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2007年09月25日

きれいな水・おいしい水

テーマ:ホラ

訪ねたオフィスの待合に、いつからかミネラルウォーターサーバーが置かれていた。
大きなボトルが逆さに据え付けられ、いつでも冷えた水またはお湯を飲むことができる。


ウォータサーバー

待合はほぼ満席で、並んで座っていたA君が言った。
「あれ、あのウォーターサーバーっていいよねー。
家庭用も出ているから、うちにも置いておこうかと思うんだ」

「そんなにいいかねー」

するとまた目の前で、誰かが水を紙コップに注いでいた。
水を出すたびにボコボコと空気が入っていく。

そこでわたしは聞いてみた・・・。

「滅菌用の塩素も入っていない動きもしない水が蓋を開けて
何日もあるわけだろう。水を出すたびにこの部屋の空気が
あのボトルに入っていくわけだ。

それはどんなものだろう。
取り込まれる空気には空気中の『あれやこれや』も一緒だ。


あれやこれやとは、
私の息・君の息、誰かのくしゃみと一緒に散らばったつばの飛沫、
あそこにいる加齢臭の漂うオヤジから立ちのぼる汗、
脂じみた足の臭いをはらんだ空気、
そこにほれ、いま通りかかった年寄りがをこいた・・・。

そんな『あれやこれや』が、ボコボコとボトルの中の水をくぐり、
水中に溶け込んでは熟成されたやつを君が飲む。

うまい、ミネラルウォーターは、うまい・・・。」

するとすぐ隣に座っていた女性が立ち上がり何か言いたげに
こちらを向いたのだが、直後に突然顔を背けて嘔吐し始めたのだった。
やはり、と言うか案の定、手にはかのミネラルウォータサーバに備え付けの紙コップが握られていた。
 
待合は騒然とし、周りの人間に介抱される女性を見送りつつ私は言った。
「見ろ、意外に早く危ないミネラルウォーターの影響が出たな」
「・・いやあ、あれはお前の話のせいじゃないかな」
「何を言う、それは彼女がミネラルウォーターを飲んでいたからこそだろう。
あの水さえ飲まなければ、あんな目にはあわなかったものを」
 

それでも何もわたしはミネラルウォーターサーバを否定しているわけではない。

こういうとA君は嫌な顔をしていたが、

清潔さに神経質で潔癖性の人間の鍛錬には、きっとアレはいいものだと評価している

くらいであるのだ。

  

   

 

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2007年09月23日

愚か者の石

テーマ:ホラ

F嬢の日常は幸運に満ちている。 とF嬢は言う。
なるほど、かつてたまたま占いで見た黄色い財布を持ったところ宝くじの高額当選を果たして、若くして会社を辞めた。その結果今は宝くじの当選予想をやってこれを買いまわる「宝くじ生活者」でジリ貧にあえいでいる。傍からみればこれは転落だが、本人は認めない。
先月は別れ話の場に「幸運のナイフ」を買って出かけたところ、相手にナイフで刺されて怪我をしたが、これも凶器が「幸運のナイフ」だったために致命傷に至らず重症で済んだのだから幸運なのだと本人はいう。

また、F嬢の日常は忙しい。。
朝一番に見たクモの巣は丸めてへその窪みに入れないといつか死ぬ。カラスにつむじを見られると橋から落ちる。
西に黄色い四角の植木鉢を置いて西枕で寝ると儲かる。耳に小豆を入れて足の裏をたたくと腹を下さない。二十一日の月の晩に他人の墓石を削って飲むと賢くなる。その他いろいろ・・・・・・・・

 
卦軸、風水、星占い、幸運の壷、石ころ、マイナスイオン、F嬢はありとあらゆるものを信奉しており、行動の決定の第一のよりどころなのである。一旦あやふやな偶然で幸運がもたらされて、それが運勢だというのなら、その運勢があやふやな偶然をもってそれを取り返してしまうこともあるだろう。でもあやふやな偶然に動揺してしまうと、
一生あやふやなめぐり合わせや偶然に突き動かされては右往左往していなければならない

 

