マリア母太后(アルカサル-王城-)
テーマ:少女漫画の名脇役たち
アルカサルのその後の時代の「女王フアナ」
「アルカサル」には同じ名前の人が複数出てくる。
主要人物の中だけでも「マリア」さんは2人。
そのふたりのマリアは主人公のとても身近な人物であり、
そして主人公にとって対照的な位置にいる。
まず一人目のマリアは「マリア・デ・パデリア」
彼女はドン・ペドロの愛妾から本妻になった女性で、元はスペインの
貴族の娘であり、少年時代のペドロの家(彼ら母子は王により
王城から隔離されていた)の侍女として仕え、その後宰相と母親
より愛妾の立場を与えられる。
王は同じく宰相たちに決められた本妻のブランシュ姫を遠ざけ
このマリアを深く深く愛し、一男三女の子をもうける。
その中の三女・イザベルの娘が上の映画のフアナ(ホアナ)
だったっけ・・・(汗・・フーシェさんあとよろしく・・)
以下その答えです。リィンさんありがとう~~~![]()
上記御紹介の「女王フアナ」
コレは「ラ・ロカ(狂女王)フアナ」ですよね。
カトリック両王(フェルナンド・イサベル)の娘です。
ペドロ1世(我らがドンちゃんね)とエンリケ2世(ドンちゃんの天敵
エンリケね)の孫同士が結婚しているのよ。
英国でエドワード黒太子の弟と結婚したコンスタンシアの娘が
そうです。で、その孫同士の結婚の、その孫あたりでイサベル女王が
誕生しています。ペドロ1世を「残酷王」を「審判王」に直すように
するのも、このイサベルです。先祖が忌まわしい異名で呼ばれる
事への不快感と同時に、絶対君主国家を実践し様として
無念に終った先祖への憐憫の情があったのかも知れませんね。
裏切った貴族等への制裁の悲惨さは「残酷王」であるのかも
しれません。せん。その反面、戦功あるある貴族へ、領地等
ばらまくエンリケは「恩寵王」と言われるのかも?
でもその為、王権自体は↓↓↓なんだろうけどネ。
でも、なんと言っても「勝者の歴史」は世界共通だわね~(^^ゞ
(以上リィンさんより。ありがとう~~~)
本人たちの意思とは関係なく始まったこの関係は深い愛情にと
しれません。その反面、戦功あるある貴族へ、領地等ばらまく
エンリケは「恩寵王」と言われるのかも?
でもその為、王権自体は↓↓↓なんだろうけどネ。
でも、なんと言っても「勝者の歴史」は世界共通だわね~(^^ゞ
発展はするんだけど、同時に数々の悲劇も起こす事になって
しまう。一番分かりやすくてショッキングな例が王妃ブランシュの
悲劇。これはふたりのマリアが原因と言ってもいいと思うのです。
というのは、彼女が王より嫌悪され幽閉された原因となったのが
自分が嫌いな母親・マリアに雰囲気が似ているから。
そして愛妾マリアへの深過ぎた愛情によるものだと思うから。
愛されたマリアはこの事実を自分の中の十字架として受け止め
罪悪感と一種の無意識の余裕を感じる。
そして愛されなかったマリアは、これを息子の裏切りと捉えていた
ような気がするのです。
あの王妃は彼の傀儡の象徴であり、その王妃を拒否した事は
彼の独立心、反抗心の象徴でもあるから・・。
母マリアにとっては完全に息子の裏切りと取ったと思うのです。
なぜって母マリアとブランシュの立場は共通点も多いから。
というのは母マリアは、ポルトガルからカスティリアの王に嫁いで
来た時、既に王には愛妾がいた。
若かった母マリアは王に嫌われ、愛妾が幅を利かせる中、
孤独と屈辱の中で生きてきた。
既に愛妾・レオノーラには三男一女がおり、彼女の身内が
権力を与えられているという、母マリアの存在感がない状態。
そんな彼女が自他共に自分が正式な王妃であると認めさせ、
愛も権力も何もかも与えられている妾に唯一敗北感を感じさせ
られる事が王位継承権第一位を持てる男の子を産む事だけだった。
そして念願叶い王の息子を出産。
ここで自分は王妃として認められる筈が、王により王城から
追い出され隔離される形になってしまう・・。
こうなると彼女は「母親としての愛情」よりも「王妃としての誇り」に
