2014年08月30日

この一週間 8月も長い雨降る夏の末

テーマ:天然生活
この一週間(日曜日は除く)のまとめ。このところはこんな日々でした。
 
夏雨粒
 
8月25日
今週は連日のように曇り時々雨の予報。夏が去りつつある。季節の終わりというのは人にいろいろとものを考えさせる。
  炎暑やみ 雲下に思う 夏の末

8月26日
秋色の夏服を買った。服なんか買う気もなかったのだけれど。この先もまだまだ暑いとわかっていても、気持ちはどこか秋を迎える用意をしているらしい。
  夏揺らぎ 風立ちはじめる こころ奥

8月27日
急に涼しくなって雨の微粒子舞う気温20度の朝。どうせすぐに残暑がぶり返すとわかっていてもほっと一息。真夏大王だって毎日のお勤めはきつかろう。
  真夏日も 閑を得たるか 朝の雨

8月28日
雨の通勤電車の中は、やわらかなベールで包まれたように外から隔てられ、一時自分の時間が濃くなったようだ。
   通過駅 傘さげて読む 文庫本

8月29日
まとわりつくような雨が降ったり止んだり。季節の変化はいつも、仕事や生活への変化の迷いや期待と共に来る。私たちは変化する世界の中でしか生きられない。
  行き惑う 夏の終わりの まだら雨






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2014年08月23日

サイクリングはブルースだ、 と彼は言った

テーマ:隠れ岩石生活
海が見える道


サイクリングはブルースだと言ったのは確か忌野清志郎だった。
うまい表現だ。

ブルースを聴かない人にはぴんとこないかもしれない。
音楽ジャンルの一つだと知っていても、たまに聞いたことがあっても
そもそもブルースとは何か、実はよく知らない人の方が多いことだろう、
たぶん。

ブルースという音楽については
作家のカート・ヴォネガットはこんなことを言っていた。
 アメリカにまだ奴隷制度のあったころ、
 使用者の白人とそのもとで使われる奴隷たちと
 目立つ死因に顕著な違いがあったというのだ。
 ご主人の白人の方が圧倒的に自殺で亡くなる率が高かったのである。
 
 一見不思議な話だ。
 お金持ちの白人と貧しい奴隷。
 優雅な支配階層と酷使される奴隷。
 自由と不自由。
 人間と人間の所有物。
 奴隷の悲嘆はいかばかりだったことか。

 ただ一つ、奴隷たちは生きる苦しみを
 ブルースに昇華するやり方を知っていたというのだ。
 もちろんブルースは困苦の根本的な解決には成り難い。
 ただひとつ、ブルースは一時死神の誘いを
 どこか隅っこに追いやってくれるらしい。

これはカート・ヴォネガットの著作「国のない男」にあった話だったと思う 
たいていの人は自殺まで考える局面に至ることはないだろうけれど
ちょっと覚えておいてもいい話だ。

忌野清志郎は音楽が仕事で生活そのものだったから
自転車という形で現れたブルースもあったのかもしれない。

これも覚えておくといい。ブルースは何も音楽という形をとってばかり
私たちの周りにあるわけではない。
 
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2014年08月18日

夢の後の夢

テーマ:夏集め
晩夏の陽

昨日まで夏のイベントで賑わった街頭は
気むずかしい顔をした人間が急ぎ足で通り過ぎていく。
通勤電車には雑踏が戻って、灰色に人波が
町へとまたあふれ出すようになった。
 
お盆の休み期間が過ぎたら夏ももはや終盤。
一抹の寂しさを抱えながらも
この時期ふと気がつくと、早くなった夕暮れの光に照らされる
赤みを帯びた景色に見とれている。
 
祭り終え 彼方に去りし 夏の夢
 
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2014年08月15日

失っていく夏への想い

テーマ:夏集め
夏後半の雲
 
夏も後半、まだまだ暑い日は続くものの
照りつける日差しはだいぶ斜めになってきたし
暮れはじめる時もだいぶ早くなってきた。
この時期はなんだか不安というか
落ち着かない気分がそこはかとなく漂う。
 
別に日が短くなったせいでもないだろうが
たぶん、ひとつには残り少ない夏休みとうんざりする宿題を
比べて眺めた子供の頃の体験が、トラウマとなって
いい大人になった今でもこうして心を苛むのだろう。
 
どうも学校体験は全体として幼い心を傷つけ
その後の長きにわたる人生に負の記憶を
刻んでいたような気がする。
もちろん、学校や教師への恩はあるが怨もまた多大なものだ。

