フリークのブログ

自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)


テーマ:

今回は同業者さんからのお仕事依頼。

 

お客様のハイエースが10km程の距離を走ると、

その後変速異常を起こし、シフトアップしなかったり、

バックギアに入らなかったりするそうです。

 

ソレノイドが動いていないのか・・・

バルブボディトラブルか・・・

症状を伺って色々考えましたが・・・

「取りあえずトルコン太郎で圧送交換をして欲しい!」とのご依頼。

 

現在の走行距離は253,600kmを超えたところですが、

恐らく今までATFのメンテナンスは行った事が無い車両のATF交換。

 

この後色々と写真が出てきますが、

今回のATFは今まで見て来た中でも5本の指に入る汚れ具合!

このブログを見て頂いている「車好き・メカ好き」の方々には、

もはや「グロ画像」とも取れる写真が出て来ますが、

目を背けずにご覧下さい(笑)

 

 

 

 

 

ATに問題を抱えたハイエースです。

試運転をしてみると、変速異常までは現れないものの、

変速ポイントが少し回転高めで、そして変速ショックもあり。

しかも何だか非常に重たい感じ。

(まぁ、エンジン自体の経年劣化もあるでしょうが・・・)

そして、バックギアに入れてから実際に動力が伝わるまでのタイムラグが少し長め。

 

ATF量は、レベルゲージの先端に少しつくかどうかといったところで、

真っ黒に汚れている。

え?これってエンジンオイルじゃないよね??っていう位に真っ黒です。

 

 

ATF交換だけのご依頼でしたが、これはさすがに危険!

追加でストレーナーの交換もさせて頂く了解を貰い、

作業に取り掛かります。

 

 

 

 

 

ATオイルパンのドレンプラグを取り外し、

現時点でのATFを比較用の瓶に採取。

 

 

 

 

オイルパンの中に少し残っていたATFも全て容器に移します。

いったいどれ位の量が入っていたのかと言いますと・・・

 

 

 

 

なんと、たったこれだけです!!

この容器は口元すれすれまで入れて4リットルですが、

採取されたATFは1リットルにも満たない量。

 

量も驚きですが、

この容器、結構傾けているのが分かるでしょうか??

これだけ傾けているにも関わらず、

ATFの汚れが右に向いて流れて行きません。

 

つまり、かなりの粘度を併せ持った状態です。

 

 

 

 

 

ATFストレーナーやバルブボディも真っ黒に汚れています。

 

 

 

 

この写真でも、ATFの粘度が高くなっている事が分かります。

ATFが抜かれてから既に20分以上が経過しているにも関わらず、

表面にこれだけのATFが付着した状態が保持されていて、

縦にするとドロ~~っと、重力に従って流れてきます。

 

 

 

 

ATFストレーナーのフィルター部分には、

大量のゴミが吸着されていました。

 

 

 

 

 

左から、

取り外したATFストレーナー、ATオイルパン、そして抜き取ったATFです。

 

 

 

 

バルブボディも真っ黒に汚れていますので、

専用クリーナーを使って掃除をします。

 

 

 

 

出来る範囲は綺麗に掃除。

 

 

 

 

ATFストレーナーの新旧比較です。

 

 

 

 

オイルパンの底に取り付けられている磁石に吸着されている鉄粉量は既に飽和状態。

磁石の横にもブツブツとした鉄粉の塊が大量に寄せ付けられています。

こういったものを掃除せずにATF交換をしたり、

レベルゲージからの循環式交換を行うと、

汚れや鉄粉を大量に巻き上げてバルブボディやソレノイドバルブを詰まらせたり故障させたりするのです。

 

 

 

 

 

オイルパンを綺麗に掃除。

こびり付いていた古い液状ガスケットも、

ワイヤーブラシなどを使って地道に落としていきます。

 

 

 

 

新しく液状ガスケットを塗布。

オイルパンを装着して、トルコン太郎を接続。

そして新しいATFを既定量充填します。

 

 

 

 

エンジンを始動。

既に4リットル程新品のATFが入っているにも関わらず、

いまだ真っ黒に汚れたままのATFが流れてきました。

 

 

 

 

液面は矢印のところなのに、

粘度の高いATFの為、モニターガラス内面に汚れが付着したまま

なかなか流れ落ちてくれません。

 

 

 

 

 

一気に10リットル交換。

ほんの少しだけ赤みが出てきたのかな??

でも、まだまだ真っ黒です(^^;

 

 

 

 

ATFの粘度が落ちてきたのと、油温も多少上がって来たところで、

モニター内のATF油面に動きが出始めました。

 

どんどん交換を進めて行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、32リットルものATFを使って、ようやくここまで綺麗になりました。

 

 

 

 

 

トルコン太郎の接続を解除する時に流れ出るATFを比較用の瓶に採取。

当初抜き取ったものと比べると、

いかに綺麗になったかがよく分かります。

 

 

試運転をしてみると、

まず驚いたのが、非常に軽く走る事!!

変速もとってもスムーズ。

バックギアに入れると、瞬時に後退し始めます(^^)

 

しばらく試運転をしてみましたが、

調子も非常にいいので、ご依頼頂いた業者さんにお返ししました。

 

 

 

今回のATF圧送交換では、

上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・ATオイルパン脱着清掃

 ・ATFストレーナー交換

 ・ATF(トヨタ オートフルードタイプT-Ⅳ)32リットル使用


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  253,660km>

 

 

 

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