2005-11-30 22:56:46

質問する力 大前 研一著

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大前 研一
質問する力

 「質問力」ということば自体が流行のように思います。実は、今斉藤孝さんの「質問力」を読み始めたところです。同じようなタイトルですが、内容的にはかなり違うようです。また改めてレポートします。


 大前さんは、日本人は質問が下手だと言います。


 その心は、日本人はさまざまなニュース、政治家、評論家などの発言の裏にある事情について、「なぜ?なんであの人があんなことを言うのだろう?」という疑問を抱くことなく、「そんなもんか」とすぐにあきらめてしまう。


 そういう「疑問を呈して、質問を投げかける」力を普段から養っていないから、道路公団のことも、郵政民営化も、あれもこれも。。。いろんなことが政治家や利権の絡んだ人たちの思惑通りに行ってしまって国が悪くなっていく。


 大前さんのこの発想法はやはり人をひきつける力があります。


 私もへそまがりで、発想はいろいろ持っていたり、疑問もあるのですが、それを押し通せず「長いものに巻かれる」ところがある。政治にも無関心。さまざまなことを切り分ける座標軸になる考え方も訓練していない。持つ機会があったのに、訓練して来なかった。


 愚痴を言い続けても仕方がない。今からでも良い、「疑問力」を持って建設的な人生を送ろうという意欲をもらったように思いました。大前さんが自身の原点だと言っている「新・国富論」を紐解いてみようかなと。。。皆さんもいかがですか?


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2005-11-28 22:51:10

インタビュー術 永江 朗著

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永江 朗
インタビュー術!

 先日紹介した「週末作家入門」を買いに行った時に、同じ書棚にならんでいて、しかも一番目立つ本でした。表紙は売れ筋に影響しますね。


 著者の永江朗さんはフリーライター、多くのインタビューをこなされた方のようです。


 タイトルから期待したのは、インタビューを最高のものにするための準備の方法とか、質問の種類だとか、そういうものでした。それについても、示唆の多い本でしたが、むしろ、インタビューそのものに対する自分の既成観念を変えてくれたことが大きな収穫でした。


 インタビューは、録音したインタビューをテープ起こしただけとは言わないまでも、それに近いもののように私は考えていましたが、この本で、実は、インタビューとは、インタビューを受ける人(インタビューイー)のことばを通してインタビューアーが行う自己表現なのだと考えるようになりました。


 だからこそ「インタビューには注意しなければならない」と永江さんは言います。


 私がもともとインタビュー術に興味があったのは、セールスマンが顧客の本音を引き出し、信頼を勝ち取るための秘訣がそこにあるのではと思ったからです。


 永江さんが言っている事前の準備の大切さ(という以上のもの)などは、インタビューにおいてもセールス活動においても全く同じだという感を深くしましたし、共通のものは確かにあるんだろうと。


 今回の読書は、それを確認する以上の収穫があり、嬉しいものとなりました。


 皆さんも、これを読まれるとインタビュー記事がおもしろくなると思います。ちょうど、テニスプレーヤーがプロの試合を見ると、ひとつひとつのプレーがどれほどの難易度のものなんか、自分でも真似できるレベルのものなのかそうではないのかが良く分かるように。。。


 それと、今からインタビューで食べていくぞ、と力んでみても、おそらく永江さんの域には達することはできないだろうとも思いました。同時に、それなら、この本のレベルで解説できるような自分にしかない何かを確立すべきなんだろうなとも思いました。


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2005-11-27 01:51:43

生涯最高の失敗 田中耕一著

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田中 耕一
生涯最高の失敗

ノーベル賞受賞者の田中耕一さんに「生涯最高の失敗」という著書があります。


 その中で氏は、ある学会で外国の権威が話した内容が間違っていたため、それを正したくて必死にその権威に英語で話をしたと書いています。普段は英語をしゃべるのが苦手で、かつ「上がり症」の氏が、学問上のちゃんとした議論をその場でやりたいという熱情から、英語で訴えかけたということのようです。

