鳩山由紀夫首相(民主党代表)の退陣表明を受けて民主党は、後継を選ぶ党代表選を4日に実施し、7日に国会での首相指名選挙を経て国民新党との連立政権を維持する方針だ。代表選には複数の候補が立候補する可能性があるが、菅直人副総理・財務相(63)が「ポスト鳩山」として最有力の情勢となっている。

 菅氏は2日午前、国会内で記者団から「代表選に出馬するのか」と問われたが、無言で車に乗り込み、国会を後にした。

 複数の閣僚や党幹部らからは「菅氏が出る。緊急事態だから、副総理が昇格するのが自然だ」との声が出ている。菅氏が出馬すれば、代表選で勝利する可能性が高い。

 菅氏の対抗馬としては、前原誠司国土交通相(48)、仙谷由人国家戦略相(64)、枝野幸男行政刷新相(46)、岡田克也外相(56)らの名前が取りざたされている。

 党内の関心は、「次期代表=次期首相」とともに、小沢氏が党の「最高実力者」の立場を維持するかどうかにも向いている。

 鳩山首相は退陣表明で小沢氏に幹事長辞職を求めた理由として「クリーンな民主党を作る」ことを挙げたため、「ポスト鳩山体制」で、小沢氏が改めて幹事長に再任されることは困難とみられる。党内には小沢氏の選挙の手腕を高く評価する声があることから、参院選の責任者に就く可能性もある。

 小沢氏と距離を置く中堅議員は、「(菅氏の)横滑りでは民主党らしくない。菅氏が小沢さんと組むなら、支持できない」と明言。菅氏が党内最大勢力の小沢グループと連携する場合、代表選で対抗馬を擁立する可能性に言及した。

 ただ、4日の代表選まで時間的な余裕がなく、勝利の見込みも立ちにくいため、対抗馬が実際に出るかどうかは不透明だ。

 代表選は、党員・サポーターによる正式な代表選ではなく、国会開会中の緊急事態として、党所属の衆参国会議員全員による両院議員総会での投票で行う。次期代表の任期は、鳩山首相の任期である今年9月末までとなる。

 民主党は今国会の会期を予定通り6月16日で閉じる方針であることから、新体制で「6月24日公示、7月11日投開票」の参院選に臨むことになる。

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