2009年10月11日

風に舞う木の葉

テーマ:散歩


酒とホラの日々。-枯葉

10月の台風が去って、朝夕の冷え込みに秋の深まりを感じるのは案の定と言うところだが、木々の中でも気の早いのがはらはらと葉を落としているのを見るにつけ、一年の巡りと年月の過ぎることに焦りにも似た感慨を覚えずにはいられない。


この卑小なブログも、凡輩にとっては卑小ながらもせいいっぱいの日常の折々に、毎年同じようなことを書き連ねてはもうだいぶ経つのだが、読み返してみれば植物の実りのような確かな手応えがあるのかどうかは甚だ疑問で、おそらく妄言の山であろうかと思うとそれが恐くて過去記事を読むこともできないでいるのである。


植物の秋と冬はやがて巡り来る春へのそなえのためであり、休止期のたたずまいも準備のためのエネルギーを内へと向わせる落ち着いた余裕が見られる気がする。 

しかしながら一方で、明日をも知れない社会に流される人間が、次の活動と飛躍のための備えとして休止期を設けることは非常に難しいのかもしれない。この世の中で生きることは絶えず補給と活動を行っていないとたちまち取り残される恐怖との競争のようなところがある。 
 
静謐な樹になりたいと願った人間は古来より多いが、実際の私たちは天候に翻弄される木くずや木の葉のようなものであるかもしれない。


こうして書いているすぐ目の前を、また木の葉が一枚吹き流されて過ぎていくのが見えた。  風にもてあそばれて私たちは年を重ね、いったいどこへ行くのだろうか。

      


   風に舞う木の葉の行方眺めては 果てなお知らず人生の秋









 

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2009年10月04日

秋雨の日々を過ごす

テーマ:散歩


酒とホラの日々。-水滴

この雨の国においては長雨は梅雨時だけの専売ではない。
せめぎ合う四季の大気のはざまに雨降りが続くことに、古くから菜種梅雨だの山茶花梅雨だの明媚な言葉が生まれてきた。


そんな長雨が上がると季節が一変しているように感じることはよくあるが、明日からの天気予報は雨降りの毎日の続くことを告げており、この後には本格的な深い秋が待っているのだろう。秋の長雨である。


日の短くなることと相まって物寂しい雨ではあるけれど、雨だからこそ暖かい家でにぎやかに過ごすにはいい時期だともいえる。

外界と内実を隔てるベールとなる雨の降る日には、ひたすら目の前を移ろいゆく季節を眺めてみよう。


長雨の続き水の惑星となった世界の底、たたずむ家は移ろう季節を航行する船のようだ。雨滴ににじむガラス窓の内でゆったりと過ごしたい。


    秋雨の滴満ちたり天球の底に眺める楽しき夕べ






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