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2005年11月30日

木を植えたい男

テーマ:ブログ
私がまだ学生をやっていたころ、近所の若い男が違法な植物を栽培したかどでつかまった。

男は、自分が栽培していたのは「ケシ」ではなく「ケツ」であり、「大麻」ではなくて「ダイアサ」という珍しい観賞用植物だと主張した、かどうかは知らないが、植物はすべて焼き払われた。

その昔、ヨーロッパの貴族や成金に園芸ブームが起きた頃、プラントハンターと呼ばれる植物採集業者が、世界のあちこちから非ヨーロッパ的な植物を持ち帰って販売していた。
とても欧州では生育できない植物を、暖房費や採光設備に金に糸目をつけず栽培することが、ステータスシンボルだったらしい。

思いもかけない植物を栽培してみたいという衝動は、植物を育てたことのある者なら誰しも多少はあるだろう。

ただ拙者の場合、法律的・経済的な制約を逸脱してまで植物に入れ込むことはないので、栽培欲の発露は非常にささやかなものだ。

たとえば、果物を食べると多くの場合タネが残る。
これがまた結構立派なものだから
ガーデナーでなくとも、ちょっと土に植えつけてみたい
誘惑に駆られることがある。

夏みかん、ゆず、柿、アボガド、等々・・
中でもアボガドの種は立派で存在感があるので
ついつい植えてしまっては始末に困った人も多いらしい。
大きくなるし、寒さには弱いし、見た目もたいしたことないし
実が成るまでには十八年くらいかかるというのだから、
育て上げるのにはそれなりの根気と環境が必要である。

モモクリ三年、カキ八年、アボガドバカヤロ十八年、なのである。

でもまあ、自分のうちが果樹園のようだったら、とたまに夢想してみる。
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2005年11月29日

チョコレート革命 

テーマ:ホラ
拙者、酒飲みである。また大食らいである。
太っては見えないが、内臓デブである。
アル中ではないが、チョコ中かもしれない。
秋冬のチョコ新作ラッシュと販売攻勢にのせられ
いまやむさぼり食うチョコを止められない。
チョコには凹んだ気分を高揚させる効能もあると聞くから、
気分が沈んだときにはいいかもしれないと思って食っているのだが、
特に何か変わったような自覚はない。
もちろん被験者の拙者は一体だけなので、対照実験ができないから、
実のところ、いいのか悪いのかは皆目わからない。
しかし夏の終わりくらいから、量の多寡はあるものの、
ほとんど毎日チョコ食っているのだが特に太ったわけでもない。
気分が良くならないのは職場の人間の問題なので論外としても、
特に体調に変化なく、チョコレートをむさぼり食うことに
何がしかの満足を覚えているのだから、
精神の安定に何がしかの寄与はしているのだろうと思いたい。
このチョコ中毒の結果ある日突然吹き出物と肥満に悩まされる
かもしれない、などとは今のところ考えない。
むしろチョコレートの成分が体内で一定の値を超えた状態を
維持すると、宇宙人とチャネリングができて
ある日「お迎えです」とか言って円盤に乗せてもらえる
かもしれないではないか。
円盤からは怪光線がでて地球人の文明施設をすべて焼き尽くし
後にはきれいなお花畑と争いのない安らぎある世界が
待っていて、人々はチョコレートの川で沐浴をするのだが
おお、チョコレートの川がそこにほら、見える、見えるぞ・・・!

