2009年04月25日

お気に入りの日常

テーマ:物欲の果て

酒とホラの日々。-杯01

ある展示会でお気に入りの酒器を手にいれた。  

(弘前市にある彩漆工房 の造形作家中村さんの作品らしい)

 
盃なのだろうが、お猪口のように小さすぎず、ぐい飲みほど無骨でなく、
この大きさがいい。  (直径は8センチほど)


漆器であるが内外とも表面がざらざらとしたつくりで、外面は森の樹の木肌を思わせると同時に器の内側に生き生きと躍動する刷毛目とあいまって、樹の幹に連なる根から大地に通じるような生命力を感じさせる。


酒とホラの日々。-杯2

 

日常普段使いのものこそ、お気に入りの特別のものをあつらえるべきであると言う意見に私は賛成だ。なぜなら、学生や社会人の新人のようにごく若くて人生のまだ訓練養成員であるうちは毎日の我慢も先送りも意味があるだろうけれど、成人したのち、社会的にも経済的にも自立に至った人の毎日の生活こそは自分で考え作り上げていく芸術であるべきだからである。

 

自分という立場で、自分のおかれた環境という重荷を抱えて、自分という人生を日々構築してを生きるというのはただそれだけで唯一無二の作品であることは疑いがない。

だから、自分だけの人生が大量生産の既製品の押し付けやCMのコピーであってよいはずがない。 
だから、自分の周囲の日常は本当のお気に入りで満たしたい。



なお、私はこの酒器を「生命の樹」と勝手に呼んでいる。
盃に満たした酒を通して、大地に根を張る樹木のエネルギーが私の中に流れ込む、そんな気がする。そんな気がするだけで、ありふれた日常のささいな酒盛りも特別の意味ある瞬間になる。

 







 

 

  

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2009年04月20日

一刻値千金の春の宵に回想する

テーマ:二月堂便り


晴れた日でも春の夕時というものは、どこかなまめかしさをたたえた、かすんだ空気が中空を満たしている。
私はそんな春の空に、何をするでもなくぼんやりと視線と想念を漂わせていることがある。

ただ、言うまでもなく春は動と変化の季節だ。
受験・進学・会社の異動。冬の間から準備を進めてきたものが春の訪れとともに一気に次のステージへと移り身の回りに変化をもたらす。卒業して、入学して、引っ越して、目の回るような変化の毎日がようやく新しい生活の風景に溶け込んで来る時期が今頃だ。
季節とともに動き始めた身の回りのことが、春の進展とともにようやく落ち着きを見せ始めたころは春もだいぶ深くまで進んで桜の主役の時期から新緑とサツキの季節へと移ってきている。
 
そんなすっかり暮れ時も伸びた一日の終りに一息ついてあたりを眺めると、どこか潤んだ暖かさをたたえた春の空気にほっとするとともに、これまで幾年も積み重ねてきた春の夕べが重なって見えることがあるかもしれない。
 
何年であっても過ぎてしまえばあっという間のことだが、私たちが年月の重なりをわざわざ振り返ってみるということも稀だ。
ところが、気ぜわしい動きからつかの間解き放たれて、ほっと眺める春の夕べの空気には、去年の春、おととしの春、五年前十年前の春の記憶が重なっていることがあるものだ。


こちらからはこんなによく見えるのに、十年前の春の夕に、遠い将来のことなど想像もできず、ただ毎日を過ごすのに懸命だった自分の姿が見えたりもする。
 
いつのまにか年月を重ねて今日こんなところまで来てしまったという感慨を覚えるのは、張り詰めた毎日の一段落したこの時期に、春の夕時のやさしい空気があることときっと無縁ではない。 

    遅き日の 積もりて遠き むかしかな。 (蕪村)
 





 

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2009年04月18日

春の夢想

テーマ:散歩


酒とホラの日々。-つくし

慌ただしい日を過ごすうちに、春がいつの間にかもう緑の季節へと移行しつつある。桜は散ってしまって、もうサツキが咲き出した。 
春になったらやってみたいと思っていたことがあったのだけれど、今年も果たせぬまま、またしても春に置いてけぼりを食ってしまったようだ。


やってみたいことと言うのは実はツクシ摘みである。
ぽかぽかと暖かな陽光の下、やっと萌え始めた野原に出かけ、ツクシをひと抱えも摘んできて、味噌汁や佃煮を作ってそれを肴に一杯やってみたいものだ、と言うのが冬越し中のわたしの春待つ気分の象徴のようなものであったのだ。
 
しかしながら、春を迎える時期というのは私的にも社会的にも忙しく、ツクシの時期などは多忙に紛れてあっという間に過ぎ去っていってしまうのが毎年の習いとなってしまっているので、何年も願望だけで実現したことはない。

ところが、そんなささいなことでも何回も繰り返していると、つまらない気分的な淡い願望がいつの間にか積年の課題というか宿願のようになってきてしまうらしい。まるで、年取った猫が妖怪猫又になってしまうようなものだろうか。 
きっとそのせいなのだろう、今年はツクシを逃したのがことさら悔しいのである。
  
また来年まで待つしかないのではあるけれど、来年もツクシ摘みができる保証もない。もう青々と茂ってきたスギナを植木鉢に移植しておけば、来年の春にはプライベートつくしの原となって、窓辺でつくし摘みができるだろうかな。 

