでくれるから』という事です。

なぜ、売れるのかというと お客様の対応する人が 営業マンではなく デザイナーだからなんです。

そのデザイナーは営業なんて出来ません。訓練も受けません。 デザイナーで育って来たので、別に口が達者な人も少ない。

でも、お客様は、そんな工務店で、ゆっくり検討しながら買いたいのです。

優秀なデザイナーが集まってきていますが、社長も別に新卒を採りたい訳ではなかったのに

給料いりません。修行をさせて欲しいという人材が集まってきて それを聞いた人材がまた どこからともなく集まって来ているのだそうです・・・


うちの会社も 設計士にデザインを勉強してもらって、いろいろな角度で相談に乗れるコーディネーターを育成して、お客様目線の現場監督と施工管理などがいてます。

各専門職を増やす事でお客様は『とても解りやすく土地を買って、建てる事が出来た』と喜んでもらえます。

そして、その嬉しさを 誰かに伝えると 『どこの業者だ!?紹介してよ』となってお客様がお客様を連れてきていただけるようになってきました。


今でもたくさんの業者は、無理矢理にでも集客をして そのお客様を営業マンに渡して契約を取るようにプレッシャーをかけています。

このやり方で売っている会社はたくさんあります。 そして、その会社の社長達は、『弊社は、凄い営業力がある』と言っています。

しかし、あと数年もしたら そういう会社は徐々に売り上げに影響が出てくると思います。


『強引に買わされた』というのと 『楽しく家探しが出来た』『楽しく家を建てた』もっというと『その会社が好き』というのと今後どちらが必要とされるかなのです。


必要とされる会社というのは、まず 経営者がそれを創ると決める事から始まり 人がちらほらと集まって来て それがやがて 社内文化となり より強くなって お客様を魅了していくのです。

経営者 従業員 顧客 が全て同じ方向へ向く事が今後も発展する会社の特徴と言えるでしょう。


とりあえず、経営してます。という社長がたくさんいます。

とりあえず、働いてます。という従業員がたくさんいます。

とりあえず、家探してます。というお客様がたくさんいるのです。


そろそろ、『なぜ、イギリスやアメリカには200年住宅が高く売れる仕組みがあるのか?』
『なぜ、日本は 25年経ったら 家の価値がなくなって 解体して土地でしか売れない仕組みなのか?』について


真剣に修正をかけれる会社だけが日本の不動産市況に必要なのだと思っています。

不動産業界や建築業界の明日が無い訳ではないのです。今の体制が大問題なのです・・・