先日の出張で感じたことや今まで思っていた中国に対しての気持ちです。
この10年、世界経済は中国を中心に動いてきたことは間違いない事実です。
私が中国へ行き出したのが8年前。
約3年半、大阪と上海で半々の生活をしていました。
そして先日久しぶりに行った上海の印象はインフレ、所得格差の拡大、モノ作り離れ、街は綺麗になり物乞いも減ってクラクションも煩くなくなって近代化されたように思った。
海外旅行にも行った人も増え、もっと視野が広がったのかとも思ったが人は変わらず、まるで日本のバブルが弾ける直前のようななんとも言えない、何でもありの世界観を持った人が多く感じた。
それはローカルの中国人に限らず上海で仕事をしている外国人も同じで同化しているように思った。
そういう私もたった4日間の滞在で感覚がおかしくなり同化して行く自分を感じたし、どうでもいいや!何とでもなる! といった適当さが溢れ出てくるのが良く判った。
客観的に今回確認した事象を見てみると上海や近郊の都市でのモノ作りはもう無理である事が良く判ったし、実際に撤退し始めた外資系企業が出てきていることも判った。
これは上海に限らず北京などの大都市圏は同じようで政府は仕事を内陸に、また未発達な街へ動かしたいのは解るがそう簡単なものではない。
歴史は繰り返すとはよく言ったもんで日本のバブル期、飛行機はファーストから売り切れ、飲み屋に行けばドンペリをビールのごとく空けて、毎日何百万ものお金を使う人があふれていた。
日本の土地の全てでアメリカが何個買えるとか、世界中の美術品を買いあさったりとか、ブランド品を買うためだけのツアーがフランスやイタリアなどへ毎日押し寄せていた日本人。
証券会社では入社して初めての夏のボーナスが100万円を超えまるで世界は日本の為にあって
これからも未来永劫、この生活が続くと思っていた。
私はバブルの弾ける直前しか知らないので実際は未体験のことばかりですが、想像してもそんなもん
続く訳がない。
国がお金をどんどん刷って、銀行が簡単にお金を貸し、世の中にお金が余っていただけなんですね。
本来の価値があるとか無いとかは関係なく、何もかもが高く売れて転売できて・・・
超インフレはまさしくそれで中国の姿がダブって見えました。
さぁ中国政府はどうするのか。
実際お金の供給を止めると不動産バブルはすぐに弾け、連鎖的に飛んでしまう人が増えるでしょう。
経済が弾けると民衆は黙っていないと思うし、だからこその現在の情報操作であり政府は既に危険水域にはいっていることは認識しているんだと思う。
感の良いヨーロッパ系、アメリカ系の会社は撤退を始めているのも今回行ってよく判った。
そんなことは日本では報道されませんからね。
彼らにとっては「はい、次、次、中国で儲けたしまた次の国に投資しよ!」ってなもんで長い歴史の
中で学んできたんだと思う。
その点、日系はアホというか、鈍感というか、感じてないどころかまだ投資を続けローカルの方々と
同じく未来永劫、この景気が続くと思っている。
全部はヨーロッパやアメリカなどの先進国が仕組んだ金儲け、豚は太らせてから食えなんですね。
去年あたりにまだ4~5年ぐらいは大丈夫かなと思ってましたが経済が弾けるのはちょっと早まるかもしれないなと感じました。
私は政治家でもなく、経済評論家でもないですが一人の経営者として社員や家族を守る義務のもと
手を打って行かなくてはなりません。
この予想が当たるのかどうはブログ読者の方に影響を与える気もないし、議論することでもないと思っています。
ただうちの会社は私の考えが前提にあって、役員や社員と意見交換しながら進むべき方向を
見定め運営していきます。
とにかくこの1年、中国から目が離せないのは事実。
世界経済全体に与える影響は大きいですから。
最期になりましたが今回の上海で一番印象に残ったことです。
私が住んでいたアパートの近くに通いたおしたウイグル料理の小さなお店があります。
結構な頻度で店主が変わるんですが、久しぶりに行くとまた新しい人が経営していました。
聞いたら「3年前に上海に出てきてこの店を買った」とのこと。
その店の外に小さな子供がいました。
年を聞いたら5歳だそうで、体つきはとても小さかったので3歳ぐらいかな?と思ったぐらいです。
ちょっと話をすると毎日お父さんとお母さんの仕事が終わるまで外で待ってるそうで、もちろん学校(幼稚園)なども行ってない。
店主に「上海の生活はどうですか?」と尋ねてみると「生活は苦しいけど食べていけるから良いよ」と。
でも私たちにして見ると子供は幼稚園にも行けず、夜中までずっと待たせ、普通の子供がする生活ではないのです。
これは実は上海に住んでた時はマヒしてた感覚で「そんな人、いっぱいおって当たり前」とビックリも不思議にも思わなかった。
恐らくこの子供は料理を覚え店を継いでいくんだと思うが人生がそれ以上開いていくことはないのではないでしょうか。
私は中国が嫌いどころかどっちか言うと親中で、好きだからこそ変わって欲しいと思ってます。
この歪みをどう処理していくのでしょうか。
一つは広すぎることが問題であることは間違いないです。
広いことは良いことだ、デカいことは良いことだの発想は国民性の根底にあると思います。
でも実際はそれが大きな原因になってるんですが良いことだから仕方ないとなるわけですね。
これからちょっと頻度を上げて中国に訪問したいと思ってます。
それでは!