吉日を選んで悪事を働けば凶日となるし、凶日に善行を行えば吉日となる。吉凶を決めるのは人の行いであって、日や占いではない。誰しも人智と力を尽くして最後の結果は神仏に委ねることはあっても、日々大切なのは「自分で決める」ということなのは今も昔も変わらない単純な真実である。

 

確かに自分で決めるのは難しいし、決断にはエネルギーが必要だし、自分で決めたとあれば結果に対する責任は自分で引き受けねばならない。これは自分自身がしっかりしていないと困難が伴う。それでもあやふやな他者に自分を委ねず、自分のことを決められる自分でいることこそ、自分の人生をいきることだろうが、F嬢は今日も石ころを拝んで、幸運を願って宝くじを買いに行く。

 

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2007年04月04日

ヨガ教室へのお誘い

テーマ:ホラ


とうに流行のピークは過ぎてはいたが、ヨガを扱う会社の近所のジムが閉店していた。
個性的な店で繁盛していてもうすこし長続きするのかと思っていたけれど、
他のはやりもの同様ヨガもまた急速にもてはやされ、
そしてまたそれ以上のスピードで人々に飽きられてしまったのは、
いつもとおなじだったようだ。
  
その店が、他のヨガジムと異なっていたのは個人別スペースを提供していた点だ。
つまり「個室ヨガ」である。一畳半ほどのスペースにマットがあり壁に埋め込まれたテレビから
好みの指導ビデオが流れ、利用者は思い思いのポーズとメニューでヨガを行うことができた。
集団でへんちくりんなポーズを人前にさらすのを嫌う人は多いから、
このシステムは評判が良かったようだ。


さらにこの店では、部屋によってはスチームサウナを併用し、より効果の高い
ヨガのエクササイズが可能になる趣向もあった。「密閉個室ヨガ」である。
専門家によればスチームなどあってもヨガの効果は変わらないとのことだが、
じめじめした中でぬるぬるとヨガをヤル行為は「苦行」と「汗」の好きな人たちには
とてもありがたがられたようだ。


でも個室なものだから、ヘタレたポーズをとっても
暑いからといってみんな脱いでも平気であるのは大きなメリットだった。
実際裸になる人は多かったらしい。
つまり「密閉個室全裸ヨガ」である。


しかしながら集団はいやだといいつつも独りでは頑張りがきかないから、
ペアでより効果の高いエクササイズを行いたいという利用者ニーズもあって、
インターネット喫茶などと同様にカップル用の部屋も設けられていたのだが、
これはすなわち「密閉個室全裸同伴ヨガ」である。

さらにはペアでエクササイズしたくても相手の調達ができない場合だってあるわけだから
エクササイズパートナーの派遣も行うことになって、ここに至りジムは
「密閉個室全裸デリバリー同伴ヨガ」となって、店は大繁盛していた。


が、先日店は閉店・廃業してしまった。 


閉店当日は警察が来ていたという噂もあったが私は詳しいことは知らない。
 
日本人の健康法ブームネタの回転の速さについていくのは大変なことだから、
きっと四千年の歴史を誇るヨガもまたこの流れには逆らえなかったのだろう。
個性的な店だったのに閉店は残念なことだ。。。

  

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2007年03月24日

宇宙からやってきた野郎ども

テーマ:ホラ

今頃の季節というものは春風が埃を巻き上げて風景に独特の彩色を施す。春風と埃をどう評価するのかはその人の感性によってだいぶ趣が変わってくる。


家の掃除などをして、普段あまり手の行き届かないテレビの裏や棚の上などを払ってみると、綿埃と土埃の混じったような塵芥が実によく集まる。埃と言うだけでだけで顔をしかめる人もいるが、埃は単なるゴミではない

中には糸くずや綿ゴミもあるにはあるが、どんな埃の中にも、長く中空を漂った後についには我が家に着床した
隕石の微細な粉粒が混じっているのだ。

なぜなら周知の通り地球は絶えず宇宙からの隕石の雨にさらされているが隕石の大半は地上に達することなく中空で燃えて砕け散って塵となって大気中に拡散して漂っているのである。


