2013年02月23日

水仙月の訪問者

テーマ:生き延びる
$酒とホラの日々。-すいsen


二月、まだまだ寒さの厳しい日が続いているが、日ごとに延びる日脚と日中の光は確かな季節の歩みを実感させてくれる。先日も冷たい空気の吹き抜ける中、ダウンジャケットを着込んで野道を歩いていると、日当たりのよい斜面の緑地にはスイセンの花が光を取り込むようにしてあちこちに咲いていた。 
 
この先の春を呼び込むようにたくさんの黄色の花が、寒風をものともせず頭をもたげているのを見るにつけ、寒さや煩わしい日常に鬱屈したこちらの気分をも一掃してくれるような気がする。
 
だが、こうしてなんだか小さな花に元気をもらったような良い気分に浸っていたのもつかの間、実はその先の道でいやな奴に出会ってしまったのである。
またあいつか・・・。

この前そいつを最後に見たのは去年のゴールデンウィークの頃だから、会うのはだいたい一年ぶりだが、今年もまた相変わらず図々しそうな、誰にでも嫌われる典型的なうっとおしいオヤジであった。 

私は思わず顔を背けたのだが、そいつはかまわず近寄ってきた。
「やあ、久しぶり。今年も私が君の担当ってことでよろしく頼むわ。」
とかなんとか言うがはやいか、なんとそいつは私におぶさってきた。
 
「これも仕事なもんだからねえ、ほな、いきまひょかあ。」
なにが、ほな、だ、なんでここだけ関西弁なんだよ。などと詮索する間もなく、とたんに私は体の重さに頭痛までしてくる。

こうなるとプロだけあってその小汚いオヤジをふりほどくのはほぼ不可能である。
それだけではない、そいつは始終人の鼻や目に汚いなにかをすり込んできたりするから、私は体が重いだけでなく、くしゃみや目のかゆみに悩まされることになるのだ。

ああ、今年も春の兆しとともに、こんな嫌なオヤジまで背負って2,3ヶ月を過ごさなくてはならないなんて。
小汚いオヤジの名はカ・フンショーとかいう、春の妖精の一種らしいのだが、とりつかれたら最後、人間は妖怪ハナタレくんと化してしまうのである。

ハナをかみながらふとあたりを見ると、世の中の3人に1人くらいは似たような薄汚いオヤジを背負って歩いているようなのだが、なんだか年々こんな妖怪ハナタレくんが増えているような気もする。
 
それはともかく、せめて私の分だけでも誰かこいつを始終背負って歩くのを代わってほしいものだ。

 
 
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2013年02月05日

酒もホラも停止した日。

テーマ:

実は今、この私がしばらく酒を断つという
世にも不思議な事態に至っている。

正月にひいた風邪が抜けた後、
ずっと胃もたれがしていたので
ちょっと薬でももらおうと医者に行ったところ
一因として考えられた胃の中に棲息する悪玉を
退治する必要を告げられたのである。
 
悪玉とはいわゆるピロリ菌というやつで、
成人の7、8割は保菌者だというから
たいして珍しいものではない。
 
ただ、ここ数年、かのピロリと胃炎や潰瘍との関連が明確になって、
厚労省も医師会も「除菌を強く推奨する」
というトーンで一致している。
 
除菌自体は1週間毎朝毎晩指定の抗生剤を
飲み続けるだけなのであるが、
この除菌が成功してピロリが確かにいなくなったことを
確認する検査がその12週間後となる。
 
1度の投薬で除菌が成功する確率は7割ほどだそうだが
これはつまり3割は失敗するということである。
 
そこで医者が言うには、
「成功確率が気になるのなら、
3か月後の検査が終わるまでの間、
酒・たばこはきっぱりとあきらめること」
だという。 
 
私はたばこは吸わないから何でもないが、
酒は人生の友である。
だから12週間の断酒申し渡しには驚いたが、
健全な体あってのうまい酒と思い、
今はひたすら清らかな生活をしているのである。
 
それにしてもまあ、なんだ、
酒量はロシア人並みと言われた私が
何日も酒を断っているというのも
なんとも不思議な気がするが、
やってみると平気なのは当然ながら、
これが意外に悪くない。 
  
元来、アルコールの依存癖はなかったことを
確認証明できたのも結構なことではあるが、
これが断酒からものの1週間もすると、
天地開闢以来、はなから世の中に
酒の存在などなかったかのような生活である。
   
驚いたことに、先週など酒屋に寄るかわりに菓子店によって
ケーキなどを買ってきたのである。この私が。
 
酒を飲んだ後わけもわからずホラを吹いていたのが
素面の時間が増えて、学術書の類を並べて
調べ物をする時間ができたりもした。
役にも立たない勉強をして過ごすなんて
いったいどうしたことだろう。
 
しかも特にそれでもストレスは感じない。
これは新たな境地、
新たな冒険の始まりであるのかもしれない。

ことの始まりはともかく、
新しい生活の展望やわくわくする活動の種は
ちょっとしたきっかけとわが身の中にあるということだろうか。

いやまて、これでは酒もホラもない日々なんて、、、いったいどうしよう。
 
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