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カプセルタイム

過去と未来をつなぐタイムカプセルのような記録を残したいと思います。




流星の絆 (講談社文庫)



通勤時間で頭を使いたくない日には、暇つぶしがてら、小説を読むことがあるが、
読むなら、読後感がよい小説に限る。

この小説は、まさにその期待に答えてくれたもの。
読み始めてすぐに話に引き込まれ、あっという間に読み終わる。

東野圭吾の技術はすごいと思う。

ついでに、この本を読むと、ハヤシライスが食べたくもなります。



死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉

心に残った言葉をいくつかピックアップ。


■毎日が夏休みのような人生を創っていこう。

彼ら彼女らは自分にとって本当の幸せとは何かを20代のうちに試行錯誤しながら考えていたのだ。
そして何よりも行動し、継続した結果なのだ。


■楽しい仕事はない。楽しそうに仕事をしている人はいる。

できる人はみんな楽しそうに仕事をしちえる。
世の中に楽しい仕事というのが存在するわけではない。
楽しそうに仕事をしている人がいるだけだ。


■時間のプレゼントがプレゼントの頂点。

時間のプレゼントというのは、あたなの命のおすそわけだ。
本当に大切な人には物をプレゼントする以上に
会ってゆっくり話をする時間をプレゼントすることだ。


■自分に実力がないのなら、陰口だけは言わないと決める。

人格とは何か。陰口を言わないことである。


■遠回りの蓄積こそ、あたなの財産。

長期的なスパンでみると、すべての遠回りは最短コースにつながっている。


■退屈な模範解答より、ハッとするような不正解の方が尊い。

社会人になったら模範解答を知っている人はいくらでもいる。
それに今は、グーグルで検索したら瞬時に正解が表示される。


■1年で1テーマ、40年で40テーマ勉強ができる。

1年単位でゆたりと構えていれば、たいていのことは一通り学べる。


■締め切りも合格点もすべては自分で決める。

他人に決められることなどひとつもない。
人は本当に好きなことに対しては厳しい。


■情報を知識に、知識を知恵に昇華させるのが人間の仕事

知恵と知識を乗じて昇華させる、
知恵を生み出すという営みはコンピュータには出来ない。


■話した方が少ない方が最後に勝つ

交渉というには話した量が少ない方が最後に勝つということだ。


■友達の数を増やすのをやめると、嘘のように人生が楽になる。

人脈も友達も量を追求するのをやめて、
質を追求していくようにすると、
今までが嘘のように人生が楽になり夢がかなう。

量でなく質が大切というのは、まさに友人関係にこそあてはまる。


■自分で決めたもの以外は、決断ではない。

100%自分の責任。
だからこそ決断は楽しい。

今日、電気屋の前を通ったら、デジカメを販売している店員の声が聞こえた。

その言葉は、

「買わずに後悔するくらいなら、買って反省」

まずは行動することが大切であることをよく理解している店員だ!
でも、買って反省しそうなデジカメは買わないけど。
『組織に埋もれず』を読みました。



GW中に読んだ本ですが、GW開けを楽しみにさせるほど、
仕事に対して前向きな気持ちを引き立てられた本です。

高杉さんの小説は、実在の人をモデルとしているので、
よく売られているビジネス書なんかよりも、心に響くものが多いと思う。

特に、終盤の主人公の丸山がパネルディスカッションで力説した内容は、
やる気を出させてくれます。

その中で、出てくる自己再発見の3つのプロセス。

1.自己否定

根本的に会社から脱皮しなければならない。
意識改革が必要。
意識は行動によって影響を受ける。まず行動ありき。
平生なにげなく繰り返している行動に素直に疑問を持ち、思いついたら実行すること。
自分のための実験と思う。
そうすることで自らの呪縛を解く。
社員を見る目が横になり、周囲もそう自分を見るようになる。
不思議と情報が入ってくるようになり、妙な緊張感が消え、ものごとが新鮮に映る。

2.自己確認

自分ならではのものは何か。
他人と違うところ、個性、強みを知る。
自他共に認める仕事上の得意分野を持つ。
得意分野をもったらさらに深める。
いたずらに高度な専門性を求めたり、公的な資格にとらわれないこと。
できるだけ実質的かつ可能な道を選択し、無謀な夢を追うべきではない。
過去の甘い夢も捨てる。

3.自己測定

得意を思うところを客観的に位置づける。
実力を社外でためす。
そのような機会を増やす。
無報酬でい殻をためし、仕事の成果がいかほどに値することを
確認しておくことで、自分の力を知るとともに、新しい意欲がわく。
次に社内で自分を売り込む。
やりたい仕事、できることを明示し、報酬、時間、ワーキングスタイルの条件を提示する。
納得して仕事をする。
他人に任せず、自分を見る目、企業を見る目をしっかりと養う。


これらは、今後、仕事をする上でのチェックリストに使えるでしょう。