ゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 松山洋の「絶望禁止」ブログ

福岡に本社を置くゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 代表取締役 松山洋の公式ブログです。
定期的に最新の“思っていること”や弊社で刊行した書籍に掲載したコラムのアーカイブを掲載していきます。


テーマ:
今をさかのぼること3ヶ月程前……



いつもの感じで福岡本社のお昼。


スタッフとお昼ご飯を食べて、歩きながら会社に戻っている最中に。


トートツにヒゲ(石橋)がこんなことを言い出した。






※写真はイメージです。


ヒゲ 『午後からよろしくお願いします。』


松山 『……???……何が?』


ヒゲ 『え?いや、来客ですよ。』


松山 『来客?……?ん?……どちら様……だっけ?』


ヒゲ 『いやいや(笑)。言ったじゃないすか!?瓶子さんッスよ!』


松山 『…………瓶子さん!!!???』


『え!?スタジオカラーの!?』




ヒゲ 『そうっすよ、カラーの瓶子さん、いらっしゃいますので。』



松山 『……なんで?』



ヒゲ 『(オイお前いいかげんにしろよ)言ったじゃないすか!?』

『……カラーとの“対決動画”の件ですよ?』




松山 『…………。……なに、それ?』

『ちょ、待て……。』



『……“対決……動画”……だとッ!?』





ヒゲ 『いやいやいや。(マジか、コイツ)』

『言ったじゃないすか、こないだ!フェイスブックでやりとり
してたらそんな話になったって!だから、それで具体的な話を
するためにいらっしゃるんですよ!?瓶子さんが!』



松山 『…………。』


『……なあんじゃあそりゃーあああああああああ!!!!!!』


『何ッだよ、それッ……!!!!聞いてねーぞッ!!』



ヒゲ 『いや、だから、言いましたって、こないだ。』

『フェイスブックの件も含めて。』

『そしたら、“うん、いいんじゃない?”って言ってましたよ?』



松山 『バカ、お前、聞いてねーよ!?初耳だよ!?なんで今頃言ってんの!?』

『はあ!?今から、来るって、なんだよ!!???それッ!!??』



ヒゲ 『いや、だから、……』


松山 『えええええ!!??なんなの!?なんでそんな大事なこと勝手に!』


『バカなの!?なんで勝手に決めてんの!?お前ッ!!??』


『ああああああーーーーーー
もおおおおおーーーーーー!!!???』



ヒゲ 『…………(チッ)…………スイマセン。』


松山 『どおおおおおおすんだよおおおおーーーー!?それぇーー!!??』


『ええええええええええええええーーーーーーー!!!!?????』




“とうおるるるるるるるるるるるるるるん”

“ぷつッ!!”



歩きながら横で携帯に出るヒゲ。


なんか、総務の人間と電話で話してる。


電話を切る。


ピッ。



ヒゲ 『……あの、もう、瓶子さん、いらっしゃってます。』




松山 『………………う……。』


『うおおおおおおおおおおおおおおおっいっ!!!!!!???』



*******************************

そしてサイバーコネクトツー福岡本社。


応接室A。








瓶子 『どうも、お久しぶりです!松山さん。』


松山 『よおおおおーこそっ!!サイバーコネクトツーへ!』


瓶子 『今回の、話ですけど……。』


icon01



松山 『“対決動画”でしょ?もちろん、聞いてますよー!(真顔)』


瓶子 『きっとね、盛り上がると思うんですよねー。』


icon02



松山 『いや、そりゃ、もうね、盛り上がること間違いなしですよ。(真剣)』


瓶子 『あのキャラもかわいいと思いますし。』


松山 『ねー……!!!……(!!!!????)……。』


『……。(あのキャラ!!???……!??????)』



瓶子 『サイバーさんのブログをいつも拝見してて、ずっと可愛いなーって
思ってて、せっかくなので今回の対決動画の素材にしましょうよー!
って言ったら、なんかもうグラフィックモデルも作り始めてるって
(石橋さんから)聞いて、すごいっすねー!やっぱサイバーさんの
現場の人たち。』