チョコの食いすぎでハイになっているようです。
皆さんもチョコレートの食いすぎには気をつけましょう。
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2005年11月28日

酒の上の信心

テーマ:ホラ

むかしむかし、旅の坊さんが山の中で行き暮れて
野宿をすることになったときのこと。
そろそろ寝ようかという時に、近づいてきた物の怪たちに
坊さんはたちまち取り囲まれてしまった。
すきを見せればたちまちとって食われてしまうのがわかっていたから
息を潜めてじっとしていたが、物の怪はふえてくるばかりだった。
そこで坊さんは覚悟を決め、ありがたいお経を唱え始めたのだが、
すると物の怪たちはしだいに胡散霧消してしまったのだった。

(日本霊異記贋作集)



拙者も先日の夜電車の中で、うら若い女御とうらぶれたA君と一緒の折、
酒臭いモノノケオヤジの群れに周りを囲まれた。
それではとA君と拙者が、電車の中でありがたいお経(般若心経だけど)を
相唱えると、あら不思議、物の怪の群れはたちまち拙者らの周りから
引いていったのだった。
ただ、法力の不足か物の怪は拙者らの周囲1.5メートルくらいから
いなくなっただけだったのだけれど。

こうして拙者らは酒臭い物の怪の難を逃れることができたのだが、
うら若い女御は「ものすごく恥ずかしかった」とか言って、
感謝の言葉もなかった。
所詮、女には仏法のことなどわからないということか。

     ・・・ぎゃあていぎゃあていはらぎゃあてい
     はらそうぎゃあていぼうじいそわか。


酒の上の不埒、許してくれろ。

(というか、もう大人なので、酒の上の悪ノリもたいがいにします)

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2005年11月27日

長い夜

テーマ:本読み

拙者、大人になってもだいぶ長いこと、
「胆力」とは腹の力のことだと思っていた。
そんな私の理解によれば、これは表層的な腹筋の力でなくて、
もっと奥深いところの力のことで、
生理的には排便のための筋肉のことではないかと思っていたのである。

また同じようにやはり、「踏ん切り」「糞切り」だと思い込んでいたから、
長くて切れの悪い便を、「胆力」をもってうん、っと断ち切ることが
「糞切りをつける」ことだとずっと思っていたのである。

ここから『物事をケツ断する度胸のことを「胆力」という』のだと
一人で理解納得していたのだが、
最終的に「胆力」の意味のとらえかたに間違いはなかったようだ。

それにどちらも学校のテストに登場するような言葉ではないから、
社会生活に問題を生じることはなかったのである。

こんな私もやがて認識が誤っていることに気がつくことになったが、
そのきっかけもまた誤認識だった。

長くつしたのピッピ
『長ぐつしたのピッピ』という児童文学があるが、私は読まなかったのだが、有名なのでタイトルくらいは知っていて、なぜ長靴の下に女の子がいるのか大変不思議だった。


それが長い靴下(オーバーニーソックスというのか?)をはいた女の子だったという事実を聞かされ、この「長い」のつながりで長い糞を断ち切るという下品な言い回しもひょっとしたら、と確認し、私は長い暗愚のトンネルを抜けたのである。メデタシメデタシ、


もちろん私は私の蒙を払ってくれた女性に心から感謝したのだが
カノジョはこの顛末をてんで信じてはくれなかったのである。

・・・この話、児童文学の紹介ブックに載せたら怒られるだろうな。

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2005年11月26日

ある日、物語は突然に

テーマ:本読み

子供の頃、クラスに黒猫を飼っている女の子がいた。
成績も容貌もあまり目立たないおとなしい子だったけれど、
いつも礼儀正しく行儀もよくて、
いつも周りの騒々しい僕とはまるで活動する世界が違うという感じだった。

でも、帰る方向が同じで、僕も猫が好きだったから、
僕らは誰もが意外に思うような友達だった。
猫を相手にして二人で話し込んでいる時間は楽しかったし、
その子はやぼったいように見えて、本当はとてもかわいいのを
僕は知っていた。

でもあるとき、その子は父親の転勤で猫と一緒に
岐阜に引っ越していってしまった。

子供の頃の物語は、子供の意思や感情に関係なく、
いつも唐突にあっけなく終わってしまうものだ。

ルドルフ
『ルドルフとイッパイアッテナ』 斉藤 洋 / 講談社

トラックに乗って東京に迷い込んでしまった黒猫のルドルフが
世間の荒波にもまれながらも、仲間の猫の友情に助けられ

岐阜の飼い主の女の子の元に帰り着く(?)までの、現代の路地裏の冒険。
(続編の「ルドルフたびだちひとりだち」を含む)


後にこの本を読んだ時、僕の記憶と本の物語が微妙に交錯して、
胸の奥がうずいた。

え?前にも転校していった女の子のことで感傷的になってたけど
今回はどの子のことだって?