いや、別に私の勉強がどうというわけではない。
これでも余は幼少のみぎり、神童とか生き仏かと言われ、
東京の大学の先生が面会に来たとか
チベットの偉い坊さんがわざわざ訪ねてきたりしたくらいなのだ。
(注 : あまりに昔なので記憶に誤りがあるかもしれない)
 
まあ、教育は大事だが何でも教育で解決できるわけではない。
 
そんな屈折した記憶を抱えながらも、それでも私は夏は大好きだ。
夏の空気、食べ物、まぶしい光・・・。
 
この夏食べたスイカは大小取り混ぜて8個だったが、
スイカにもそろそろスの入ったのが出回るようになってきたし
果物の主力は梨やブドウに移ってきた。 
地上は暑くても見上げる空には秋の雲が混じる。
 
日が暮れれば夜ごと次第に虫の声が大きくなってきて
いつのまにか気付けばすっかり秋の景色の中にいるのも
もうそんなに遠いことではないのだろうなあ。
 



(タイトル「失っていく夏への想い」は、数年前に晩夏の寂しさについて書いた時nonponoさんにいただいたコメントで、晩夏もまたいいものでそれは失っていく想いとか、と云うようなことがあったのをふと思い出したものです)
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2014年08月11日

夏と雨と読書スタイル

テーマ:ブログ
夏の雨
 
8月の上旬のあたりはいわば夏の頂にあたる。
立秋とは夏もその頂点に達して秋へと向かう道程が見晴らせる頃、
と云うわけだ。
だから立秋に至ったからと言って暑さは急には治まらないが、
盆休みを過ぎたら後はだらだらと晩夏への下り坂である。

この時期、今年はちょうど台風がやってきた。
わが家の辺りでも久しぶりに雨が降り、乾いた土に湿り気が戻るとともに、
心にもまた潤いが戻って・・・と云うほどの感性は持ち合わせていないが、
まあ庭の水やりをしなくて済んでよかった、と云う程度でも
干天の慈雨には違いない。
 
ジンルイというモノは晴れて気圧が上がると自然にそわそわとして
外に出かけて活動せずにはいられなくなるようで、
私も(よせばいいのに)遮二無二出かけては疲れて帰ってくる
傾向がある。
これは太古食うや食わずで狩猟採集に明け暮れ露命をつないでいた頃の
記憶がしっかりと継承されているためであろう。
まあ私の場合は先祖代々ビンボー症の血が騒ぐだけなのかもしれないが。

一方雨降り低気圧の下では、危険ばかりで狩りも山菜採りも実入りが少なく、
人は家でじっとしてカロリー消費を抑える行動となった、のかもしれないが、
私は雨降りは家でゴロゴロ食ってばかり、完全にカロリー過多の
ダメ人間をやっている。

おきまりのコースは朝の野球観戦(大リーグなので、時差の関係で
野球は朝食後に見るものなのだ)に飽きると、横になって読書。
寝転がって読むくらいのモノだからたいしたものは読まない。
それに、寝転がってから、実はあれが読みたかった、これがよかったと
必ず思うのだけれど、寝そべってしまってからわざわざ起きて雨の中を
本屋に行く気にもなれず、大して気も乗らない本を眺めるだけ
となることが多い。

それでも昨日は突如、中里介山の「大菩薩峠」でも読んでみようかと
思い立った。
あまりに長いのでこれまで何十年も避けていたのだけれど、
ネットの青空文庫で只で読めるという云うことに気づいたので
無料に弱い私は、ついに寝たまま思い立ったのである。

「大菩薩峠」は わざわざ説明するまでもないが、維新前夜を舞台とし
すご腕の剣士、机竜之介を主人公とする長編小説である。
大衆小説の先駆けとも言われ、ドロドロの上にあまりにも長大で
最後は未完のまま作者が亡くなっているというシロモノ。

読み始めてみるとこれがまた、スゴイ。何がまたすごいって、
主人公、机竜之介のワケの分からんハチャメチャぶりというか、
次々現れるキャラの立った登場人物とどこに転がっていくのか分からない
ストリー展開。あっけにとられた私は読書を中断するタイミングをつかめず
ズルズルと大菩薩峠を読み続けているのである。

でもなあ、ノートPCで読んでいるのだけれど、
こうも長いと(全41巻もある)さすがに疲れる。
電子書籍リーダーのキンドルなんぞも持ってはいるが、これは
外出時の荷物に制限があるとき専用。
基本は大きな画面で読みたい。
そこで今は、寝ながらPC読書のために専用の机を買おうかと思案中である。

スーパーごろ寝デスク欲しい

ま、廃人養成デスクとも云われているようなのだけれど、フム。


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