 英語の上達というより、英語でしゃべることができる条件の第一は、こうした「自分を伝えたい」という強い願望にあるのではないでしょうか。

 同じ本の中で、氏は、ある先生からさかんに「英語で論文を書け」といわれ、半ばしぶしぶそうしたことが、ノーベル賞につながったとも書いています。


つまり、日本語で書いた彼の研究成果が国内では誰にも認められず、英語で書かれた論文を見て、海外の研究者たちが先に彼の業績を認めたという皮肉な展開についても言及していて、なかなか面白い本でした。ご一読をお勧めします。(個人的には知り合いではないけれど、同じ大学の後輩なので、応援したいと思います)。


 島津製作所で、田中さんへ社長賞1000万円が贈られたことは有名ですが、島津製作所社員を友人に持つという人から聴いた話しでは「ノーベル賞でも1000万円。。。」と社内では落胆の声が実は多かったのだとか。


 UCサンタバーバラの中村教授は6億円(でしたっけ?)でも、大いに不満と言っていたのとは対照的ですが、個人の発明にそのくらい報いる方が、会社にとっても良いのではと思いました。


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2005-11-26 21:46:26

週末作家入門 まず「仕事」を書いてみよう

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廣川 州伸
週末作家入門 まず「仕事」を書いてみよう

 この本は先日ご紹介した松山真之介さん にお会いした時に、松山さんが話しを始める前に見せて下さった本です。


 帯のことばに元気が出ます。「日々の苦労こそ「ネタ」になる」。この言葉以上にビジネスマンを続けながら、いつか本を出したいという希望を持っている人たちを元気づけることばはないでしょう。


 著者の廣川さんは1955年生まれ、私の一年先輩。


 ビジネスマンも日々の仕事という立派な題材を持つ作家のたまごであるという立場で「日本ビジネス作家協会」というNPOの事務局代表をつとめていらっしゃるそうです。読んだ後、いや、読んでいる最中から是非この方にお会いしたいと思うようになりました。


 私自身は何とか今年中に出版の目処をつけ来年前半には何かを出したいと思っています。私のようなサラリーマンは世の中にごまんといるのでしょう。そんな人たちが、廣川さんや、この書中に出てくる司馬遼太郎、高杉良、堺屋太一、幸田真音など、多くの先輩たちの仲間入りができたら、なんとすばらしいかと思います。


 長い人生、今後の私たちの世代、第二の人生を考えなければならない者たちへのひとつの生きるヒントであるようにも思いました。これまでやってきたキャリアを棚卸しすることを廣川さんはすすめています。この棚卸しからビジネス書や経済小説までも書くことができるというメッセージに添えて、廣川さんは出版にこぎつけるためのこまごまとした手ほどきをされています。


 テーマの探し方、構想のつくり方、企画書の書き方、文章術、はては編集者との人脈作りまで。。。


 こういったものは、これまでは人に教えようとする人が少なかったんだと思います。そういった意味では画期的な一冊のように思います。「週末起業」の次は「週末作家」が人気を博すのでは、そして、サラリーマンが作家になることが特別なことでなくなる、それが世の中のコンセンサスになるのではないでしょうか。この本が、その大きな契機になるように思います。


廣川さんのプロフィール


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2005-11-21 08:06:54

これであなたも英文記者

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伊藤 サム
伊藤サムのこれであなたも英文記者

 ある英語研修講師が「英語研修を実施にあたっては、単に語学の上達ということではなく、英語的な発想や、コミュニケーションの方法、考え方というビジネススキルを同時に身に付けるために行うべき」という発言をしていました。


 この本は、英文という異国の言語を書きながら、「書くこと」そのものに対する姿勢を教えてくれます。


 英文を書くとき、特にノン・ネイティブとしての限界を感じるのは、冠詞の部分ですよね。しかし、この本では、非常に丁寧に丁寧にこの冠詞の部分の解説に力を入れて解説してあり、ノン・ネイティブでも「やれるじゃないか」という気持ちにさせてくれます。


