2015年10月29日

秋の日はつるべ落とし、秋から冬へも駆け足で季節が過ぎていく

テーマ:秋探し
秋の夕暮れ

10月○日
秋は夕暮れ。確かに秋の暮れ時というものは美しいもので、何気ない周囲の眺めを魔法のような光景に変えてしまう。だがそれもほんの一時。暮れ落ちる日と共にたちまち光は色を失い、すべては闇の中に没してしまう。
   浮雲に残照一時闇迫る

10月○日
秋の夜の空気というものは落ち着いて静寂があたりを支配する。静けさの中でひとり盃を傾けるのも良いが、古い友が集えば、昔の話で盛り上がり、たちまち笑いが静けさを打ち破る。これがまた良い。
  長き夜の静寂破る同窓会

10月○日
十月も後半となると、列島に雪の便りもちらほら聞こえてくる。私の行ったところは雪はまだだが、朝早い移動で使ったバス停の前は一面の畑で、日を浴びた霜がきらきらとまぶしかった。
  霜光を全身に浴びバスを待つ

10月○日
朝の冷え込みが本格化してきた。冷え込みと共に寝起きのからだがこわばり、古傷も痛む。それでもこの程度の寒さならまだ少し動けば体も温まり目も覚めてくる。
  朝寒に一駅歩いて血が巡る

10月○日
秋の夜長は灯下読書に親しむ、といきたいところだが、いつの間にやらこの世とも本の中とも違う世界に移動してしまっていることが多い。読書の秋より睡眠の秋。
  本に伏しいつか寝落ちの長い夜



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2015年10月17日

静けさと寂しさと、落ち着いた空気

テーマ:秋探し
コスモスの原

10月○日
丘の上に登ると風が好き勝手放題に吹き抜けている。夏は牧草地だが、秋はコスモスでいっぱいだ。風がやってきて通り過ぎてく道が見える。もちろん風自体は見えないし、どこから来てどこに行くのかも見えないのだけれど。
   風渡るコスモスの丘の中に立ち
     秋去り冬来る彼方眺める


10月○日
夜になるとやかましいほどの大音量であたりを包んだ虫の声も、秋が進み気温の低下と共にだいぶおとなしくなってきた。今は静寂の中にたまにぽつりと鳴く虫がいる程度。
   我包む虫の音いつか風となり

10月○日
日が暮れるのがはやく物寂しい秋の晩でも、盛り場に出かけ得る機会があると、一時寂しさを忘れることもできる。人嫌いで厄介な他人は避けて過ごしたいと思っていても、結局人間は人間から離れられない。
   ネオン街素見騒きの夜長かな

10月○日
郊外に出かけ朝早く無人駅から電車に乗る。田んぼの中にぽつんとある駅はひとけもまばらで、驚くほど静かだ。
   秋の田の氷雨に煙る静けさや

10月○日
秋晴れの日も多いが、周期的に雨が降る。雨も降るたびに冷えて季節を推し進めていくようだ。
雨の日は嫌いではないが、バス待ちの傘の列も待ち時間もいつもより長くなる。
  氷雨降り無言のバス列長くなる






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2015年10月10日

ますます秋が深まり空はいよいよ高く、夕は何者かに急き立てられる

テーマ:天然生活
秋空

10月○日
どんどん日が短くなる。午後にもたもたしているとあっという間に夕闇が迫って来る。のんびり買い物もいいのだが、急き立てられるように帰り道を急ぐ買い物客の群れ。
  秋の暮れ灯下菜を買い急ぎ足

10月○日
今年の中秋の名月は光量4割増しのスーパームーンだったとか言っていたが、特別意識してもいなかった。後日改めてネットで確認・・・ふん、PCの画面じゃ分からないな。
  名月も酒で忘れてYouTube

10月○日
涼しくなるとあっという間に、落ち葉の季節に突入しつつある。だがはらはらと舞い落ちる落ち葉に想いを巡らせてばかりもいられない。山のように降り積もる落ち葉との戦いの始まりである。
  風情とは云へど恨めし落ち葉掻く
 
10月○日
晴れた日の秋の夕暮れは美しいものだが、一時天地を満たした暮れ色もあっという間にモノトーンの闇に落ち込んでいく。秋のはかなさが人間をいっぱいにする。
  だいだいに暮れなずむ空窓染める

10月○日
窓を開けると工場にでもいるような虫の音の喧噪に包まれていたのもつい先日のこと。夜毎にだんだん音は減って、残った虫もしだいに静寂の中に吸い込まれていく。
  静けさへ溶ける虫の音秋深し

 





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2015年10月03日

秋の進展

テーマ:秋探し
秋の標識

9月○日
会社も世間も煩わしいことはなくならないが、毎日ずっと快食・快眠・快便、
人生の良い時期は短い、屁のようなストレスに悩んでいるヒマはない。

 無為一日悔やむ間もなく日が暮れる

9月○日

スーパームーンだかなんだかでマスコミが騒がしい。誰もかれものせられて上を見上げている。みんな普段空なんか見もしないくせに。月は月に変わりなんかないのだから酒でも飲んでいた方がまし。

 名月や酔いに身任す秋の晩


10月○日

今年はもうキンモクセイが咲き、散ってしまった。寒さの訪れがはやいのだろうか。日中はまだまだ暑いが日が沈むとたちまちひんやりした空気が忍び寄ってくる。秋の夜の空気はしんとして動かない。

 さざ波も立たぬ海照る月の晩

10月○日

食欲の秋。秋の世界を凝縮したような果物が多数出回っている。幸福、口幸。

 柿食えば口中溢れる秋奔流

10月○日

日増しに秋らしさが進展する。昼の日差しは強いようでも、あっという間に夕闇が迫ってくる。

 秋更けて灯火の下で魚買う


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