2012-09-08 18:58:55

セイレムの魔女裁判 その1

テーマ:クトゥルー
1680年代より、セイレムでは都市部セイレムシティと農村部セイレムヴィレッジの対立や
宗教的な相違、独立問題などが重なり、いろいろと複雑なトラブルが多く起きていました。
そのような環境の中、セイレムの魔女騒動はどのように起きていたのでしょうか?

1961年の冬のことです。
当時バルバドス島より来たカリブ人夫妻の妻チツバ・インディアンは、
キリスト教に改宗した熱心な信者でしたが、
同時にアフリカ伝来の妖術オベアにも深い知識がありました。
そこで彼女はオベアを使い、未来占いをよく行なっていました。

占いは今も昔も若い女性には人気があり、地域の牧師サミュエル・パリスの2人の娘
エリザベスやアビゲイル。そしてメアリ・ウォルコット、スザンナ・シェルドンなど、
全て20才以下の少女10名ほどがいつも集まっていたのです。

この占いはキリスト教では禁止されていたものでしたが、
実際にやってみるとオベアは神秘的かつ刺激的なもので、
また隠れて行うことへの興奮もあったのでしょう。

ある日のこと。参加者のエリザベス・パリスが最初に憑依状態に陥ってしまい、
続いて他の娘たちも次々と同様の状態になってしまいました。
そして彼女たちは聖書を投げつけたり、金切り声を上げたり、
動物のように四つん這いになりのたうち回るなど手が付けられなくなり、
町医者のグリッグスより『悪魔に取り憑かれた』との見解が村人に伝えられました。

驚いたサミュエルがチツバを拷問にかけ問いただしたところ、
彼女は妖術オベアを使ったことを認めました。
しかしこの後サミュエルがアビゲイルに「他に妖術を使う者はいるか?」と聞いたところ、
なぜか彼女はこの村に住む、ある無関係の2名の女性サラ・グッドと
サラ・オズボーンの名前を上げたのです。

こうしてこの事件を受け、1692年2月29日にチツバ、サラ・グッド、サラ・オズボーンに
逮捕状が出されました。
そして3月1日に2名の治安判事ジョン・ハッソーンとジョナサン・コーエンが派遣され、
遂に悪名高い【セイレムの魔女裁判】が始まったのです。


つづく

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