icon03




松山 『えへへ……えー……まー……(照)。(!?ッ!?????)』



瓶子 『なんかブログでも既に結構な数のイラストを描かれてるじゃない
ですか。表情が豊かですごくいいですよ。』


icon04



松山 『ウフ……エヘ……まー……(混乱)。(!!!???!?ッ!)』



瓶子 『なので今回の映像に登場する主人公は彼女で進めていいですよね。』

『このまま。せっかくもうモデルも作り始めてるわけですから。』



icon05




松山 『そりゃ、もちろんですよ!(断言)』


『(???!!?彼女ッだと!?)』

『(なんだ!?どれだ!?どのキャラのこと言ってる??!!)』

『(彼女?ッ?女の子!?どれだ!!どいつのことをッ!!?)』

『(つか、ヒゲ、てめッ!具体的に話進んでんじゃあねーかッ!?)』

『(情報が足りねえーーーーんだよ、お前は、いつもッ!!!!怒)』



瓶子 『で、今回の対決動画のストーリーを簡単に書いてきたんですけど。』


松山 『ええっッ!!!!!(驚愕)』


瓶子 『えっ?』


松山 『え?いや?……え?……ああ、ストーリーね。はい。(汗)』


瓶子 『え、同じストーリーで同じキャラで映像作るんですよね……?』


松山 『そうですよ。(キッパリ)』



瓶子 『いやー、しかし、戦略的なこともあるのかもしれないんですが……。』


『ちょっと、聞いてもいいですか?』


松山 『……何でも。(爆発)』



瓶子 『なんで“社長非公認”なんですか?あのキャラ。』



松山 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』



『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』



『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』


icon06




『ああああんんんっっッのッ!!!!
ネズミかあああああっッ!!』








*******************************

えー……、残念ながら、実話です。


上のやりとり……。


たぶん、一番、驚いてるのはこのブログを今、読んでる瓶子さんなんじゃ
ないかなー。


あとで何度もヒゲに(怒りながら)確認したのですが、本人は

『絶対に(事前に)言ったッ!!!』

って、ゆーし。


けど、さすがに、この規模の話をウワノソラでは聞かないし。


いくら私でも絶対に覚えてると思うのですが……。



ともあれ。


今回の“対決動画”の物語はこうして始まったのでした。


本当に失礼しました、瓶子さん。



こんなやりとりを行ったのが夏くらいの話。


そこからちょっとずつ話を進めていって。


先日、ようやく発表になったのが今回の対決イベント。








スタジオカラーとサイバーコネクトツーで
ガチのアニメーション映像対決をやります!!!!!




公式サイトに書かれていないルールをここで簡単に説明しておきます。




■ルール


1)お互いに同じ素材(キャラ・設定)を使用する。

2)CCチュウのモデリングはCC2で作成する。

3)クロネコのモデリングはカラーで作成する。

4)同じストーリーで映像を作る。

5)絵コンテや演出はそれぞれのアイデアで作成。

6)尺は60秒。

7)ボイスは長セリフではなくリアクションボイス程度に。

8)福岡の専門学校でボイス収録を行う。

9)BGMやSE・ボイスなどのサウンド作業はまとめてCC2で行う。



ざっくり話し合って決めたルールはこんな感じ。



これとは別に。

大前提として、以下のルールがあります。




■大前提


今回の対決はあくまでそれぞれの会社の通常業務とは別の
ミッションなので、“やりすぎ厳禁”。(簡単に言うと)どこか
からお金をもらっているわけではないので。だからグラフィック
モデルの制作も手分けして平等に行う。リソースに体力を使い
すぎないように注意すること。あくまで“映像対決”なので。
でないと通常業務に影響を与えすぎると本業がおろそかに
なってしまう。それは駄目。
なので本当に“業務を超えた意地と矜持の闘い”なのである。




