スギモト ダイキノ ブログ

自分の
居る場所が
自分の
居場所になれ。


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タマネギ少年はキュウリ青年に言いました。
ここが駅だと掲げられた看板のその下に
ずっとずっと列車が来なくて
それが本当に駅かどうかさえ疑わしくなった日も
君もまた同じようにここで列車を待っていた。
春が過ぎても秋を終えても
遥かかなたで車輪はたしかに動いて線路を鳴らしていて
ギシギシ震えて鈍い音を立てながら
ようやく現れた列車に乗るか否かためらっているあいだに
沢山の人が降り立って、沢山の人が乗り込んで
そうだこれに乗るんだったと思い出した。
同じ駅で待ちくたびれて
たまたま同じ車両に乗り合わせ
そしてたまたま違う駅で降りるんだ。
違う駅で降りるんだ。
さよならまたいつか。






ずっと平和な保留ボタンを押してるよりガラッと変えた方が良いかなと思う近頃で、
気まぐれに普通列車でチリチリと旅に出ようとしている近頃で、
第三の洗剤ってたしかにおいしそうで食べちゃいそうだよなあと感じるこの頃で、
長い間使ってる茶色の財布はそろそろ限界だなと気付く今日で、
ようやく冬が終わろうとしていて、でもねむい一日中ねむい。
三月、まだ寒いなあ。
ペッコリとケムポ、とても出遅れて賞ランキングに参加中です。
http://1st.geocities.jp/maumaukii/manga.html






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赤目のウサギはつぶやいた。
特定不可の人の手が、あまりに大きな人の手が
高嶺の花を鉢に植えて、安値の花にしてしまって、
変わってしまったなんて言われるそれを
土が変わって水が変わったせいにするでもなく
ただ小さく枯れていくそれをその横で僕は
変えられた事と変えられなかった事がいくつもあるけれど
その横で僕は一緒に年をとろう。
枯れ木に花が咲かなくても。
嵐のような春がきても。





2015年はヒツジを沢山描いたヒツジ年だった。
アート系サイトの連載や、バンドのMVや、カフェの羊を描いたり、
相変わらず僕はスギモトダイキでした。
2016年はもうすこしコンスタントに形にしたいなあ。
頭の中にいくつもある。



帰省していろんな人に会った。
真夜中に高校の入口で友達と話し込んで、
寒々とした景色の錆びた正門前を、あの頃話せなかった話やもう聞き飽きた話で埋めた。
ボロい自転車で三十分かけて通い続けてた道のりを
酔った足で歩いていったので振り返るには充分だった。
警察署はスーパーになっていて、原っぱがホームセンターになっていた。
当たり前のように集まっていた人たちが当たり前に集まらなくなり
あれは幻だったんだろかと思うほどだけど
血になってるんだろな、多分。
記憶から呼び起こせないことでさえ、体をめぐっているんだろう。
あの頃の僕のヒーローは相変わらず僕のヒーローで
グミの食感が乳首に似てるという話をして相変わらずアホな友達は帰っていった。





MV制作で、自分ではない人の考えたお話を絵にするという作業は意外にも楽しめた。
Memeという前から好きだったバンドからのオファーで
少し肩に力が入ってしまったけれど、
物語をふくらませる作業は最高にいい経験だった。
一人だけでは出来なかった事が、少しずつ形になって増えていく。




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これは何かのまだ途中。




もし魔法で空が飛べるとして、
学校の周りを十周するぐらいの体力を
それによって消耗する世界だとしたら
体力がありあまって使い道を見失っている男子中高生が沢山空を飛んでいる世の中になるかもしれない。
デートの第一印象でかっこつけたかった男子が
空から登場してクタクタになって
一体なんなんだろうと彼女は思うかもしれない。
むしろ余裕を持って歩く男性に心を奪われるかもしれない。
駅のホームではおじさん達が空を見上げて
「アイツまた飛んでるなあ。」
「本当だ。俺も昔はよく飛んだよ。」
「俺なんて一日2回は飛んでたな。」
という感傷と自己顕示欲の踏切が開き、
正確な時間に到着した電車に乗って家に帰るだろう。
馬鹿と権力者は高い所が好きだって、いつか女優さんが言っていた。
離陸に精一杯で着陸時のエネルギーを算段に入れていなかった17歳の少年が、人騒がせな森の中で迷子になったかもしれない。
自ら命を絶つにはこれはあまりにも元気が必要とされるがしかし、さいごに都会の星が見たかったかもしれない。
その力を他の事に使いなさいと大人は言ったかもしれない。
ホワイトデーのプレゼントと手紙に女子高生は文字通り飛び上がったかもしれない。
いざという時の母は誰より速く飛んだかもしれない。
電車を降りたおじさんは少しだけ飛んで腰を痛めたかもしれない。
それでも人類は空を飛ぶことをあきらめないのかもしれない。






