その温度で花開く。
昨夜は今週2回目の渋谷の乙でのライブでした。
乙の近くの通り、桜丘町のさくら通りというのですね。
とても素敵な名前です。
さくら通りのさくらも花開き始めていました。
もう何度も訪れ見慣れたはずの渋谷の街も花に彩られるだけでずいぶん違って見えます。
東京でみる初めてのさくら。
東京で過ごす初めての春。
これから何度も訪れる季節のはじまりなんだね。
この日のライブも桜の曲を3曲演奏しました。
無料配布のCDに収録した、「春待ち」、「さくらさくら」、「花」。
どの曲も桜がテーマですが、描く景色もココロもまるで違うもので、演奏するたびに過ぎていった日々を思い出します。
同じように繰り返す季節だって、ひとつとして同じものはないんだね。
ひとつとして同じ景色も、同じ気持ちもないんだね。
過ぎて行った季節は、うしなった日々はいつでもきれいで愛しいけれど。
また違う心震える季節をわたしは待っています。
そうだね、あのくらい世界が壊れそうな鮮烈な衝撃で心を揺らしてほしいよ。
それを感動というのだと。
この春は優しいけれど、それだけじゃきっと足りないや。
昨夜も共演者のみなさんは色とりどりいろんなアーティストさんで、どのかたもみなさん大変素晴らしかったです。
全5組で5人もレスポールのギタリストがいたのにはびっくりしました。
すごいなと思うアーティストのかたがたと一緒だとプレッシャーも感じますが、気合もはいっていい刺激になります。
みなさんありがとうございました!
ライブの転換のあいまには乙で仲良くなった音楽仲間が働く「七そば」というまぜそばやさんでまぜそばを食べてきました。
普通、大盛、特盛、均一料金!
写真はもちろん特盛です。
ひいき目抜きにしてもとてもおいしかったです。
最初はそのまま食べて、途中からお酢やラー油、にんにくを入れて変化させながら食べれるのであきません。
メニューでは最後のシメにご飯を混ぜて食べるというのがありました。
さすがにおなかいっぱいだったので頼みませんでしたが、おいしそうですね。
お仕事前、ぎりぎりまでライブを見てくれた友達に感謝です。
ありがとう!
昨日はいつもお世話になっているライブハウスの方とライブハウスについていろいろお話してすごく考えさせられました。
東京でも福岡でもライブハウスはたくさんあります。
それぞれいろんな特徴があっていろんなやりかたがありますが、いいライブハウスってなんでしょう。
人それぞれいいと思うポイントは違うと思います。
設備のいいハコ、立地のいいハコ、ジャンルがあっているハコ、あこがれのバンドが出演しているハコ、逆に手軽に出演できるハコ。
ホントに様々だと思います。
そんななか出演するライブハウスをバンドとしても選んでやっていくわけですが、やっぱりその選択の根拠はライブハウスとの信頼関係がイチバンなのかもしれません。
バンドに愛のあるライブハウスはやっぱりいいですね。
ライブハウスが主催してくれたライブイベントでも昨日のように、何か想いが見えます。
こんなイベントだったらお客さん楽しいだろうとか、このバンドここにでたらいいきっかけになるんじゃないだろうかとか、そんな風な気持ちのうえにあるライブはとても気持ちいいです。
アドバイスをもらうことも多いですが、ホントに考えてくれている言葉はそれが結果どうであれとてもうれしいもので、励みになります。
逆にそうじゃないときはそれも伝わるものです。
乙は何度も出演させていただきましたが、いつものブッキングマネージャーさんはじめ、店長さんやスタッフのみなさんもライブに、バンドにすごく愛があります。
昨日は特にそれを実感しました。
だから音楽に愛がある人が集まるのだと思います。
ここではホントにたくさんのステキなひとに出会い、いい仲間ができました。
ライブはいつだってそのアーティストだけで作るものじゃなくて、ライブハウスのスタッフのかた、共演者のかた、そして見に来てくださっているお客さんみんなで作り上げていくものなんだな、と最近たくさんのライブを経てホントによく思います。
自分だっていつもまったくまじりっけなしの純粋な気持ちでライブにむかっているかと問いかけてみると、躊躇なくYesと言えないところもあるかもしれません。
自己満足だけに陥ることなく、もっとライブというもの自体をよい時間にしたいというモチベーションをもって、みんなで作り上げていけるようなアーティストになりたいです。
ともあれ3月のライブ、全5本これにて無事終了いたしました。
ありがとうございました!
今月はホントに内容が濃く充実した月でした。
いろいろありましたが、なによりとてもとても楽しかったです。
4月の予定は3本、
4/2(木) 三軒茶屋Heaven's Door
4/13(月) 新宿Motion
4/27(月) 三軒茶屋Heaven's Door
です。
またぜひ遊びにきてください!
この春のはじまりに見つけたものをまた飲みほして、新しい季節も輝きの季節にしていきたいです。
両手いっぱい、抱えきれないほどの愛をもって。