ハマの番長」三浦大輔は,他のチームだったら200勝できたのか?
926()1030分配信

 

 今シーズン限りでの引退を発表した,「ハマの番長」こと,DeNAベイスターズの三浦大輔投手。
横浜一筋,24年の選手生活で,172183敗。惜しくも,名球会入りの条件である,通算200勝には手が届かなかった。

だが,野球における「勝ち星」は打線の援護や,バックの守備の影響を受けやすい。三浦が在籍した24年で,チームがAクラスになったのは日本一になった1998年を含む,わずか6シーズン。恵まれたチームにいたとは言えない。
もし他のチームにいたら,もっと勝てたのか。統計学的に野球を分析する手法に詳しく,「セイバーメトリクスレポート」を発行する株式会社DELTAの岡田友輔さんに,分析してもらった。

「もし,三浦が平均的な援護を受けていたら…」

この「もしも」は,数字で占える。周りの援護という条件を,他の投手と揃えて計算すればよい。
172183敗の三浦の勝率は485厘。岡田さんによれば,もし平均的なチームにいれば,この勝率は512厘に上がる。この計算は,シーズン・リーグごとに投手が受ける平均的な援護を個人の成績に加味する,いわば「公平な数字」だ。
512厘という数字を三浦の成績に当てはめると,182173敗。200勝には届かない。1980年以降に200勝を記録した選手と比べると,堀内恒夫より高いが,江夏豊の623厘,村田兆治の571厘という数字には遠く及ばない。
だが岡田さんは「江夏の6割越えはとんでもない数値だと言えます。5割行けば,一流といっていいでしょう。この数字からも三浦が好投手だったことは十分証明できます」と評価する。

では,三浦は200勝レベルの投手ではなかったのか。「そうではない」と岡田さんは言う。
平均的な選手に比べて,どれだけチームの勝ち星を増やしたか,という「WAR」という指標がある。この数字で見ると,三浦の記録は66.11980年以降に200勝を達成したピッチャー,例えば堀内恒夫の54.3,北別府学の64.2を上回る。勝利への貢献は,決して200勝投手に引けを取っていない。
同条件下で想定される勝率と,WAR。周囲の条件に左右されない2つの指標で堀内を上回る三浦。「三浦は堀内より上」。数字は,そう語っている。

 まだ「勝ち星」を重視しますか?

名球会は200勝という基準を設けているが,今や勝ち星で投手を評価するのは難しい。
「昔は完投が多かったので勝利数がある程度の指標だったが,中継ぎ,抑えと分業制になった今,勝利数だけでは投手の実績と乖離してしまう」と岡田さんは問題点を指摘する。
勝ち星を基準に考えると,堀内,北別府のように,在籍当時にチームが黄金期にあり,その援護を受けたピッチャーが有利になる,というのが岡田さんの考えだ。
一方,セイバーメトリクスでは,投手本人の力が及ばない要素がある勝ち星で評価せず,三振を取る力,四死球を出さない力,そしてどんな打球を許しているかなど,純粋に投手の能力に関わる指標で評価する。
勝ち星重視主義とセイバーメトリクス。評価が分かれた代表的な選手が,今シーズンの菅野智之投手(巨人)だ。
「投球内容を示す指標でいうと文句なし。リーグナンバーワンの投手と言っていい。96敗だったから菅野が悪い,というのは不当な評価でしょう。勝ち星重視の犠牲者です」(岡田さん)

 

そして,三浦は最後のマウンドへ。

では,セイバーメトリクスは,三浦の成績をどう捉えるのか。岡田さんは同じチームのOBを引き合いに出して,こう話す。
「三浦が記録した,3269 2/3投球回(9809アウト奪取)というのは,すごい数字です。ピッチャーはアウトを取るのが仕事。取れなかったら交代させられる。その中で積み上げたこの1万近いアウトは,まさに名球会級。この投球回も含めて,いろいろな数字が,大洋(現横浜)の平松政次に近いんです。低迷するチームを支える,大エースですね」
1998年,12勝を挙げ,38年ぶりの日本一に貢献した三浦大輔。低迷期の2008年,FA権を取得し,阪神への移籍か残留かで悩み抜き,最後に「強いチームに勝って優勝したい」と話してチームに残った三浦大輔。
140キロに満たない球速ながら,正確なコントロールとスローカーブでファンを魅了した,三浦大輔。かつて,「強いチームにいたらもっと勝てた?」との問いに,「ないです。俺は横浜の三浦大輔」と答えてファンを泣かせた三浦大輔。
「ハマの番長」は29日,9810個目のアウトを取りに,最後のマウンドへと上がる。
 

 

ラミレス監督 番長にも非情采配予告…先発予定29日ヤクルト戦は勝利最優先
927()90分配信

DeNAのアレックス・ラミレス監督(41)が26日,シーズン最終戦で非情采配を振るう可能性を明かした。29日・ヤクルト戦は今季限りでの引退を表明した三浦大輔投手(42)が先発予定だが,チームの勝利を最優先する
「もちろんミウラサンに勝ち投手になってもらいたいが,チームが勝たないといけない」。5連勝で勝率5割に復帰し,2位・巨人と1・5ゲーム差。28,29日のヤクルト戦に連勝し,巨人が残り2勝3敗以下なら逆転で2位に浮上する。
三浦の登板にはプロ野球新記録の24年連続勝利がかかるが,その可能性を絶つ交代も躊躇(ちゅうちょ)しない。「CSを勝ち抜いて,日本シリーズで優勝したい。ミウラサンも一緒に」。逆転2位の可能性を追い求め,日本シリーズ進出への道を描く。

 

巨人・堀内,広島・北別府あたりと比較されているが,他チームだとやはり厳しいのではないかな?

FAで阪神に移籍していたらどうだったかなど予測はあるだろうが,三浦大輔には横浜が一番似合う気がする。

横浜だからこその投手でしょう。

リーゼント

 

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