ヒンデンブルグ・オーメン

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昨日は「損切り」と「提灯」の二本立てで記事を書いたので、

「えこニカル」はお休みしますね。


その代わり、

米株式ダウおいて、最近「ヒンデンブルグ・オーメン」が話題になってるようですので、

少し触れてみたいと思います。


「オーメン」とは前兆を意味する言葉で、

ホラー映画のオーメンを彷彿させる感覚ですね。


しかも頭には、大惨事を引き起こした「ヒンデンブルグ号」の名前。


もうこのネーミングだけでやばい感じ。

ここについては、もう少しあとでお話します。




まず定義について調べてみました。



<ヒンデンブルグ・オーメン(以下HO)>

1:NY証券取引所(NYSE)において、52週の高値更新銘柄数と52週の安値更新銘柄数の双方ともが、NYSE総取引銘柄数の2.2%を超えている。

2:この2つの銘柄数の内、小さい方が75銘柄より多い。

3:NYSEの10週移動平均線が上昇トレンドにある。

4:同日にオシレ系が負数を示している。

5:52週最高値数が、52週最安値数の2倍を越えないこと。(絶対条件)

6:HOの発生が確認された後

・40日以内に株価が5%以上下落する確率は77%の確率。

・パニック売り発生の確率は41%。

・主要銘柄は24%の確率で暴落。

・HOの発生により、必ずしも上記の暴落が発生するわけではない。



こんな感じです。


52週と言えば約8ヶ月です。

その後約1ヶ月ちょっと、下落の危険もしくは下落傾向が続くと思えば分かりやすいです。


過去のデータで見ると、4ヶ月間下落が続く場合もあるようです。



このヒンデンブルグ・オーメンは、

株式市場では数年おきに見られる場合が多いようですが、

2005年に確認された時は、

えこが地獄に叩き落されたライブドアショックなんかもありました。


もちろんリーマンショックの前兆としても確認されています。


こうやって聞くと、

あたかも「ヤバい」前兆として、ガクブルしてしまいますが、

これらの現象を想定していることで損失は抑えられ、

下落の波に乗ることは可能だと思います。



LDショックのあと、

血を吐く思いで検証したことを少しお話しますね。



ま・・トラウマが邪魔して、

はっきりは思い出せないんですけどw




簡単に言うと、当たり前の事しか出てきません。


・上がり続けることは無く、下がり続けることもない(倒産・上場廃止は別話)

・HOに当てはまる格言「売りは脱兎のごとく」


上記のHO定義を噛み砕いて説明すると分かりやすいかも。


約8ヶ月上昇したものが、

約1~4ヶ月の範囲で下落する「脱兎」ってことです。


これで分かるように、永久の下落を意味するものではありませんし、

現在、どちらかと言うと上昇トレンドなわけですから、

最大下落幅としたら、フィボで61.8%あたりまで推定することは出来ます。


えこがLDショックで学んだことで、

一番重要だと感じたのは「出来高」です。


上昇や下落が続いた最後の終焉は、

「クライマックス(バイ&セリ)」で〆られることが多いのも特徴です。


FXではリアルタイムで出来高を確認することは出来ませんが、

株式チャートでは必ずと言っていいほど、

この出来高が数日と言う短い期間で膨れ上がります。


上昇局面ではバイクラ時、

下降局面ではセリクラ時です。


これが急落急騰を見抜ける前兆であって、

上記HO定義も、結局はこれを言ってるだけに過ぎません。


FXでは、その出来高の急増をオシレやインジで判別することになります。






さて。

ここからが本題です。






まずは先日の「提灯」を思い出してください。


それを念頭に置いて、

「ヒンデンブルグ・オーメン」を検索してみてください。


出ましたか?



一般的にヒンデンブルグオーメンは、

テクニカル用語とされています。


でも検索結果はどうでしょうか。



「記事」ばかりじゃないですか?

言葉が踊っているように見えませんか?




冒頭でネーミングについて触れました。

印象だけで参ってしまうほどの怖いネーミング。




大人が使ういつもの罠です。




この言葉が独り歩きすることによって生まれる心理は、

「じゃあS目だな」です。


テクニカル用語であってテクニカル用語にあらず。

ファンダ派もテクニカル派も、混乱が生じる言葉。


このヒンデンブルグ・オーメンが、

完全なるテクニカル分析にも関わらず、

普段オシレやインジに関心を持たないファンダ派はこれを信用し、

テクニカル派は、何かファンダで大変なことが起きるんじゃないかと、

出てくるニュースを分析しようとします。




まさに混沌。




先ほど出来高が増大すると言いましたが、

買いだけや売りだけで増大するわけではありません。


クライマックスとは、

例えば上昇にバカ乗りする買い豚と、

先回りしたつもりになってる売り豚の悲鳴によって形成されてると思ってください。



その逆も然りです。



どちらの場合にも言えることは、

提灯によって駆り出された「子供」が大半だということ。



大人はすでに「仕込み」が完了してるわけですから、

「仕掛け」に使う資金なんて、ゴミ屑同然なんです。


なんの躊躇いもなく、子供を乗せるために買い上げます。




捨てる気でね。




この本物のバイクラが来たとき、

高値で掴まされたロンガーは急落の中で、戻り(リバ)を期待しがちで、

ストップラインを引いてない場合、

下げ止まりまで呆然と見届けることになるでしょう。


その下落には次々とショーターも乗るでしょうし、

やばいと感じたロンガーもポジションを外します(売り豚になる)。

更にドテン者が増えれば更なる加速につながります。



これが「脱兎」の中身。



リバ待ちをしていたロンガーが希望する値に、

短期的に戻ってくることは無いでしょう。


下がり続けた結果、

数日遅れのロンガーの悲鳴によって、

更にもう一段、二段と下落が続くわけです。



今現在、えこの印象では言葉が踊っているように見えます。



一番列車に乗ろうとするショーターは殺されると想像しています。

世間に「ヒンデンブルグ・オーメン」という言葉を広めているわけですから。



先日の「提灯」記事を思い返して下さい。



・Sを誘い込み

・Lを下車させ

・Lする気持ちを奪う



ライブドアショックの時、

高値揉みあいでは大きな値幅の上下が繰り返されました。



こういう局面では、

バイクラ後からすぐの上昇トレンドは期待しないほうが懸命です。

Sについても、長期の下落を期待しすぎると、

一旦全モの急騰に見舞われる場合もあります。


株に例えると、

出来高が落ち着き始めたところから、

本格的なゆるやかな下落トレンドに移行する傾向にあります。


この52週の上昇トレンドに対して、

61.8%までの下落を想定し、冷静なトレードに努めることが大切です。


万が一、高値でロングを掴まされた場合、

早い段階でのドテン発想によって、全て取り返せる可能性が高いので、

しっかりとストップラインを引いて、

日々の相場に挑むのが良いかと思います。



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