韓国がベトナム戦争に参戦した際、韓国軍兵士や軍属の韓国民間人が「レイプ」「非管理売春」「現地妻を持ったこと」などにより、多くの混.血児が生まれた。

特に現地妻との間に生まれた混.血児の数は、2004年9月18日付の釜山日報の記事によれば、5千~3万人と推定されている。

ベトナムと韓国では、韓越混.血児を「ライタイハン」と呼んでおり、ライはベトナムで軽蔑の意味を含めた「混.血雑種」、タイハンはベトナムにおける「韓国」の名称である。現時点では、韓国政府から被害者や混.血児に対する謝罪や補償は行われていないが、最近、韓国人(父親)が認知しない場合でも、写真など客観的に関係を立証する資料があれば国籍を付与する法案を積極的に検討する事にした。また「ライタイハン」自身が、韓国人である父親に対して実子であることの認知訴訟を起こし、判決により韓国国籍を取得する動きもある。

日本に対して謝罪と補償を求める一方で、ベトナムに対しては補償はおろか謝罪すら行わないことはダブルスタンダードとの批判は免れない。一方で、日本軍兵士による犯罪行為を持ち出すことで韓国軍兵士による犯罪行為を相対化し矮小化しようとする動きがあることに対しては、フェミニストを中心に国内外から強い反論がなされている。

韓越混・血児問題は、ハンギョレ(新聞)が報道して、広く人々に知られるようになった。
ホーチミン市には韓越混.血児のための養護施設が存在する。