そう。


こうだった。


“大前提”が、こーだったはずなのに、なぁ……。


なーんか、だいぶ、ニュアンスが変わってきてます。


いつもまにか、ねぇ。


お互いに、“ガチ”な感じになってきちゃって。


全然、余裕なんかなくって。


魂がすりきれんばかりになって、制作やってますよ、ホントに。



その辺の“ガチ”な感じと、“ノリ”と、
“作業進捗”はこちらの公式ブログに詳しく連載されているので、
ぜひご覧ください。








きっと、ここから、更に、もっともっと、熾烈な闘いになっていきます。



*******************************

今回、この“映像対決”のプロジェクトが始まって。


ウチの社内にも、大きな変化が現れました。


まずは、久しぶりにチーム「sai -サイ-」が集結したこと



前回が、劇場用3Dアニメーション『ドットハック セカイの向こうに』 (2012年公開)だったので。



実に2年ぶり。



プロジェクトリーダーは依然、変わらず、二塚。


しかし、それ以外は、また今回のプロジェクトの為に集結した
新旧混ざった新しいメンバー。


そして、監督は竹下勲。


今までは主に『NARUTO-ナルト- ナルティメット』シリーズの
映像演出を行うチームをまとめていたディレクター、竹下。

映像監督を務めるのは今回が初です。

(これもいつのまにか、ヒゲが決めてました。怒)



普段はゲームソフトを作っているゲームクリエイターが、プロジェクト
にあわせて挙手制で参加するのがチーム「sai -サイ-」。


ゲーム機のスペックやメモリを気にせずに思いっきり映像で勝負
したいッ!!
って思っているやつらが集まっています。


今回のこの“映像対決”用の動画は、このチーム「sai -サイ-」が
手掛けています。


制作期間としては、およそ1カ月程度のプロジェクト。



しかも毎日、それぞれが担当しているゲームプロジェクトの
業務が終わったあとに合間を縫って作業を行っています。


チームメンバーのおおまかな役割分担はあれど。


エフェクト(の担当)が足りなくなると、社内の別のスタッフに
竹下自ら交渉に行って、“頼む!ちょっとでいいから手伝ってくれ!”
なんて言って口説いて、少しずつメンバーも増えていってます。


今、メンバーは20人くらい。


そんでコンポジットも若手からベテランまで。普段コンポジットやって
ないやつまで勉強しながらも、少しでも手伝う姿勢が見えてきてる。


ホントにみんな声がよく出てる。



なんか、ね。


普段から、こーしろよ、と言いたくなる気持ちもあるわけですが。


そんだけ相手が“強大”だってことを彼らが一番わかっている
のでしょう。


本当に、自主的に、自動的に、動いています。






1ヶ月くらい前に。


この“映像対決”をやることが決まった時に。


毎週月曜日の朝にやっている(全スタッフが集まる)朝礼の中で。


私はこのプロジェクトの告知と共に。


スタッフにこう言いました。


『相手は、あのスタジオカラーだ。

“あの”スタジオカラーだぞ?

正直に言おう。

ウチがどんなに頑張ろうと敵う相手ではない。

相手は映像制作のプロ中のプロであり、日本を代表するアニメスタジオだ。

胸を借りるつもりで精一杯頑張れ。

ただ、間違えるなよ?

ウチにはウチの闘い方があるはずだ。

どこのアニメスタジオでも作れるような映像だけは作るな。

いいか?いつもと一緒だ。

自分たちにしか出せない結果を出せ。

コンセプトと闘い方を間違えるな。

勝算を持て。

考えろ。

そうすりゃあ、きっと、相手に“失礼のない闘い”が、きっと、できる。

そして、あえて、言おう。

絶対に、勝てッ!!!!!!!!!!!





まあ、勝負の結果がどうなるのかは、最後までわかりませんが。



レフリーが神風動画水崎淳平(男の中の漢)だしなー。






先日会った時も、最初に言われたのは

『この勝負に、引き分けは、ないッ!!!!!!!』

だったからなー。


きっと、はっきりと、勝者と敗者が、生まれるでしょう。



望むところだ。




スタジオカラー。



こんなにも、血がたぎる相手も、闘いも、そうは、ない。



好敵手に。


巡り合えたことに。


感謝しつつ。


全力で。




勝つッッッ!!!!!

*******************************



株式会社サイバーコネクトツー
代表取締役社長 松山 洋

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