2012-09-06 19:05:28

テレーズが残した花びらの奇跡

テーマ:キララの医学的神秘と恐怖
1873年。
北フランスのアランソンに住む信仰深い夫婦の間に、一人の可愛らしい女の子が生まれました。
少女の名前はマリー・フランソワーズ・テレーズ・マルタン。
テレーズはこの家族の中では7番目の娘で、
父親は時計屋のルイ。母親は腕の良いレース職人のゼリー。

テレーズは暖かい家族に囲まれ、すくすくと成長していきました。

残念ながら彼女が4歳の頃、元々病弱だった母親のゼリーがガンで死去してしまいますが、
それでもテレーズは優しい姉たちに愛され、やがて14歳の誕生日を迎えます。

この時テレーズは、姉のマリーとレオニーが修道女になったことに影響され、
彼女自身も修道女になることを決意しました。
しかしまだ年が若かったため、それは認められることではありませんでした。

ところがこの時、彼女がローマへの巡礼に参加していたことが
たまたま法王レオ13世に認められ、異例の15歳という若さで
リジューのカルメン修道院に受け入れられることになったのです。

その後、彼女は熱心に信仰を中心にした生活に励みますが、
無理がたたってしまい、残念ながら23歳という若さで永眠してしまいます。

しかしここで、ある奇跡が舞い降りました。

テレーズが臨終の床に就いた1897年9月30日。
彼女は大好きなバラの花びらを一枚一枚むしり、大事にしていた十字架に触れさせながら、
遺言として次のような言葉を残していました。
「いつか人を喜ばせることができるから、この花びらは無くさないで・・・。」

それから数日後。舌の腫瘍で苦しんでいたフェルディナンド・オーブリーが、
たまたまこの花びらを口にしたところ、なんと腫瘍が完全に治癒してしまったのです。
オーブリーは医師より残り数日の命と宣告されたばかりで、
この回復は信じられないものだということでした。

また腹膜炎で臨終を言い渡されていた庭師の妻ジュワンヌは、
最期の儀式のためにこの花びらを枕元に置いていたところ、こちらもその後1週間で退院。

腹部の腫瘍で余命を宣告されていたスコットランドのドランズ夫人も、
テレーズに祈りを捧げた直後から体力が持ち直し、腫瘍が消えてしまったということでした。

こうしてテレーズの死後、彼女が残したバラの花びらは、数多くの奇跡を生みました。
そして1925年。
法王ピオ11世によりテレーズは聖人として認められ、
これらの事象が正式に『奇跡』として認証されたのでした。


先日は人間の恐ろしさを記事にしましたが、同時にこれも人間が起こしたものです。
もしかしたら人間こそが、まだ解明されていない一番の領域なのかも知れませんね。

※追記 マザーテレサのテレサは、テレーズの名から由来したものです。
マザーテレサはテレーズを尊敬していたのは有名なお話です。

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コメント

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2 ■無題

>をじさん
タスキギー事件の後に見ると、いっそう心に残るお話ですよね。
神秘や不思議は心と同じ、目に見えないものにこそ人にとって大事なものが多く含まれているのだと思いました☆

1 ■無題

マリア・テレサのお話は初耳でした。
貴重な情報をありがとうございます。

理屈ではなかなか説明できないことを、
特殊な能力を持った人が為し得ることは
歴史的な記録では数多くあります。

また難しい話ですが、
現代の科学というものは、
「近代合理主義」というものの考え方によって
成り立っているのですが、
この「近代合理主義」も、ここ100年ほどの間で
できあがったものにすぎなくて、
非常に便利ではあるけれども
万能の考え方ではありません。
(例:数学で0で割るという考えは「してはいけない」ことになってます。タブーってやつですね。)

理屈で証明できない事が、世の中に
色々あるからこそ、人間は
希望を持って生きていられるのではないでしょうか?

「不思議」は「希望」と、密接に関係がある気がします。

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