 もうひとつの悩みが、前置詞。"in"なのか"at"なのか、"for"なのか"of"なのか。。。


 これについても、じつに丁寧な解説です。どのレベルの英語学習者にも何か発見があるはずです。少なくとも、こうしたことばの使い方について敏感になることは確かです。


 著者の伊藤サムさんは、ジャパンタイムスの編集局長。


 英文の書き方に悩む後輩の記者たちをコーチしてきた内容を、ずっと雑誌に書き続けて、本にまとめたのがこの本の前書だそうです。社会のさまざまなところで行われているコーチングが、こうしたかたちで世に出て、直接伊藤さんとお会いしたことのないわれわれにも恩恵を与えてくれる、このことがすばらしいと思いました。


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2005-11-20 10:52:12

使える金融英語 100のフレーズ 柴田真一著

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柴田 真一
使える金融英語100のフレーズ

 柴田さんはロンドンで働く現役証券マン。東洋経済に連載されていたものをまとめられたのがこの本だそうです。


 「たった100のフレーズですぐに表現力倍増」というサブタイトルは?ですが、柴田さんのロンドン生活のにおいをかぎながら、金融記事によく出てくる英語を整理すると、なるほどこうなるのか。。。と思いながら読みました。


 専門分野の英語をマスターするための技術をどう確立するかというのは、実はトレーナーをやった経験もある私にとってひとつの課題であり、この本も材料を与えてくれました。例えばこの本で紹介されている計500もの例文を、昨日私の英語ブログ でもご紹介した「英語九九」のような手法で、繰り返し、繰り返し体に叩き込むような方法を組み合わせるのが最良の方法なのかなと思います。


 もうひとつ言えば、ある業種の英語に精通するには、いくら人の解説を読んでも分からない部分が一杯出てくる。金融の世界にいないと、その中の一部の職種でした使わないことばの意味はやはり分からない。それは、実務経験の不足の故です。


 こういう意味では、ここを補うような金融そのものを英語で解説するような本の存在が望まれるところです。柴田さんも、金融英語のメルマガを発行されているとのこと。このあたりの問題意識をきっとお持ちなのだと思います。


柴田さんのメルマガ


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2005-11-19 12:41:26

オバケの英語 明川 哲也、クレイグ・ステファン著

テーマ:読んでみんさい、この本!
明川 哲也, クレイグ ステファン
オバケの英語

 昨年、六本木ヒルズ内にあるアカデミーヒルズで、明川哲也さんという方の講演会に行ってきました。

 ミュージシャンである明川さんが、ニューヨークのライブハウスで活動するため、発音を徹底的に直さなければいけなかった体験を下に、ごまや、まめや、竹輪などを使って、本当に分かり易く英語の発音をネイティブに近づけるノウハウを話してくれました。

 彼の体験をベースにした話は本当に面白く、かつ、話術も軽妙。久々によい話が聴けたなという印象と、彼の主張が私の主張と似通った所もいっぱい有って、「我が意を得たり」という気持ちになりました。私が知らない、あるいは考えたこともない練習法も教わりました。

 英語の子音は口の中で起こる気流と音の組み合わせであるというユニークかつ説得力のある切り口、気流だけの子音とそれに音を組み合わせた子音のペアがいくつもあるということなど、どの教科書にもないような話がいくつもありました。


 2時間を越える講演も、面白いままにあっという間に終わってしまいました。最後に聴いた(聴き取りの材料として流された)ビリー・ジョエルの「オネスティー」も懐かしくて良かったです。

 もっといろいろありましたが、書き切れません。ひとつ言えるのは、彼のアプローチは英語の発音を良くするには非常に効果的であろうと思われることです。講演中に聴衆をステージに呼んで行った実験が、実際に効果をその場で現したので、そう思いました。
 
 やはり、人の話をたまには聴かなければとつくづく感じた記憶があります。


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2005-11-18 08:05:54

「認知症」とはどんな病気?―「認知症」の正しい理解のために 灰田 宗孝著

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灰田 宗孝
「認知症」とはどんな病気?―「認知症」の正しい理解のために

 認知症=痴呆ということばの上での図式はなんとなく知っていても、「認知症」の内容については私自身は何も知らなかったことを認識させてくれる本でした。


 認知症とぼけの関係、老化と認知症の関係、記憶喪失と認知症。。。何がどう問題なのか?


