木工所のブログ

中村木工所の取り組みについて知ってもらうためのブログ


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“2段ベッドの上段と下段を固定する耐震用金具は

「ひのき」シリーズ2段ベッドについていないようですが

地震の際など大丈夫ですか?”


というお問い合わせを、特に家具店以外の得意先から

いただくことがあります。


結論から言うと、“大丈夫です!!”


通常、二段ベッドの上段と下段は、下の写真の様に

上段ヘッドボード・フットボードの側板/脚(柱)の下側に

下段ヘッドボード・フットボードの側板/脚(柱)の上側に

穴をあけ、その穴にジョイントピン(鉄の円柱)を

差し込み固定します。


木工所のブログ-2段ベッド がたつき 防止


この穴の精度(ジョイントピンに対する穴の大きさや

深さ)がしっかりと出ていれば、外れることはもちろん、

グラツキなどの問題も起こりません。

(ただし、各部材の厚みや幅などが最低限確保

できていることが前提となります)


では、なぜ耐震用金具を使用している製品が

あるのかといいますと、一番は“見た目の安心感”

のためです。


店頭に展示されている2段ベッド群のなかで金具が

付けてあるモノとないモノがあれば、やはり付けて

あるモノを選ぶ傾向にあると思います。


セールストークといえば聞こえが悪いかもしれませんが、

やはり、見た目で安心できる設計というのは効果があると思います。


また、実用性を考えると、コストやデザインの関係で

ヘッドボードやフットボードの材料の厚みや幅を十分に

とれない際にもグラツキを抑える効果があります。


そもそも、この耐震用金具とは、上段と下段を固定する

ためのモノで、しっかりと加工の際に精度がでていれば、

布団を含んで50kg程度の重さの上段のジョイントピンが

ズレたり外れたりすることが偶然起こることは考えづらい

です。


わざと蹴りあげたり、大きな地震が来ない限り、あり得ないと思います。

(大きな地震が来た場合でも、2段ベッドが倒れたり

上段が外れるほどの揺れの場合には、家そのものが

耐えられないと思います)


わが社では、ポッシュやアルトに採用していますが、

やはり、下の写真を見せて“安心ですよ”という説明を

店頭でうければ、それは大きな説得材料になると思い

ます。



木工所のブログ-2段ベッド グラツキ 防止


木工所のブログ-二段ベッド ぐらつき 防止


「ひのき」シリーズ2段ベッドにはこの設計を採用して

いない理由は、


“シングルベッドとして使う際に、正面から見て、

一番目立つヘッドボードの側板/脚(柱)に穴が

空いてしまう”


からです。


「ひのき」シリーズは、他の2段ベッドよりも、長く使う

ことを特に大事にしているので、シングルベッドとして

の完成度を高めるため、しっかりと精度を出すことで

穴の数を最小限に減らしています。


商品開発の際のコンセプトなどによるのですが、

どの点を重要視するのかで穴の数さえも変わります。


最後に、中国や東南アジア製の商品に関しては、

ジョイントピンを差し込むための穴の精度を出せる

メーカーと出せないメーカーの差が大きいため、

グラツキを抑えるためにも耐震用金具を付けた商品

を購入される方が安心できると思うのですが、

穴加工が増えることで、穴の位置がズレていたり、

雌ネジが入っていなかったりすることも少なからず

あるので、一概にどちらが良いとは言えないという

私の見解です。


結局、どっちつかずの話になってしまいましたが、2段ベッド選びの参考になれば幸いです。







                   中村木工所HP






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