元の隕石はたいした大きさでなくとも、煙の粒以下の粒塵となって世界中の空気中にまんべんなく漂うには十分な量だ。だから春風に巻き上げられた埃を集める行為は極めて宇宙に接近する行為でもあり、我々が宇宙の一員であることを天文学的に実証する行為でもある。

ところが掃除をしながらこうした解説していた私にB女が言った。

ふん、春風に巻き上げられてとんできた埃の源はねそこらの犬や猫の糞ががびがびに乾いて風化してとんできただけだよね。中にはあんたの嫌いな三丁目のバカ犬の大グソや酔っぱらいの野糞も混じってるに違いないのに、飛んできたウンコかす拝んでなにが楽しいんだか。


・・・・・・埃一つとっても受け止め方は人様々だ。


たとえ風化したウンコが中空を漂い、それをあなた方みんなが呼吸しているとしても、わたしは春の塵は宇宙塵である!と言いたいと思う。

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2007年03月18日

ハナミズは出してこそ美しい

テーマ:ホラ

花粉症の鼻水はさらりとして粘度が低い
そのため鼻の奥で洟が涌いて、まだ出口に到着するのには時間がかかるだろうと油断していると、新幹線のような速さで走ってきたりすることがあるので要注意だ。花粉症歴も長い私などは洟の湧出状況をつかむことに熟達している上、一切の迷いが断ち切れているために、洟をかむタイミングを外すことはまずない。というか、人目はばからず「ブッピーン!」と洟をかむことにためらいはない。 
ところが、世の中には、洟をかむことを恥と考えているような人もいるらしく、決して洟をかもうとしない人間もまたいる。 
不可解なのは、そういう人間は洟はかまないが、ハナミズをすすり上げるのは平気らしく、電車の中でも、会議の最中でも、歓談中でも、大音響を上げて「ズズズズズびー!」と洟を盛大にすすり上げてもすました顔をしていることだ。

 

たとえるなら小学校男子が学校で大用を足すことは恥で(そういう奇習があった)、事情の如何に依らず、大用便所に入るというのは「ウンコタレ」という称号を与えられることを覚悟せねばならないように、「この、いい大人がハナタレめ」と呼ばれるとでも思っているのだろうかとも思えてしまうほどだ。 そんなヤツは若い一見きれいでおしゃれに気を遣うお姉さんにも妙に多い。そんなのを見かけてしうというのは、妖怪はなすすりに出会うようなものである。

 
以前電車の中でしきりに洟をズルズルすすり上げる若い女がいたところ、前に座っていたおばさんがあきれたのかたまりかねたのか、「アンタ、ほら、持ってないの?」とティッシュを差し出したことがあった。周りのオジサン・おばさん、お兄さんにたちからは「おおっ、よくぞ妖怪退治やってくれた!」という空気が溢れたのが分かったものである。ハナズルの妖怪姉さんは、「いいです」と言って次の駅で降りてしまったのだけれど。ふん。
   
たれてくるハナミズは、空中のバイキンがついたまますすり上げて再び鼻腔内に収納するより、潔くティッシュやハンカチで始末した方が、格段に見た目も良いし、衛生的である。これは疑いがない。

  

ところで風邪の洟は青っぱなまで行かなくても花粉症とは違って一般に粘度が高くなる。私もこのところ洟のキレが悪くなったところをみると、少々風邪気味なのかもしれない。先週などは会社帰りにあまりの強い向かい風に顔を背けたところ風に引っ張られた鼻水がビャ~~ッ、と糸を引いて飛んでいった。 

風に乗った粘る鼻水はその先で信号待ちをしていたBMWのリアウインドウに到達し、青信号と同時に猛発進したBMWとともに吹き流しのように去っていったのだった。 優美な曲線を描く透明なその流体は、都会のネオンの様々な色を反射してそれはそれは美しい眺めだった。。。

 
私のハナミズだけどな!


