はじめての部落差別 | 中央線で読む新書

はじめての部落差別

部落出身のフリーライターによる。
興信所への聞き取りなど、目新しいものが多々ある。
たいへん面白く読める。

暴力団員の多くが部落出身ということは広く言われることである。
本書によると、かつては部落出身と名乗り出ると失業保険の
受給期間が長くなった。その際に、なんの審査もなくただの自己申告
であったという。つまり単に暴力団員の多くが、生活保護などの受給を
有利にするために自称しているだけの可能性が高いのではないか。

【通勤用にGOOD】 2005年
角岡 伸彦
はじめての部落問題