窓からどこかなまめかしい春宵の空を眺め、たわいもない空想にふけっている。



 

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2009年04月12日

私も今では ついったらー

テーマ:ブログ

出遅れたが、私もTwitter(ツイッター)を使いだした。
忙しいので、今はこれくらいが適当だ。
知らない人がTwitterとは何かと聞くならば、

ごく簡単にいえば相互参照型のミニブログと言うところだろうか。
 
使い方はきわめてシンプルである。
TwitterのIDを手に入れ、一回あたり140文字以内で発言する。これがブログのように自分のページに蓄積されていく。

 
気に入った他人のページがあれば「フォロー」する、というボタンを押していわばお気に入り登録しておくと、その人の発言が自分のページにも流れ込んでくる。
 
お互いにフォローしたりフォローされたりして相互の発言が流れていくのだが、
特定の人にだけメッセージを送ることもできるし、特定のメッセージに反応して発言を返すこともできる。 
 
誰かの何かの発言がきっかけで一斉にみんなの発言がある方向を向いたり、また分散したり、まるで勝手気ままにさえずる鳥の群が、
何かをきっかけに集散を繰り返すようだからTwitter(さえずり)というらしい。
 
フォローの対象もフォローしてくれる人も大人数を抱えている人もいれば、仲間内でひっそりとやっている人もいる。何かの発言に反応するのも返事をするのもしないのも義務感はない。きわめてゆるいつながりの相互参照関係が「フォロー」である。
 
これのなにがおもしろいのか。集中して熱中するようなおもしろさではない。
言いっぱなしの発言がゆるゆるとリアルタイムで流れて、たまに気になる情報があったり、気が向けば会話に成立したり、その誰かといつもつながっている、つながることができる、でも義務感や拘束力はない、というところが極めて現代社会のニーズにあっているようだ。


事実近来、Twitterは欧米では爆発的なブームであり、日本でも本家Twitterばかりでなく類似サービスも拡大を見せている。


現代は産業や技術、社会システムはどんどん高度化する一方で、個人は会社や業種で分断されたり、地域社会の連帯が薄まったりして、人と人との関係にも閉息感が漂う。

家と会社・学校との往復だけでなく血の通った誰かとつながりたい、でも面倒や義務的なものはいやだ、というような、今を生きる誰もがなんとなく感じているような心の隙間をちょっとだけ埋めてくれる気がするサービスがTwitterだったということなのだろうか。
  
まだ私にはTwitterのおもしろさが本当にわかったとは言いがたいが、個人ユースだけでなく、企業ユースや社会的なコミュニケーション基盤としても、なにやら
今後とも気になるツールである。しばらくは目を離せない。
 
 
なお、captain-jackはこのところ多忙を極めてこのブログの更新もほったらかしであるが、Twitterの携帯から更新ツールも手に入れてこちらは日に何度かタワゴトをたれ流している。
 
Twitter自体は注目サービスであるので気が向いた方はIDを手に入れてさっそく試してみてほしい。
また、私のIDは kuuma(captain-jackの日常)であるので、これも何の得にも成らないけど、気が向いたらフォロー登録してもいいかもしれない・・・。
 
 なお、利用登録は:Twitter/ホーム

 また、利用解説は:Twitter総合案内所   など

 携帯からの利用は:Tmitter   など
 


ついでにある日の私の更新ログはこんなんだった。
フォロー登録するとこんなゴミのようなゴタクが流れてくるので、
フォローはよく考えてから登録すべきではあろう。


・ ・ ・ 

 

起きたら今朝は冬世界だった。。。 寒い。手がかじかむ。鼻が冷たい。  
こないだ買った春物のジャケットを着れる日はいつ?(7:16)
 
おはようございます。寒いながらも穏やかな朝。庭のロードデンドロンとクリスマスローズが満開。でも咲いてからもうだいぶ経つとのこと。歩みの遅い春がしばらくこの眺めをとどめていてくれるらしい。(7:29)

  

東京は冬同然の寒さ。 霜柱踏んで踊ろう。 で、会社行こう。(8:40)

 

公園のカリンが花をつけはじめた。このピンクの可愛らしい花が秋にはあの大きな実になるのだなあ。。人間の感慨とは無縁に季節は巡る。 (10:01)

  

本日のランチはイタリアン。ワカサギのカルパッチョ、ハムと春野菜のパスタ、帆立のソテー、紅茶と苺のケーキ。 (11:44)

  

最近意識してよく歩くようにしているのだけれど、一方で前にも増してよく食べて、おまけになんでもすぐ忘れるようになった気がする。 健脚力・健啖力・健忘力、三拍子揃った私はもうすぐジェダイになる日も近い、かも。(13:11)

  

今日の夕食。タケノコの刺身 アボカドとポテトのサラダ ひじきとニンジンの煮付け 春野菜の煮浸し メンタイコと芋の生ハム巻き(19:14)

  

忙しかった一日が終わり、夕食後何をするでもなく暗くなった窓の外をぼーっと見つめていると、とめもない想念がわいては流れ、私はこれを追いかけもせず、ただ外の景色と同じように眺めやるだけ。 

これを誰かは瞑想と言うらしいが、新しい発想と活力の元になるのは確かか。(21:59)
 


                       

 

 

 

 

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