みなさん、こんにちは。
カラーズ・ビジネス・カレッジ(CBC) の高田裕子です。
先週、功和会の田中さんと、内藤さんとともに、TOKYO油田へ次回「現場見学会」の打合せへうかがい、工場を見学させていただきました。
墨田区にある株式会社ユーズが運営してるTOKYO油田、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、家庭や事業者の天ぷら油を回収し、ディーゼル車を走らせる技術を開発し、再利用しています。
二酸化炭素を増やさない、地球にやさしい燃料です。天ぷら油の回収ステーションは、都内を中心に近県に200以上もあります。(回収ステーションは、こちらをご覧ください)
「天ぷら油の回収を通して、環境に貢献したい!」と思っている方であれば、誰でも参加できるそうです。
株式会社ユーズ 代表取締役社長の染谷ゆみさん
笑顔が素敵な染谷社長、これまでのこと、今の事業について、熱く語ってくださいました。
ちょっと並び順を間違えましたが・・・
真ん中が「使用済み食用油」、左が「反応中」で、最後に右端のような透明な、VDF(Vegetable Diesel Fuel)です。
VDFからつくられたハンドソープ!
展示コーナーには、「低炭素杯2016」では、TOKYO油田2017(東京都)がオルタナ最優秀ストーリー賞を受賞された際の記事、ハンドソープの他に、VDFでつくる「キャンドル」や、「石けん」などが展示。
自由が丘を走っているコミュニティバスThaksNature Busも、天ぷら油のリサイクル燃料で走っています。知らなかった! 2年もの間規制と戦い、1997年に運行を開始し、もうすぐ20年になるのだそうです!多くの方が利用し、今では、自由が丘になくてはならないコミュニティバスです。
冬になると目黒川沿い(五反田駅から大崎駅の目黒川沿い)にともされる目黒川みんなのイルミネーションも、天ぷら油の自家発電!
フジロックフェスティバルや、毎年4月に代々木公園を中心に行われるアースデイ東京や、肉フェスなどのイベントでも、天ぷら油(バイオディーゼル燃料)で発電協力をしているそうです。
蓄電池は、技術も進み、コストも下がっているそうで、レンタルもできるものだそうです。
「油田カフェ」を後にし、工場見学へ。
染谷商店、こちらで回収された油がタンクに入れられます。天ぷらかすや不純物なども、ここできれいになります。
燃料倉庫
ここが、回収された油が、VDFへと変わる場所!
使い終わった天ぷら油の、9割がディーゼルエンジンの燃料として、自動車や、自家発電に使われ、1割が肥料となるそうです。
天ぷら油回収自転車!
~天ぷら油回収箱~天ぷら油で電力自給!!!と書かれており、走っているとご近所の方が、ご自宅で使い終わった油を「これお願いね!」と渡してくれるのだそうです。ご近所のみなさんも、協力することが当たり前になっているようです。
使い終わった油は、新聞紙やキッチンペーパーなどにしみこませて捨てたりと、何かと面倒ですが、カスをとらずに、ペットボトルへ入れて渡すだけ!と非常に簡単。しかも、再利用できるとは!!
電力が自由化になった今、天ぷら油の自家発電に力を入れていきたい!と、力強く話されてました。天ぷら油を回収したステーションが発電所になる?!地域の発電、ご当地電力。まさに地産地消エネルギー。エネルギーについて、地域とのかかわりなど、いろいろと勉強させていただきました。染谷社長、みなさん、お忙しい中ありがとうございました。
TOKYO油田を後にして、バスで押上まで移動。目の前には、スカイツリー!
田中さん、内藤さんと玉ひでの親子丼を食しながら、
あーだこーだと話し合い、現場見学会について決めました。7月中にアナウンスしますので、功和会のみなさん、どうぞお楽しみに。