 こうした問題は、いつかは、いや、実は目の前の問題であるのに、とりあえず何も起こっていないので、目をそらせている問題であると思わされました。と同時に、認知症にならないための生活様式のようなもの、なってしまった時に備えた対策などなど。。。具体的な提言があって好感が持てました。


 使っていれば、脳は再生機能もあるというところは勇気付けられる部分でした。


 お医者さんが、ふつうの人のことばで認知症を説明してくれていて、参考になりました。


 以前紹介した成年後見制度の利用のすすめなど、医師としての目からの医学の解説書ではなく、生活者の目で、具体的な提言が多くあることでも好感が持てました。おそらく、私のような一般人の意識が低いために、どうしても認知症に対する最低限の知識をひろめなければという使命感も感じる好著でした。


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2005-11-15 07:57:17

成功する人の頭のなかみ 米山 公啓著

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米山 公啓
成功する人の頭のなかみ―あなたの夢を次々実現する脳の使い方

 神経内科の医者であり、作家の米山さんの本の紹介は2冊目になります。


 お医者さんが専門家の目から診た「成功する人の頭のなかみ」の本です。


 米山さんによれば、脳は自分で作っていけるもので、成功するような脳に自分の脳を変えていくことができるということで、これはGood Newsでしょう。


 今日の英語ブログ でアップル社のスティーブ・ジョブズ会長のスタンフォード大学でのスピーチをご紹介しましたが、彼は"You've got to find what you love!"といって、自分が本当に楽しめることを、もっと極端にいうと「自分が今日死ぬことが分かっていたらやりたいと思うこと」を仕事として見つけよ、と言っています。


 米山さんのこの本でも、自分が好きなことをやっているときは、脳が活発に働くというようなことが書かれています。また、自分の脳を「成功脳」にするための日常的に実践できることが書いてありますが、そんなにおおげざな、無理なことをするよりも、積極的なことばを聴き、言い、そうした楽しいノウハウがならべられています。


 道徳教育的に「良い人間になるには。。。」「成功するには。。。」と教えられるよりも、「こうしたら脳はよりよく動くようになる」といわれると、「やってみようかな」と思ってしまう。そう思わせる本です。


 ひとことでいうと、成功するために自分をどんな環境におくかということを、極めて具体的に教えてくれる楽しいノウハウ本です。


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2005-11-14 07:24:18

志のみ持参 上甲 晃著

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上甲 晃
志のみ持参―松下政経塾十三年の実践録

 著者の上甲晃さんはあの松下政経塾の塾頭をされていた方です。


 先日上甲さんの講演を聴いたばかりだったので、講演内容と重なる部分が多く有りましたが、講演で話されたことばは、過去のこんな経験に基づいた発言だったんだなどと思いながら読むと、別の楽しみがありました。


 この本の内容は、ひとことでいうと「知識を得ること以上に大切な知恵を得ることの大切さ」を説いているように思います。


 ことばという便利なものを獲得したために、とかく私たちは抽象的な議論を好み、そういう議論をしていることが高邁な活動をしているように錯覚しているのではという指摘がこの上甲さんのことばにはあります。それは、彼が薫陶を受けた松下幸之助という人物から学んだものを多く含んでいるようです。


 例えば掃除ということを通して、人に言われてではなく、自分が進んでことをなす事の重要性をしきりに説いていらっしゃる部分は、多くの人にとっては「古臭い」と感じることかも知れませんが、多くのことを経験したものほど、その説得力を感じるのではないでしょうか?


 人を教えることの大切さと難しさを同時に思わせてくれる本でした。自分の今後のあり方を考えさせられる本でもありました。また、さまざまな出来ごとを人のせいにせず、「自分が変れば良い」と確信を与えられて元気も出ました。


 一度、上甲さんの分かりやすい、日常のことばで述べられている貴重な真実に耳を傾けられてはいかがでしょうか?


 上甲さんの主宰する「志ネットワーク」


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