下半身に力が入り難いために、歩くのに苦労している慢性疲労症候群を合併した線維筋痛症の患者さんが受診していらっしゃいます。
身体を触れると、激烈な痛みを感じるアロディニア状態が全身にあります。
そのため触診が不可能な患者さんです。
気診で脈診をし、必要な刺激をしておりました、
同じ姿勢を続けるのが難しいので、なるべく刺激するポイントを少なくする必要の高い患者さんです。
最も皮膚に対する刺激が少ない、綿花を利用した班目式間接灸と気診治療の組合わせで治療しておりました。
治療すれば楽になるのですが、効果が長もちしにくい患者さんです。
昨日受診されたのですが、今回はこれまでと違う治療パターンで治療しました。
これまでに書き込んだ腎経と胃経を中心に治療しました。
治療中は刺激していること自体が判るまでに時間がかかりました。
治療直後でも、身体が楽になった実感はありませんでした。
しかし、少し休んでから帰宅する時には、身体はすっかり楽になっておりました。
これまでで一番楽になっている、という評価でした。
歩き方がきれいになって帰宅されました。
これがどのくらいの時間保つのか、これからの問題です。
刺激した部位がご自身でも刺激しやすい位置なので、自宅でも繰り返せます。
日常生活が楽になることを期待しております。
青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com