親愛なる映画日記

親愛なる日記よ、この世にはぼくの大好きなことがある・・・
で始まるナンニ・モレッティの映画『親愛なる日記』からタイトルをつけました。映画ライターのつれづれ日記です


テーマ:
『ボブ・マーリー ルーツ・オブ・レジェンド』(2012年)を観た。

私はNetflixで鑑賞。
Netflixでボブ・マーリー ルーツ・オブ・レジェンドを観よう
https://www.netflix.com/title/70232197?s=i
 
ボブ・マーリーは1945年ジャマイカに生まれ、1981年36歳という若さで亡くなったレゲエミュージシャン。私はこの人のライブアルバム「ライブ・アット・ザ・レインボー」が大好きで、特に「ノーウーマン、ノークライ」は何回聴いたことか。
 
 
ジャマイカ独立50周年記念、ボブ・マーリー没後31年に作られたこのドキュメンタリーは、彼の短くも濃密な人生を、関係者のインタビューと当時の映像を用いて時系列にたどっていく。英国人の地主である61歳の父親と現地の17歳の女性の間に生まれたドラマティックな出生、音楽との出会い、バンド結成、ラスタファリアニズム、大麻とのかかわり、英国での生活、女性関係、バンドの成功、そして突然の病。

参考
5分でわかるボブ・マーリーの生涯
http://rim.ibimf.link/blog/bob_01/

彼の思想・信条の柱である「ラスタファリアニズム」の説明もあるが、救世主とされるエチオピア帝国の皇帝、ハイレ・セラシエ1世に対してのジャマイカの人々の熱狂を見ると、思想がどうこうというよりも、ジャマイカの民衆の黒人による黒人の解放という切実な思いが刺さる。

大麻については、劇中、彼らの大麻使用のため世界各地でのコンサートツアーでたえず警察に見張られていたが、一度も検挙されたことがなかった、なんていう場面がある。言動やら世間でのイメージと違い、実際はそれほど使用していなかったということなのか。ボブ・マーリーは1979年に来日公演を行っている。よく来日できたよね。では実際どのくらい使用していたのか、(大目にみられていたのか、このあたりは正直ぼかしていると感じた)。ポール・マッカートニーが日本で逮捕されたのが1980年。「あのボブ・マーリーが大丈夫だったんだから」とポール側が油断していた、ということはあるだろうか?

ポール・マッカートニーが日本で逮捕された同じ年(1980年)、35歳のボブ・マーリーは病に倒れた。医者からは「もう手のほどこしようがない」と告げられる。そもそも32歳のときサッカーでけがした足の親指を放っておいたことから何らかのウイルスに侵され徐々に蝕まれていったらしい。その後、どう考えても体の具合が悪かったはずなのに精力的に世界中をツアーで回っていた。日本公演もその一環だ。あれだけの生活をして誰にも体の不調について話していなかったのか。体の不調をもしかしたら何か別の手段で抑えていたのではないかという考えがよぎるのだが、それについても触れられない。

私が驚いたのは、6人の女性のとの間に11人の子どもがいたことや、ミス・ワールドに輝いたジャマイカ人の白人女性とのロマンスだったり、いやそれよりもそうした女性問題をすべて受け入れていた正妻だったり、それに対し複雑な気持ちをもっていた正妻との間に生まれた娘だったり…。といったプライベートな部分だったりする。

あとはボブ・マーリーというと世界的なアーティスト…だと思っていたが、意外と米国では知名度が低かった、人気を得ていなかったことを初めて知った。アメリカでボブ・マーリーのコンサートに来るのは都会の白人。ブラックミュージックという確固たるジャンルを築いていた米国では、確かにレゲエは外国の音楽だったんだ。という当たり前だけど意外とごっちゃになっていた事実。

ボブ・マーリーの音楽って、メッセージはとても熱いのにとてもとても優しい。求道者のようなボブ・マーリーはスターというより、ガンジーのような雰囲気がある。ジャマイカの現実は暴力に彩られているにも関わらず、ボブ・マーリーの音楽には一切暴力性がない。ロックンロールやらパンクのほうがよっぽど凶暴だ。そういえばボブ・マーリーの全盛期って世界的にはロックンロールの全盛期なんだけど、レゲエってちょっと脱力するっていうか、優しいメロディーじゃないだろうか。ボブ・マーリーの歌声がそうだし。

「俺の人生なんてどうでもいい、人のために生きる」と彼はインタビューで答えている。こういう境地の人が歌う音楽。仏教の「利他の精神」を生きた人。彼自身が愛にあふれていたんだね。


「ONE LOVE」を歌詞とともにどうぞ
http://teckiu.blog.jp/archives/60485157.html
 
これが奥様のリタ・マーリー。ボブ・マーリーのバンドでバックコーラスをしていた方です。息子さんたちもミュージシャンとして活動しています。
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