コンビニに行く途中の道端にゴイサギがいて
その形が好きなのでああゴイサギがいるなあと
1メートル距離で一人盛り上がっていて
触ろうとしたら飛んで逃げた。
目で追った先の空にあった流れ星がまあまあ
どうでもよく思えた夜道。
イチゴはなぜあんなにブツブツだらけなのに
世の中からかわいいレッテルを貼っていただけたのか
友達と話していたら今年も残り七週間になった。

ああ日々は、日々は過ぎてしまう。
それでもふさわしい時間を過ごそう。


ツイッターでは何かを話した気になって何も話していないことばかりだから、
これからはもう少しここに言葉を残したいと思った。


ゼログラビティの「一方通信!」というセリフが好きです。







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「たすけてだれか」と夜中に手紙を描いて
恥ずかしくなるからウサギは出さずに食べた。
誰にも見せなきゃ静かに生きていられよう。
痛みと涙は静かにノートにしまおう。
生きてきた証をののしり自ら笑おう。
けれどもある日野良猫を見つけた。
似たような、ボロボロのノートを大切に抱える野良猫を。
あわてて逃げたそのしっぽを、見えなくなるまで眼で追ったのを
なぜかウサギは今でもよく覚えている。
とおいとおい幼い日の、それだけの話。





思い切って大暴れして抵抗するほどでもないような、
ほどほどに強く首をしめられるような苦しみが
ゆるやかに人を狂わせていくのかもしれないなあ
そんなことをタラタラ思いながら
月が綺麗だと聞いたので外に出た僕は
セブンイレブンに洗剤を買いに行ったはずがパンと紅茶を買って帰ってきて、
歩いていったのに自転車の鍵を握っていることに気付き
月を見忘れて部屋に戻った。
それでもパンと紅茶が美味しかった。
そんな日々を過ごしている。

いつかやってみたかった事が最近ぽつぽつと出来そうになっていて
下書きのままでやりかけの未来や約束がちらほらあって
いつも生きているのにああ生きていると思う時がある事を思い出す。
たのしい。










ペッコリとケムポ第九話「星に残ったウサギの回想」


色鉛筆とボールペンの短編集、アート大賞に参加中。
http://sugimotoshortstory.tumblr.com/





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イチゴになりたかったのかイチゴが欲しかったのか
なんだかわけわからなくなってしまった少年は
「ああそれでもイチゴが足りないから
僕がイチゴになってしまおう」
それが正しいか今は分からないけれど
その日イチゴ少年のお話は始まりました。





それでもキュウリを好きな人がいる。

.こぼしそうだなあと思いながら置いたコップは結局ひじにぶつかってこぼす。
僕はひじだったかもしれないしコップだったかもしれないし、
いやーとにかく暑い。ガリガリ君をガリガリさんと呼びたいぐらいの近頃だ。
したいことも、しなきゃならないことも、するべきことも、なんだかんだ
才能よりお金より時間が欲しいと思うけど、あったら余計な事に使うだろうな。


浅草から上野へポテポテ歩く途中の、
まだどこへもたどり着いてない只中の景色が、案外好きだと思った。






モモマネ」去年最終選考入りだったお話を、
加筆修正しながら絵本児童書大賞に参加中です。



連載更新:ペッコリとケムポ8話「空飛ぶウサギが生まれた頃」
ARTIST DATA BASEにて連載中。

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揺られる桃の少年は言いました。
帆をあげてようやく北風が救いだったと。
そしてプカプカ夏が来る。





なんの思い入れもない近所の知らない小学校が取り壊されて、次第になんでもない姿になるその景色を毎日眺めている。
誰かの、きっと愛着のカタマリであろう建物や土地が一旦死んでいく工程を自分にとってのそれらに置きかえて思う事を無意識にしてしまう。
人を殺さない理由に少し似てる。



自宅のロフトに幅1メートル以上の大きな紙が余ってたので終わりの見えない落書きを始めた。
大いなる息抜きが、飾るにふさわしい物になるといいな。
したい事が沢山ある。楽しい。

気まぐれにご覧ください。









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アンパンさんは言いました。
「なにがきみのしあわせ?
なにをしてよろこぶ?
わからないままおわる
のかもしれないけれど、
だけどだけど、ぼくは
きみをわすれないよ。」