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2007年03月10日

自由な女

テーマ:ホラ

かつて友人だったTは決して美人ではなかったが、自身を充分に魅力的に見せる感性と頭の良さを持っていた。いつも身なりやたたずまい、ふとしたしぐさに計算された演出と配慮が行き届いていて、時折目にする崩れた隙やゆるさでさえ、まるで罠のように意図的に仕組まれたものだった。だが、外観の印象以上に、彼女はその行動においてこそ悪魔のように貪欲で魅力ある女だった。

Tは自分の欲求に忠実で、こうしたいと思ったことは確固とした意思を持って決断し、一旦決めたことは実現に向けて徹底的に実行した。そして何があっても途中で揺るがず、どのような結果になろうともそれを受け入れ、決して弁解をしなかった。つまり彼女は自分の一番本源的な欲求を忠実に求め、自分で決めたことには最大限の努力をし、
生じた結果がいかなるものであっても受け入れる覚悟があった。

だから彼女の前においては当然のことだが、いかなる宗教も占いも、人生相談や生き方に関する高尚なアドバイスもまた、ひとつまみの埃ほどの意味も持たなかった。宗教や占いどころか、そんな彼女の自己実現行動の前には、生きがいだの人生の目標だのという言葉でさえひどく貧弱で、言い訳じみたものにしか映らなかったくらいだ。

一方、私は欲求には忠実だがそれを徹底する意思も覚悟もなかったものの、彼女は私を会社や世間のマジョリティの行動論理にべったりでないので、妙なエネルギーを放つ人間と思って興味を持ったらしく、私は徹底的な攻勢にさらされることとなった。

 

「・・・私の時間の90%はあなたよ」

彼女と過ごすことで私は、人間が自由であることの意味を知った。つまり、自らのなかに行動原理と覚悟があり、自分の手の及ぶ範囲と他者の支配下にあるものをしっかり認識して自分の権能下に最善を尽くしてすべてを受け止める人間は、占いやまじないなど言うに及ばず、運命や神からさえも自由であることを知ったのだ。

 

たぶん今も彼女と一緒にいたら、私は今とはまるで違う生き方を選択していたことだろうが、社会的(会社的といってもいい)枠にはまった生き方を期待されてその通りに生きていく男は常に、自由な女、つまり枠の外の世界に飛び出すきっかけとしての女の出現を待っているのかも知れぬ。それでも多くの男はそんな出会いもなく、希にあっても自由の女よりも癒しの場としての女を選択して、あのときの選択のことを想像したりするのだろうか。


(これ、ざっと書き殴ってみたら、なんだか200ページくらいの通俗小説に仕立てるネタに

なりそうな気もしてきた。書かないけれど)


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2007年03月04日

特別鼎談 『美しい日本の現状を憂える』

テーマ:ホラ

「本日は美しい日本を考える会といたしまして、格差社会を考えると題して
各界の有識者の方をお招きしお話を伺いたいと存じます。
 
本日のゲストは大日本社会研究所所長で政府諮問機関日本経済推進会議の委員でも
いらっしゃいます竹永さんと、聖マリアンヌ大学社会学教授の細本さんです。
なおワタクシ本日、市民代表としてお話を伺うとともに進行をつとめさせていただきます
田上と申します。」


田上「それではさっそくですが、竹永先生に伺います。
このところ日本では社会格差の増大ということが大変問題となっており、
これが社会不安を招く要因と考えている人も多いのではないかと思われます。
人は自分が負け組みにいて個人的努力では到底乗り越えられない格差を認識するとき、
反社会行動に出るのではないでしょうか、だから格差が増大していけば、
将来はさらに不安定で物騒な美しくない日本になっていくのではないか、
と私たちは大変不安に感じるわけです。
格差社会への対策はあるのでしょうか?」


竹永「ちょっと待ってください。みなさん、格差社会、格差社会とおっしゃいますけれど
格差が存在することも、また格差がどんなに大きくなったとしてもそれは別に悪いことではないのですよ。
どんな社会にも格差はあるし、決してなくなりはしないでしょう?。
そんな格差がある無しよりも、格差の下の方の人間が人間として尊厳を保てるレベルの生活ができなくて
しかもその層に入った人が固定化していくことが問題なわけですね。」

