迷惑メールに辟易のふぅぅ・・・
毎日々頼んでもいないのにどこからか嗅ぎ付け送られて来る迷惑メールの数と内容に辟易とし続けているのです。
公私の両方で使い分けして活用しているアドレスが幾つかあるのですが、この迷惑メールの対応だけで自分の貴重な時間が削られることのストレスと無駄を考えると輩共に「メッ！」としたくなることは万人のお許しを頂けるのではないかと思います。
しかも、国内だけではなく見たこともないような文字が綴られている海外から届くメールには驚きを隠せないのですが、時々、翻訳ソフトで日本語変換してみると、ラブレター的な内容で別サイト誘導があったり、お涙頂戴の物語から寄付の勧誘だったり、思わず「ムン？」となったのは、ドバイの国王筋に当たる秘書と仰る方からで、仕える関係者がボクを気に入り、ぜひとも一度デートに誘いたいと言っており、その方に代わり連絡させて貰った。関係者の慈善団体に寄付を行ってくれれば公的に会える予定が調整しやすくなるので「金振り込め！」、ドバイに来た際は、招待になるのでエアチケットから宿泊や食事・観光等の一切の費用はこちらで負担する云々・・・
この翻訳には、メッチャ時間が掛かり、ネイティブ＆ビジネス英語が分かる知人にも頼み解読したのですが、「完全に女子だと思って（限定）してアプローチしてるよね」となり、「それとも・・・」とあらぬ疑いまで掛かり、「絶対にその気はない！」と妙な宣誓までする羽目にもなったのでした。
このような人を騙して金品を搾取したり、貶めたりする輩が世界各国にいるということは、人間が持つ業の罪深さの象徴としてため息しか出ないのでした。
国内からの迷惑メールでは、物品購入系・エロ系・出会い系・勧誘系等々、色んな内容のものが迷惑メールフォルダーに移動させても毎日々届けられますが、余計なお節介の極みでもあり、何人かにひとりはこんなんにも引っ掛かっちゃうのかなぁ・・・と、複雑な想いにも駆られます。
人の世が続く限り無くなりはしないのでしょうか・・・
念ずれば通ず・・・お節介ビーム照射完了！
ランチに出掛ける前にメールチェックを行い、いつものようにせっせと迷惑メールフォルダーに余計なメールをぶっこみ、一息ついてオムライスランチを目指して街へとくりだしたのでした。
頭のどこかに「迷惑行為・余計なお節介」のキーワドが貼り付いてしまっていたのかも知れないのですが、横断歩道で信号待ちをしている目の前にとても純朴そうなカップルが並んで信号が変わるのを待っていて、二人の会話が自然と耳に入ってしまっていました。
二人で出掛けたデートの話しで「この前は楽しかったね」な～んてことを積極的に話しているのは彼女の方で、彼氏は真っ直ぐに信号が変わるのを見つめ続け、ぶっきらぼうに言葉を返し、彼女は彼氏の横側からずっと話し掛け続けているような状況でした。
二人の距離は友達以上、恋人未満の距離感で彼氏の性格からこの距離が縮まらないのかなぁと仄々していると信号が変わり、一歩出遅れた彼女をそのままに彼氏はずんずんと歩いて行ってしまい・・・
腕を組んじゃえ！・・・と思わず、お節介を念じると彼氏に数歩出遅れた彼女が「も～う・・・」みたいな感じで、彼氏に追いつき声を掛け、彼氏の腕に自分の腕を回したのでした。
交差点の中頃のこんな光景にジェラシーを感ずることなくほっこりしたのは、二人が醸し出している純な人の良さのせいだったのかも知れません。
それでもチョッと嫌がる素振りをみせ、腕を解いた彼氏でしたが、「ばか・ぱか・ばか・・・なんで腕解くかなぁ？ 手握れ！」と次なるお節介光線を二人の背後に浴びせ続けていると、腕を解き並んで歩いていた彼が横に手を出したのでした。
チョッとビックリした表情を浮かべながらも心底嬉しそうに彼氏の手を握りしめ、一緒に並んで横断歩道を渡って行った二人を見送り、お節介光線が届いたのかな？などと思いながら、いつものウィンドウチャイムが鳴る喫茶店の扉を押したのでした、
人様を騙すことだけは「メッ！」
オムライスの上に掛かったケチャップをまんべんなく広げてから、パクつけば大好ききな味にほっこりし・・・あの二人もどこかでランチ食べてるかな？などと想いながら欠食児童よろしくマッハの勢いで平らげ、これまた大好物のアイスコーヒーを啜ったのでした。
余計なお世話を迷惑メールで仕掛けて来る輩共
お節介ビーム照射で二人の距離が縮まった若いカップル
お節介は、するより・願いとして持ち、求められた時に手助けする位が丁度良しなのかと思いつつ、「オラには念力に通ずる特別な力があるのかも知れない」などと思いながら、離れた席で同じオムライスランチを食べていたサラリーマンさんに「サラダ！ オム！ ライス！ スープ！」と食べる順番の念力を送ると、結構な確率で思いと同じ行動をしてくれたのでした。
時々マスターが内緒で出してくれる、賞味期限が迫った美味しい「コーヒーゼリー」のサービス・・・「出てこい！」と念じ続けたのですが、ランチのオンタイムだったこともあってか、この思いが叶うことはありませんでした。
ウィンドウチャイムを鳴らして表に出れば、夏到来の陽射しに少しクラッとしつつ、人の良さに付け込む輩も多いが、人の良い人も多いってことかと、吹き抜けるビル風を頬に受けながら思い、騙されるなんて真っ平御免だけど、人様を騙すことだけは「メッ！」と新たに思ったのでした。
そして、出会う人ごとに念力を試すも・・・
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