横浜で誰かがあばれたから埼玉で電車が遅れた。
そんな中で駅にいた僕は、東京を人の体のように思いながら、
ヘモグロビンのように酸素分子と結合することなく、
その肺や心臓よりも下の方へ向かっていく。
血液のように流れる電車や人の、そのいずれにも番号や名前が与えられていて
乗り込んだ列車の向こう側で一瞬目を合わせたおばあさんのそれらを知ることもないまま僕は
スーパーで買ったバナナ味のポテトチップスと塩味のポッキーを片手に数十分、
妹の家まで山手線に揺られていた。子犬を抱えてwiiのマリオで遊んだ。
指をかりかり噛まれた。

価値とは…!みたいな事をたまに卓上でムシャムシャ考えてしまうけど
ただそこに流れの中にあるだけだったりもするなあ。



最近ちらほら昔からの友達が連絡をくれて
相変わらずだったりくたびれていたり、どうあれ久しぶりの答え合わせのような話は楽しくて
高校生ぐらいまで僕は本当に言葉をあまり発しない奴だったので
大人になってからの方が人付き合いは面白くなってきたのだけど
そこまで運んでくれたのは人が苦手な僕をほおっておかなかった彼らだなと
うるさい花のような人達を浮かべる。

これまでの人達とこれからの話が出来るのは楽しい。
時々小さい頃の自分に、大丈夫だぞって言いたい気持ちになる。
「おまえに素晴らしい景色を見せてやるからな」という気持ちになる。











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ハルツは言いました。 

「みんなはタイムカプセルに詰めて、大事なことを忘れるしたくをしているんだ」 
ゲドリは言いました。 
「じゃあ忘れないように、ふたりでそこらじゅうに撒き散らそう。 
ばれないように、けれども沢山綿毛を飛ばすんだ。 
花が咲いた時にわかるだろう。かなしいことも大事なことになったとわかるだろう。」 


◆  

2011年の冬に書いてあった文章を読み返していた。
その時なにを思ったかはすっかり忘れたけど、
少しあの時の僕に話しかけたい気分だ。

あれこれと迷走しているけれど
何がしたいかさっぱり分からない訳ではないことが
ささやかなけれどもおおきな強みだと思う近頃で
少し寒くて温かい五月に僕はヤクルトみたいな怪獣を描いている。





◎ARTIST DATA BASEにてペッコリとケムポ連載中。
http://plginrt-project.com/adb/?p=37559



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太った猫は思いました。
僕に分からない言語で、僕のあずかり知らぬドラマが、
今まさに僕の背中で繰り広げられていて
それらを数えても数えなくても、始まっては終わりまた始まり、
それでも確かにああたしかに僕は
誰かのドラマに参加していたのだと思い知る時があるんだ。
それらの事実を呪うことも感謝をすることも容易いが
生きているので仕方なくこの体でこれだけの場所をとってしてしまうのだが
ただただそこにドラマは生まれては消え生まれそしてふとした時に
ああ確かに僕は存在していたと思い知る時があるんだ。




充分に水を含んで使い込んだスポンジよりも新品のそれのほうが頼もしく
それが正しいとか悲しいとかではなくただ、そうなんだと思うキッチンの後片付け。
歯磨き粉やお風呂洗剤やシャンプーは不思議と同時期に使い終わる。僕の部屋では。
やたらと洗濯物にボーダー柄が多い。
近頃はわりかし、具体的にするべきことが頭の中で固まってきて、
今年いっぱいはとりあえずすることが沢山あって
きっとまた色んな人の目に触れるだろうなと、思うしそう願う。
闇雲にではなく、うまく説明できない何かふさわしいところへ、届くといいな。



先月のペッコリとケムポは、なんだか動物を沢山描いた。
気まぐれにごらんください。





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もう春か。

http://plginrt-project.com/adb/?p=35665
ペッコリとケムポ第三話。
(先月言ってなかった)
今は四話の描き途中。
終わり間近にブログを書いている。



最近はポストカードブックを販売してます。
残り三個。三月いっぱいぐらいで締切です。
欲しい方がいましたらどうぞ◎
※振込受付メール便発送
二週間ほどかかります








中学の頃からよく知る友達と
僕はこうなっていきたいという話を
彼はああなりたかったという話を
しているうちに時間が過ぎていき
それはそれで素晴らしく楽しくて
芸術家よりロックスターより、
あの頃のいろんな友達に憧れている自分を知って
だからいつまでも追い抜く事はないっていう
あまりに綺麗な悔しさを覚える訳で

誰にも披露できないようなくだらない事を
一晩中笑いながら作って朝になったら後悔したいと、そう言った友達に昔の自分を見た気がした。


油性ペンがよくなくなる。




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