フリークのブログ

自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)


テーマ:

ネット検索して当社にヒットしたという方からの連絡。

 

知人の方から購入したばっかりというC25のセレナですが、

車の下に大量のCVTフルードが漏れていて、

動かすのも非常に危険な状態との事で、レッカー搬送されて来ました。

 

レッカーから降ろされて、

一瞬だけエンジンを掛けて搬入されて来ましたが、

車が動いた跡には、点々・・・というよりも、もはや線に近い状態で

CVTフルードが漏れています。

 

ここまでの経緯を、把握している範囲でご説明を受けたのですが、

 

・速度が何km位出るのか試してみたら、140kmしか出なかった。

 そこで、更にスポーツモードのスイッチを押した。

 

・バックギアに入れても、バックしない時がある。その時は、シフトレ

バーを何度かガチャガチャ動かしてみると動き出す。

 

・朝一エンジンが冷えている時は、CVTの動きがおかしい時がある。温まると普通に変速し始める。

 

などなど・・・

 

う~~~ん・・・

なかなか危険な感じ(-_-;)

 

しかも、このフルード漏れに気付いたのはつい先日の事なので、

漏れ始めてから数日は走っている可能性が高いそうです。

 

「3~4日前にカー用品店さんでタイヤ点検をした際、リフトアップされていたが、その際は何も言われなかったので漏れていなかったと思う。

その後、例の最高速チャレンジ(^^;)の際に、スポーツモードにしたり解除したり・・・、それからなんだかおかしい」との事でした。

 

 

セレナのCVTというと、

検索サイトで「C25 CVT」とワードを入れただけで、

検索予測で「故障」「トラブル」「交換」「異音」などが出て来るレベル。

一体どれだけトラブルが多いの!?という状態(-_-;)

 

C25に限らず、その先代のC24においても、

どうもウィークポイントだそうで・・・(-_-;)

 

 

 

お預かりしたC25セレナ。

 

 

 

 

エンジンルームからは分かりませんが、

 

 

 

 

リフトで上げてみると、あちことにフルードが滴になっています。

エンジンをかけてみると、エンジンとミッションの合わせ面から、

ダクダクと溢れだしてきます。

 

 

 

 

エンジンを取り外して、

 

 

 

 

ミッション本体を取り外し。

 

 

 

 

原因はミッションフロントシールでした。

 

 

 

 

ちなみにこちらが新品のオイルシールです。

新品を見て頂くと分かるのですが、あまり厚みのあるシールではありません。

 

 

 

 

半分くらい抜けています。

コンバーターに当たって止まっていただけかも。

周辺には、巻き散らかされたCVフルードがたくさん付着。

 

 

 

 

 

新品のシールに交換。

ツライチまでしっかりと挿入。

 

 

 

 

ミッション降ろしたなら、クランクリアシールを交換するのは当然。

しかも、漏れています(^^;

 

 

 

 

そしてドッキング!!

 

チラッと写り込んでいるスーパーオバフェンのスマートも気になるところではありますが、

それはまた今度のお話しという事で。

 

 

 

 

 

内部に残っているCVTフルードを排出します。

 

 

 

 

どれ位残っているんだろう・・・??

と思って、抜け量を容器に採取して計測。

結局、2リットル位しか残っていませんでした。

 

ちなみにこのセレナのCVTフルード容量は8.3 リットルですので、

4分の1程度しか残っていなかったという事になります。

 

試運転してみないと分からないけど、

このCVT、大丈夫なのかどうか、すごく不安。

 

 

 

 

 

オイルパンを取り外して、掃除も行います。

 

 

 

 

鉄粉吸着用磁石には、大量の鉄粉が。

 

 

 

 

 

 

CVTフルードストレーナーも、

 

 

 

 

取り外して交換。

 

 

 

 

トルコン太郎を接続してCVTフルードを交換します。

 

 

 

 

 

 

 

新油と殆ど同じ色と透明度になるまで綺麗にしました。

 

油量調整を行い、漏れが無い事も確認。

 

試運転をするも調子がいいので、一度お客様にお返しをしましたが、

数日後不調が発生・・・(-_-;)

 

エンジンが冷えている時、変速がおかしい時がある。

温まると問題無いけど・・・

(CVTフルード油温が関係していますね)

そしてある朝、エンジンチェックランプが点灯。

 

 

とうとう来た…

CVTの洗礼・・・

 

 

ここまで来たら乗り掛かった舟。

出来る事をさせて頂こうと再びお預かり。

 

診断機を接続してチェックランプの内容をチェック。

ステップモーターを検出。

日産部品に確認するも、各ソレノイド単体での供給は無し。

(実際は、手に入れる方法はありますが)

プライマリーとセカンダリーの回転センサーも可能性としてゼロでは無いが、それよりも別の制御系が原因である可能性が高い。

ライン圧を検知出来ていないのか・・・

ステップモーター自体の不良か・・・

それともポンプ圧自体が落ちてきているのか・・・

 

取りあえず、今すぐ出来る事を実施してみる事に。

一度CVTフルードを抜き取り、

オイルパンも取り外して、オイルパン内やストレーナーに

異物が無いかをチェック。

バルブボディも出来る限りの洗浄を行い再び組み付け。

 

すると、どうでしょう!!!

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

3速から上に上がらない・・・

CVTなので、実際3速どうのはありませんが、

ATの感覚で言うと、まさにそんな感じでして、

ちなみに時速60kmで走行時の回転数は3,500rpm・・・

時速80kmで4,000rpmちょっと・・・

しかも、若干の変速ショックまで、オマケで付いてきました・・・

 

触る度に変化が生じる・・・

しかも、どんどん悪い方に・・・(-_-;)

 

 

ここまで来たら、もう内部に手を付けるしかない。

 

再びオイルパンを取り外し、

CVTフルードを抜き取って、

バルブボディをオーバーホール。

 

ただ、ここからの作業になると、

パーツ関連は国内では対応出来ないので、

その辺りのリスク回避も準備しつつ。

(時間、掛かっちゃいますけど・・・)

 

 

 

 

全ての部品を組み付けて、

もう、何度目になるか分からない、CVTの充填(笑)

 

油量調整、動作確認などなど順次進めて行き、

 

 

 

 

診断機を繋いだ状態で何度も何度も試運転。

 

 

 

 

結果、

変速フィーリング、非常に良好!

シフトショックもゼロ!

冷間時も温暖時も絶好調になりました!!!

 

さすがに、最高速チャレンジは行っていませんが・・・(^^;

それは勘弁して下さい(笑)

 


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  163,300km>

 

 

 

 

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