参天製薬は5月11日、今年3月期(昨年度)決算を発表した。主力品の国内売り上げは、角膜疾患治療剤ヒアレインが前年度比2.6%増の190億円、緑内障治療剤タプロスが約4倍の47億円と好調だったが、タプロス以外の緑内障治療剤や合成抗菌点眼剤、抗アレルギー点眼剤が軒並み減収となり、国内医療用眼科薬の売上高は0.4%増の727億円とほぼ横ばいだった。

【国内(一部アジア地域含む)医療用医薬品売上高詳細】


 緑内障治療領域では、同社が2008年12月に発売し、「最注力品」として位置付けているタプロスの売り上げが大幅に拡大したものの、▽チモプトール28億円(11.9%減)▽チモプトールXE35億円(増減なし)▽レスキュラ37億円(16.3%減)▽デタントール22億円(5.1%減)―だった。
 チモプトール2品目については、万有製薬が4月に承認を取得した同成分を含む配合剤コソプトの販売を参天製薬が担当するため、一定の患者が配合剤にシフトすると予想し、今年度の売り上げ予想はチモプトールで20億円(27.8%減)、同XEで27億円(21.6%減)を見込んでいる。

 合成抗菌点眼剤領域では、市場の縮小や競合品の影響などにより、クラビットとタリビッドの両剤を合わせて130億円(6.3%減)。抗アレルギー点眼領域では、スギ花粉の飛散が小規模だったことや、競合の影響もあり、リボスチンが32億円(24.9%減)となった。

 全体の業績については、米ボシュロム社やメルク社とのライセンス契約などに伴う一時金収入73億円や、欧州や中国を中心としたアジアでの医療用医薬品の売り上げが拡大したことなどから、売上高1106億円(8.8%増)、営業利益296億円(91.3%増)、経常利益299億円(87.4%増)、純利益187億円(84.9%増)と、増収・増益だった。

 今年度の業績予想については、昨年度発生したライセンス収入が今年度は発生しないことから、売上高は1085億円(1.9%減)と減収になる見通しで、営業利益は263億円(11.3%減)、経常利益は270億円(9.6%減)、純利益は175億円(6.5%減)と減益を見込んでいる。


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