2010-07-23 21:02:09

名作解説『クトゥルーの呼び声』 1/4

テーマ:クトゥルー

クトゥルー神話の祖 H・P・ラブクラフトの名作『クトゥルーの呼び声』を、
4回に渡って解説したいと思います☆



ボストンの人類学者であるフランシス・ウェイランド・サーストンは、
叔父のジョージ・ギャルマン・エインジェルの急逝に伴い、彼の幾つかの遺産を受け継ぐことになりました。
元々ブラウン大学でセム語の教授として名を馳せていた叔父の遺産には資料的価値のある物が多かったのですが、
フランシスはその遺産の中に、奇妙な鍵付きの書類箱を見つけました。
書類箱の中には支離滅裂な言葉が走り書きされたメモなどが多く入れられていましたが、
それらと一緒に入っていた浅浮き彫りの奇異な粘土板を見付けてしまった時から、
彼は平凡な日常生活からかけ離れた混沌の世界の存在を知ることになります。

粘土板に書かれた碑文は、有史前の世界から書き継がれたものであると想像できましたが、
碑文の上に描かれた戯画は、蛸・竜・人間を掛け合わせたような面妖な姿のクリーチャーで、
およそ病的な想像力の持ち主でもない限り、とうてい描けないようなグロテスクなものだったのです。

フランシスがこの粘土板と幾つかの叔父が残した資料を手掛かりに調査を進めると、
彼はある驚くべき現象が起きていたことに気付きました。

1925年の2月28日から4月2日にかけ、芸術家、詩人、神智学者、心理学者など、
インスピレーションに深く関わる職業を持つ者たちが、共通した特徴を持つ悪夢に悩まされていたのです。
それはサイクロプス式の大都市の遺跡、巨大な石塊、空を突く石柱群が現れるもので、
『クトゥルー』『ルルイエ』という奇妙な単語が、繰り返し耳に届いていたそうです。

そしてそのような状況の中、フランシスのもとに新たな情報が届きます。
ニューオリンズの警察隊(ジョン・レイモンド・ルグラース警視指揮)が、
カルトの取り締まりの際に奇妙な小像を手に入れたというもので、
その姿はフランシスが叔父より継いだ粘土板に描かれた『クトゥルー』と酷似していたのでした。


$君のポケットに届いた手紙・神酒のブログ♪

ドキドキ

にほんブログ村 小説ブログ 少女小説へ
にほんブログ村 小説ブログ ホラー・怪奇小説へ

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

小夜さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

コメント投稿

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。