父ちゃんといわき市立美術館(福島県)に行ってきました
北大路魯山人展が5月26日から開催されているのです
稀代の美食家として有名な魯山人は
料理がいくら良くても器がへんな器では快感を得ることはできない
ならば自分で器を作ろうと 陶芸を始めた人なのです
器には料理を生かせる「生きた器」と生かすことができない「死んだ器」がある
そんなエピソードを聞き どんな作品が展示されているのかと興味深々で行きました
昭和10年代頃からの作品が数多く展示されていました
色使いなどに時代の古さをまったく感じさせない作品が数多くあり
はっと目を瞠り 心をギュギュッとつかまれたようなそんな気持ちにもなり作品のひとつひとつと
じっくりと向き合ってきました
展示された器の近くには その時代魯山人がこの器をどんな料理の盛り付けに使ったかという写真までもが
あり ああなるほどなぁ・・と写真からですが生きている器という意味が伝わってきました
作品のなかにはたくさんの年代を経てきたんだな・・と感じさせられるものもあります
この魯山人 陶芸だけではなく書 篆刻 刻字 絵画 漆芸にも優れております
それらの作品ももちろん展示されており 破天荒に生きたという魯山人の世界に
触れてきました
人生って・・・こんな生き方もあるのね・・・・
で・・・微笑ましく思ったのが納豆(笑)
魯山人は納豆茶漬けがお好きだったようで
この納豆茶漬けの美味しい食べ方 納豆をいかによく練るか・・
醤油はどんなタイミングで入れるか・・などということがつらつらと書かれた文章があり
思わず「ウフフ」と笑ってしまったわたしです
ルピナスの葉にもこんなに水滴がころころ集まってきています
こちらは自然の美ですね