しがみつくようになってしまう。
そもそも母国ポルトガルでも王家の姫として育てられた彼女。
たかが愛人に大きな顔をされ、夫までもがその愛人の言いなり
なんて、生まれた時から高貴な女性が耐えられるはずなんて
ないもんね。
ただ、彼女が誇りにこだわった結果、息子はどんどん自分から
離れてしまう。反抗したりするのはどこの少年も同じとは思うけど、
この息子が父親同様に妾を愛し、異国から嫁いできた后を
彼女の夫がしてきた事と同じく、遠ざけ幽閉したことにより
彼女の母としての気持ちは完全に消えてしまう。
もうこの時多少は薄れていた夫や愛人への気持ちも生々しい形で
ふつふつと浮き上がってしまったんじゃないでしょうか。
あんな生まれつき高貴なプライドの高い女性が、長年虐げられて
きた恨みと恥ずかしさと屈辱感は、愛人を処刑した程度では
収まらないと思う。
死んだ夫が息子とオーバーラップしてきたんだろうと思う・・。
ドン・ペドロの側からして見れば酷いお母さんなんだけど、
母マリアの生まれや不幸な結婚生活、高貴な生まれなばかりに
高いプライドを前提にして考えると、なんて不幸な女性だと
思うのです。
平民の立場の女性でも嫁いだら夫は愛人とぼこぼこ子供作って
自分はアパートとかに追い出されれば気持ちも歪まない筈がない。
平民だってそうなんだから、彼女の気持ちを考えると辛くなるのです。
ちなみに母マリアは王の死後、若い騎士と恋仲になりますが
目の前でこの騎士は息子により殺されてしまう。
よりによって自分の身代わりとして・・。
王にも息子にも愛されず、やっと愛する事が出来た騎士も
殺され、彼女は闇の世界から抜け出せなくなってしまった
んだろうな・・・と考えると悪役なのでしょうが、とてもとても
悲しくなってしまうのです。
生まれ変わりがあるなら、今度は母マリアも似た立場だった
ブランシュも自由に恋愛して欲しいよ。(泣)


















1 ■「アルカサル」、感謝感激!
もとさん、いつも有難う御座います!
でネェ。ごめんネ。歴史話ですが・・・
上記御紹介の「女王フアナ」
コレは「ラ・ロカ(狂女王)フアナ」ですよね。カトリック両王(フェルナンド・イサベル)の娘です。
ペドロ1世(我らがドンちゃんね)とエンリケ2世(ドンちゃんの天敵エンリケね)の孫同士が結婚しているのよ。英国でエドワード黒太子の弟と結婚したコンスタンシアの娘がそうです。で、その孫同士の結婚の、その孫あたりでイサベル女王が誕生しています。ペドロ1世を「残酷王」を「審判王」に直すようにするのも、このイサベルです。先祖が忌まわしい異名で呼ばれる事への不快感と同時に、絶対君主国家を実践し様として無念に終った先祖への憐憫の情があったのかも知れませんね。裏切った貴族等への制裁の悲惨さは「残酷王」であるのかもしれません。その反面、戦功あるある貴族へ、領地等ばらまくエンリケは「恩寵王」と言われるのかも?でもその為、王権自体は↓↓↓なんだろうけどネ。
でも、なんと言っても「勝者の歴史」は世界共通だわね~(^^ゞ
(何方か、違っていたら、訂正お願いしますm(__)m)
で、長くなってm(__)m
マリア母太后・・・青池氏が仰る「執念深いこわいお母さん」ですよね。情が深い、深すぎる女性だと思います。多分、夫が彼女を「王妃&次王の母」として、遇していれば、もう少し違ったかな?とも思います。そう考えると、息子を持った母として、同じ立場(笑)の私も、苦しい感情になります。
一体何を望んでいたのでしょうね?この時代のお姫様の望みなど、私には察する事事態、無謀なのかもしれないけれど。単に、夫や子供に囲まれて、口うるさい母として一生を送りたかったのかも知れない。自分と全く同じ運命を辿るようなブランシュ姫への気持ちも、ヒシヒシと怖いくらい伝わってきます。誰でも良いから、普通に優しくして欲しかった・・・そんな簡単な事を手に入れることが出来なかった、哀れな、そして泣きたい位心が分かる、そんなキャラですね。