 

田上「おっしゃるとおりかもしれません」


竹永「下の方の人や企業は、今の日本では立ち行かなくなった古い生活スタイルや産業、
古いビジネスモデルにしがみついていて、大変だ、食っていけない、と言っている例が
とても多い。そりゃあ東南アジアあたりでなんでも安く作っているのにいつまでも日本で
同じことをやって食っていけるわけがない。働いて食おうと思うのなら、企業なら業態を転換するか
会社を畳んでどこかに勤めるとかしなくちゃあいけない。個人だって資格を取るとか
別の業種を選ぶとか方策を考えて努力するのは自己責任だ。
そのために阿屁内閣の再チャレンジ制度があるわけです」


田上「しかし、零細企業などでは業種の転換するにも技術もノウハウも資金もない、
そうした企業には高齢者も多くは会社を畳んで勤めるにしても、雇用してくれる先がないと
いうことになりますよね。フリーターで毎日精一杯働いてその日なんとか暮らしているような
人間に、今の仕事を中断して学校に行って資格を取ってそれから考えようというのは
とても現実的でないのではないでしょうか。阿屁内閣の再チャレンジ制度もそんな悠長な
対策を支援してくれるものではないようですが。すべてを自己責任に帰すのは無理がある
と思われます。日々精一杯働いて展望が開けず途方に暮れているのが現代のワーキングプア
つまり働く貧困層の問題ではありませんか?いったいどうしたらいいのでしょう。
細本先生はいかがお考えですか?」


細本「ああそれはですね、そんな展望が開けず途方に暮れている時はね、

悪い霊が憑いていることが疑われます。
とりあえず毎朝ありがとうと唱えて良い波動をこめたコップの水を飲んで、脳を活性化したら
人は前頭部にマイナスイオンを帯びるようになりますから、この脱霊ボウルでこねた納豆を
食べればたいていの除霊は可能です。
あとは良い霊を取り込めばきっと運は開けます」

 

竹永「その脱霊ボウルというのはどこで作っているのですか?」

 

細本「昔茶碗やどんぶりを作っていた下町の工場ですが、いまは脱霊グッズや開運グッズの
専業メーカーとして大繁盛していますよ。波動ペンダントとかマイナスイオンうちわなんかも
よく売れたようです」


竹永「ほら、ごらんなさい。つぶれかけた町工場も、現代の需要に合った新しいチャレンジをすることで
負け組みから脱出できるという格好の事例だと思います。」

 

田上「そういえば、開運やせる若返る、というテーマは

テレビのバラエティ番組でもよく取り上げられてますねー」

 

細本「現代社会の多くの問題は正しい気の流れを忘れていることに起因することがとても多いのです。
運が開けないのもやる気が出ないのも、借金が増えるのも、良い職に就けないのも、良いパートナーに
めぐり合えないのもみな悪い霊気のせいです。
西に黄色い紙を吊るして、マイナスイオンを拝んで良い波動を意識して暮らしてごらんなさい、
たちまち運気は開けますよ」

 

田上「・・・・・」

 

竹永「何でも社会体制や世の中の仕組みのせいにせず、こうした自らの努力で立場を変えていこうという
姿勢は評価できると思います。」

 

田上「一般市民は社会制度や政治・経済体制に文句を言っているより、テレビのバラエティーをみて
いたほうがよほど幸せになれると、つまりこういうことでしょうか」

 

細本「だってあんた、複雑な世の中の仕組みや科学的な根拠を理解するのは面倒だし、基礎的な勉強を
伴うから大変だけど、なんでもマイナスイオンや霊のせいにしておけば簡単に幸せじゃない?
それが誰の幸せなのかは別にしてさ」
 
まだまだ話は続いておりましたが、金持ちはますます金儲けにいそがしく、
貧乏人はオカルトやエセ科学にはしって、日本の体制はますます安泰であるのでした。。。
 




  

  

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2007年03月01日

大日本下品党は国民の明るく前向きな暮らしを応援します

テーマ:ホラ


のしかかってきた苦悩が世界を覆うように感じて、
自分なんて何も価値がない、
一人ぼっちで行き詰ってしまったと思えるとき

それはただ寂しいだけ
ただあなたは寂しいだけ

でも心というものは沈滞した気分の中に放っておいてはいけません、
寂しさは怠惰に流れ、時に自暴自棄にも至って自らを傷つける
凶暴な無気力と化すことがあるからです。

ではどうしたら?