いや、それはまあ、いっぱいあってナ。。。

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2005年11月25日

甘味処には男一人では入れません

テーマ:ブログ
会社の休憩室には多種多様な自販機が並んでいて、
ドリンク類の他、パンやお菓子、アイスクリームなどを売っている。
だが、ドリンク類とパンなどは問題ないのに、その他のお菓子の類は
オープンスペースで飲み食いするのに何かしか後ろめたさが伴う。

今日も、なんとなく人目を避けるように横を向いて焼きプリン食いながら
これはなぜなんだろうとぼんやり考えた。
会社でプリン食うのがなぜ後ろめたいのか?
社内だからプリンはいけない
? 社内プリンだからかな?
甘通罪に問われるのを恐れているのかな。

会社での不思議な習性である。
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2005年11月24日

われは天然怪人二十面相

テーマ:ブログ

電気量販店の売り場に立っていたら、
やはり年寄りがこの電話機の充電池が欲しいと、
財布を出して寄ってきた。
「私はどれだかわからん」と答えたが、
グレーのフライトジャケット姿が
店のユニフォームに見えたのかも。

スーパーの食品売り場で、棚の上の箱を物色していたら、
またしても年寄りが、ていねいにお辞儀をして
包みをかざして品物の返品窓口はどこかと聞いてきた。
「さあ、知らんね」と答えたが
白っぽいサファリジャケットが
店の作業着と年寄りには判別できなかったのかも。

デパートの貴金属腕時計売り場で電池交換を頼んでいたら
またまた年寄りがやってきて、指輪の台座の修理を聞いてきた。
「さあ、どうだかな」と答えたが
私は結婚式の二次会に行くところだったのだ。

金を引き出そうと、銀行のATMの列に並んでいたら、
年寄りが振込みの操作をやってくれるかと聞いてきた。
「さあ、私にはわからんな」と答えたが、
スーツ姿がその店の銀行員に見えたのかもしれぬ。

どいつもこいつも、私の立ち回り方次第では
金品を持ち逃げできたケースばかりである。
あんたら、そんなにだまして欲しいのか?
いろいろ間違われる私には、詐欺怪盗の素質あり?!
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2005年11月23日

野ブット。をプロデュース

テーマ:ホラ

友人A氏は付き合いで某仏教系(?)自己啓発セミナーに参加したという
恥ずかしい過去があるのですが、
「願いはかなう」というテーマの例としてこんな話があったそうです。

講師の某先生は、山の中で自己を見つめる鍛錬を積んでいた時のこと。
あるとき食料がもうすぐ尽きてどうにも立ち行かなくなってしまいそうになった。
先生、必死に何か食べ物が手に入りますようにと昼夜祈っておったそうです。
すると、ある日どこからともなく野ブタが現れて
先生は修行を続けることができたというのですね。

私などは祈ってるヒマがあったら、山菜取りにでも行けばいいのにと思うのですが、
先生が言うには、「真剣に願えば、人間の霊性が物質世界に影響を及ぼす」
その結果だとのこと。
こんな話を受講者は涙を流して拝聴していたそうです。

別に先生の主張は否定もしませんけれど
野ブタとって食うほどワイルドな先生は、さしずめ野仏徒ですかね。

ただし、この話には後日談というか裏でささやかれるウワサがあって、
野ブタの後も修行の成果か、先生は様々な食物を苦もなく手に入れることが
できるような境地に至ったそうで、修行地の近くを歩けば、芋やトウモロコシ、
野菜、野良ニワトリなんかがふっと手に入るのでした。

ところがどうしたことか、
修行の進展とともに先生と近隣の農家とにトラブルが頻発するようになり、
ついには先生は、修行地を石もて追われるはめになったのでした。

野ブタや野良ニワトリ、自生した芋や野菜なんてそうそう都合よくあるわけが
ないと思いますが、
センセー「革新的な宗教家はいつの時代にも迫害されるものだ」
説明するもんなのでしょうかね。??

