ファッションブランドコミュニティ「プーペガール」
2008-08-25 21:10:50

「ROCK!!利根川」 エピソード6

テーマ:ROCK! 利根川
    「思い出の交差点から」

   こんばんは菅原です。
   ちょっと昔をふりかえりつつ・・・

      「僕の人生に十字路があったならば、ここ」

 この交差点の向こうは大きな利根川。右に折れたら実家。戻れば過去。
左に曲がれば未来。空は夢。土の下は、あの世。
ならば、この交差点の真ん中は人生のニュートラル地点。
ひきこもるなら此処。飛び込み台となるのもやはり此処。
何処へでもやり直せる場所。ただし、危険なところ。
 時は止まり赤い空は沈黙が支配して僕の感覚は麻痺し、目は開いたまま
閉じず白い鳩がくちばしを剥き出しにして向かってくる。
僕は頭の中だけがクリアーな状態。そして自意識と感受性が仲良く
暴走して自分を殺しに来る。その妄想との対決で日が暮れて明ける朝方は
夢の中。空に浮かんだ宮殿はボーボー燃えて、王様の救いの虫はカブトムシ。
頼みのメロスは昼寝の真最中。ぼくはモグラの穴の中。尻隠さず。昇る朝日
はバカボンのパパなのだ。ああ眩しすぎるぜ、目が眩む。
美しい記憶だけが次々と蘇る。
気が付けば僕はひきこもり・・なのだ。
 「戻って来た、交差点のまんなかで」
全部の信号が赤信号で。しょうがない、上へ上へと昇っていった。
つもりが下だったのかもしれません。
20年ほど前の事だっただろうか。
僕は、とにかく曲ばかり作っていた。
そのころの曲です。「もういいかい、まあだだよ」シルク・ハトより
作詞作曲菅原啓介(映像は080825)


そのうち突き抜ける出口が見つかるのだろうか、心配だ。
つづく

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2008-04-18 22:03:20

「ROCK!!利根川」 エピソード2

テーマ:ROCK! 利根川
             「星の海」

   こんばんは、菅原です
   ちょっと昔を振り返りつつ・・・


 なんとなく考えることがあります。

「生まれて初めて空を飛んだ鳥はその羽に奇跡を感じるのだろうか」と。

 僕が利根川の近くに引っ越して来る前に住んでいたのは、たまプラーザ団地の5階でした。
生まれてから小学校6年生の4月まで。少し空に近い所に居ました。そんなこともあり僕の
その頃の趣味は天体観測。「天文ガイド」という月刊誌を購入してとても楽しく読んでいました。
当時、僕の天体観測の場所と言えば僕の団地の5階の踊り場でした。風が吹けば髪を撫でて行き、
雨が降れば踊り場の中は水浸し。夏は暑く、冬は寒い。そのかわり、団地は高台に建っていたので
前面遮るものは何も無く空いっぱい星が輝いていました。そして年に数回ある流星群の観測は僕に
とってはお祭りでした。踊り場から良く見える方角で星が流れる時は紙と鉛筆を持って何時間も
落ちて行く星を数えていました。星が落ちる速さと、方角と位置を無我夢中で書き写していました。

 そんな時によく見ていた夢が、その5階の踊り場から僕はふわりと舞い上がり星の海をぐるりと
一周して下界を眺めながら再び元の踊り場に戻ってくる、というものです。空を飛ぶ夢は今でもたまに
見るのですが<美しさ>が違うようなきがします。ファンタジーな感覚も。

 夜空を渡る鳥、僕、星、・・・・とり、ぼく、ほし、・・・・とぼ、くり、ほし・・・あぁぁ、
君が僕、ぼくがきみ・・・大丈夫、僕はきみを捕って食べたりはしない、なぜって、
君はとっても美しい・・・あぁだから保障は出来ない・・・すまない、ごめんね。

 降り出した雨でふと我に返ると僕はびしょ濡れ。
 街灯に照らされた黒いアスファルトが鈍くひかって、伸びた自分の影も夜道に輝いている。

 僕は夜道にいる自分の影に輝く羽を付けたいと思った。小学6年。

 そして、僕は利根川のある我孫子にやって来ました。


            つづく
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2008-03-06 00:45:09

「ROCK!!利根川」  エピソード1

テーマ:ROCK! 利根川

   「そして、暗闇に明りが灯る」


     菅原です。こんにちは。


 11歳の僕は、はじめて死んだ人の顔を見ました。そこには何も無い気がしました。そのかわり、おじいちゃんの血は僕の中にしっかり流れていると思いました。それが家族というものなのかなと今思います。

 夏が来ました。暑かった。                                   
その年の春に、僕はおじいちゃんの家とは利根川をはさんで反対側の町に引っ越して来ていました。
おじいちゃんの家にはおばあちゃんと叔母さん家族がまだ元気に暮していましたので自治体からの   
情報なのか、叔母のおかげで利根川で灯篭流しを行うことを知ることが出来ました。

 お盆の頃だったと思います。河原の淵まで続く細い道の両脇は高い草が生い茂っていて僕たちはそこにたどり着くまでそれを掻き分けながら進みました。そして明りの灯った灯篭を大事に抱えた人達が並んで次々に夕暮れの川へ灯篭を放ち始めました。そして僕の番が来ました。陽は暮れて利根川の上には一番星が現れていました。僕は蝋燭の灯が揺れる盆を水の上に浮かべてゆっくり押し出しました。川面に散ってゆくそれぞれの灯りを見ながら、なんか美しい・・とぼんやりとしてしまいました。          


  それが、暗闇に明かりが灯った瞬間だったような気がします。



                                つづく                       




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2008-02-24 00:06:41

「ROCK!!利根川」 エピソード0

テーマ:ROCK! 利根川
  こんにちは。菅原啓介です。
  ちょっと昔を振り返りつつ・・ 


      「予感前」

 さかのぼること30年前、大好きだった僕のおじいちゃんは利根川を越えた茨城県のとある町に
 引っ越ししました。ということでその頃横浜に住んでいた僕はおじいちゃんの家に行くのに必ず
 利根川を越えていました。車でも電車でも。しかし、まだ小学校4年生だった僕はおじいちゃん
 に会うのが楽しみで往き帰りの風景はまだ只過ぎ去るものでしかありませんでした。
 そして翌年、

 おじいちゃんは死んでしまいました。


      「出会い」

 おじいちゃんが死んでしまった。僕の大好きな人がいなくなってしまった。今でも記憶にあるが
 学校からの帰宅の途中、公園にある一列に並んだイスの上をぴょんぴょん飛び跳ねていると前から
 妹がやって来て「おじいちゃん死んじゃったって」・・・
 支度をして父親の帰りを待って夜、家族で車に乗り急いでおじいちゃんの家へ向かいました。
 1時間ほどたったでしょうか国道沿いは暗く静かになり、車は大きな交差点で静かに止まりました。
 そして赤信号が青に変わりゆっくりと走り出し、間もなく川を渡り始めました。
 川は大きく橋は1キロ位あるでしょうか、街灯はところどころ道の上を照らし
 行き交う車はまばらで僕はぼんやりと車窓の外に目をやりました。と、そこには何も無く
 どこまでも暗闇だった。そして

 それが僕と「利根川」との突然の出会いでした。1980年1月。





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