簡単に解決できないからこそ悩みがあるって? いかにもその通り。
では私が各地で見聞してきた、手軽で簡単な方法を紹介しましょう。

****簡単即決気分向上法*****


ステップ1
(1)両足を肩幅よりやや広く開いて立つ
(2)つま先をやや外側に向ける
(3)ひざを軽く曲げる
(4)右手を腰にあてる
(5)左手の小指と人差し指を立て中指と薬指を軽く曲げる
(6)その左手を頭の前にかざす
(7)そのまま上体をを右にたおし息を吐きながら
   「えへへへ屁~」と発声する
(8)上体を戻す
(9)左右入れ替えて(4)以降繰り返し

あまりのばかばかしさに怒りたくなったら、怒る
笑いたくなったら笑う。手加減してはいけない。
(ちなみに私は笑って腹がよじれた)

ステップ2
(1)紙を用意する(できれば肌にやさしいティッシュペーパー
  などがいいが、特段制限はない。新聞紙でもいい)
(2)紙で太目のコヨリを二本作る(太いほどよいが親指くらいの太さが良いだろう。
  また、長さは10センチ以内くらいが良いだろう)
(3)コヨリを鼻の両穴に突っ込む
(4)鏡を見る
(5)普通に生活する(食事・洗濯・掃除なんでもこの姿でやる)
(6)ときどき鏡を見て自分の姿を確認する

この場合もあまりのばかばかしさに怒りたくなったら、怒る
笑いたくなったら笑う。手加減してはいけない。
(ちなみに私は笑ってコヨリが飛んでいった)


(注意)

少しでも気分転換に効果があったと思ったら、

あなたはすぐにステップ1・2を中止して真人間の振りをしなくてはなりません。

やり過ぎに注意しましょう。

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2007年02月22日

女の腹から生まれしすべての者に告ぐ

テーマ:ホラ

かつて女の腹から生まれしすべての者よ
私の話をよく聴くがいい
 
欲を追いかけいがみ合い
分け合うことを忘れ奪い合ったつけが
今払わされようとしている

竜巻台風豪雨・・、
繰り返す異常気象は世の断末魔の身悶えだ
この冬の暖かさは破滅をいざなう悪魔の吐息なのだ

女の腹から生まれたすべての者よ
汝らはみな遠からず
苦痛のうちににむごく悶えて死ぬだろう

だがもしも、悔い改めて救いを求め
私にすがるものがあるならば
私は今こそ一筋の道を示そう

『神聖護符』を手にしたものは
魂に救いがもたらせるであろう
・・・1枚3万円から扱っておる

『清浄化の秘儀』を受け入れたならば
死後天国の階段を見つけることができよう
・・・ご祈祷一回30万円である

『聖なる壷』を手にしたものは
終末までを安らかに過ごした上に天国へいざなわれるであろう
・・・一つ300万円である

さらに、我が救済寺院に身を投じ、全財産を寄進したならば
核にも耐える最新テクノロジー満載の箱舟の乗船切符を得て
この世の終わりをも乗り越えて
約束の地に達することができよう

さあ、何を考えることがあろうか、ただ信じるのだ。
・・・今だけ先着1000名限定である。

急げ!考えるな。


女の腹から生まれしすべての者よ
ともに素敵な終末を迎えよう。

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2007年02月17日

エイリアン vs 自称堅気の勤め人 第1R

テーマ:ホラ


なんだまたかと思われるだろうが、
勤めの暗い精神作用を少しでも癒すために内輪の週末夕食会として、
私たちはいつもの麻布の飯屋(レストラン)に行ったのだけれど、
今回はいつもとはほんの少し様相が違っていた。
 