まあ、野ブタや野良ニワトリの代わりがセミナー受講者ってことなんでしょうか?
苦もなく食い扶持が手に入るセミナーなら私も自分で開講しようかなあ。。。


 
 「野ブタ。をプロデュース」関連記事を期待された方、すみません、
 今のところ読む予定ありません。

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2005年11月22日

司書に恵まれないあなたに

テーマ:本読み

先日某書店でのこと・・・
「電話で取り置きを頼んでたんですけど、これありますかね」
そう言って見せたHPのプリントには「沖縄軽便鉄道は死せず」とあったのだが
レジの兄ちゃん、見るなり奥へ向って大声で叫んだ。
「おきなわ、かるべんてつどうって、ありますかー!?」
か、かるべんって・・・
本屋の実名公表しようと思ったが、バイト学生だろうから今日は勘弁してやろう。


それにしても世の中、かかりつけの医者を持つように、
何でも相談するいきつけの本屋を持つ人も多いらしいが

なかなか図書館に行けなくて、良い司書さんに巡り会えないような
場合の本屋は古書店が良い。


昔ながらの骨のある新刊書店は、次々姿を消して、
いまや大規模チェーン店では、冒頭の話のように、漢字もロクに読めないバイトが
店番をしている程度だからという理由だけではない。

なぜなら、新刊書の本屋の場合、店に並んだ本はほとんどが流通業者の割り当てによる
委託販売品だが、古本屋の本は基本的に店主の蔵書である。
そのため本への精通度がまるで違うのである。

また、大規模資本にも系列にも寄りかからず、自らの蔵書と知識を足がかりにして、
世の中の荒波に向けて書店を開こうとしたくらいの店主ばかりなので、
本自体や内容はもちろん、出版物、古書流通の事情に通じていること半端ではない。
店主はそのまま書籍に関する鍛え抜かれた人間データベースなのである。

私もそんな古書店にお世話になっているのだが、たいていネットすら通じない
頑固一徹零細店舗ばかりであるところ、唯一オンラインで利用しているのが
香澄堂書店 だけなので、左にバナーを貼り付けているのである。

オフでは会社帰りの道によく立ち寄る二件の個性の違う爺さんの古書店があるが、
良い古書店の存在は味気ない会社と家の往復に文化的彩りを添えてくれている。
(これでもう少し愛想がいいとか色気があるかすれば言うことないのだが、まあ
偏屈そうな親父と古本屋はセットのようなものだから仕方がない)

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2005年11月21日

室内ジャングル化計画

テーマ:ブログ


「植木いじり」という年寄りじみた言い回しを「ガーデニング」と言い換えただけで
若い家族にもおしゃれな趣味となったのはいつからなのだろう。

言い方がおしゃれだろうと、やることの中身は変わらないので、
それで植物に親しむ愛好者が増えたのだとしたら、
言葉による成功例としてまったくもって慶賀の至りである。

お調子者の拙者の場合も、

若くして植木いじりにはまり
若くしてガーデニングに飽きてしまい

いまはもっぱら惰性で植木の世話をしているだけなので、

いずれ年寄りになったときの植木の始末が不安である。

それでも、このところめっきり寒くなって
最低気温も10度を下回るようになってきたので
いくら怠惰なガーデナーとはいえ
南方系の植物は屋内に取り込みせねばならない。
これを私は「室内ジャングル化プロジェクト」と呼んでいる。

取り込まれた樹木や草花の傍らで昼寝する眺めが出現し
私はジャングルのナマケモノとなる。

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