ひとつは、最近暴力団幹部狙撃事件のあったところとそう遠くないために
ちょっと緊張を伴ったということ。
これは以前地下鉄サリン事件のあった日の晩、会社から帰るため電車に乗るのに
絶叫マシンに乗る前どころでない妙な緊張感を覚えたが、
久々にその感覚を思い出したものである。

そしてもう一つの違いは、この日現れたのが見知った人間だけではなく、
同僚の女性が連れてきたその大学の後輩で取引先会社にいるという
もうひとりのうら若い女性も一緒だったことである。
 
まるで若年層向けのファッション雑誌から抜け出したようなそのお姉さんを前にして、
およそ蛇蝎のごとく世の中の軽薄な流行りものを嫌うこと根深いA君が
少々当惑を感じていることがうかがえたが、それでも四人のささやかな食事会には
多少華やいだ雰囲気が漂ったといえないこともないような気もした。
 
ところがこの女、やはりA君にとってはほとんどポコペン星のエイリアン、ゲバ子だったのだ。
 
簡単な自己紹介のあと、
「金曜なのにゲバ子さんは、こんな席に来るより、
彼氏とでも出かけたほうが良かったんじゃないの?」と典型的なオジサントークを
かましたところ、ゲバ子さんからはこんな答が返ってきた。
 
「それが、彼氏とはケンカ中なんです。カレったら、一緒に本を買ったとき、
あ、そこはブックカバーの色を選べる本屋だったんですけど、
私がブックカバーは水色がすきなのに、カレは緑色が落ち着いていいって言うんで
大げんかになっちゃったんですよー。」

 

「え?ははは、そんだけ?」

 

「付き合ってる彼氏には私と同じようにいいものはいいって言ってもらいたいし、
同じように感動したりしてほしいじゃありませんか」

 

たちまちA君の毛が逆立ち始めた。
「彼氏ったって、感じ方は人それぞれなんじゃないの?」

「彼氏だからこそ私の感じ方やセンスを尊重するっていうか、
普通、趣味に違うこと言うなんてありえないですよね?」

(たかがブックカバー色の好みの違いは人格否定になるんだろうか?
「私と同じでない者は存在を許さない」ってこと?
実はゲバ子さんはファシストだったのですね!)

それでもなんとか和気あいあい、食事と会話を進めるうち突然ゲバ子さんが言った。
「Aさん、言葉遣い”びみょう”ですよね。」

若くない読者のために一言付け加えると、こうした場合の「微妙」とは
相手を非難・排撃する言葉になる。
要するにパー子はA君に「そんな言葉遣いすんじゃない!ウゼエんだよ」
言っているのだ。

「こういうところではお水のことチェイサーって言いません?
普通みんなみんなそう言いますよ~」

「・・・」
A君、思わず振り返ってウエイトレスにコップを振りながら
「おう、ねいちゃん、水くれや、みず二つ~」と怒鳴りたくなったと、
後に術解していたが、
そこはウエイトレスが「はい、水 リャンガー!」と答えてくれるような店でもないので
これはやめて、A君はちょっとだけ反論を試みた。
 
「チェイサーってのはそもそもは強い酒飲んだ直後に食道や胃を守るために
追っかけて飲む水のことだろうから、強い酒を飲んでいない私の場合は
そんな言い方をする必要はない」

「えっとーじゃあ、お冷やくださいっていうのは?」

「お冷やというのは江戸時代の女房言葉だから、れっきとした成人男子の
使うような言葉でないんだよ。男がお冷やくださいなんていうのは
オカマくらいなもんだよ」
--A君もちょっとムキになってしまったかもしれない。

「へへーなんだかおもしろいにょろ~。
Aさんって、なんだか異星人みたいですね。」

  

「・・・・・!!」

 

ゲバ子さんが席をはずしたときにA君が言った。

 

「いつの間にか私はパラレルワールドの亜空間に迷い込んでしまったみたいだ。
だれか私を地球に連れて帰ってください。」


・・・この後の第2ラウンドのことは、

長くなったので、気が向いたらいずれ書くとしよう。。。。

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