鍼灸学校に入学した日、

クラスの自己紹介の場で

「卒業と同時に開業します」と

宣言しました。


女性が寛げて

女性が元気になれる治療院を作りたい、

その想いだけでした。


今考えると計画性がなさ過ぎて驚きますが^^;

「言霊」という言葉にもある通り、

言ってしまって、あとはどうやるかを考えようと思っていました。



ただ、

臨床経験が10年20年30年の鍼灸師の先輩には

絶対に、知識や経験は敵わないなぁ。


卒業したての自分が一つでも「これは!」と思えるものを

学生のうちに作らねば、と。



鍼灸師にとって、

臨床経験は宝です。


その臨床経験が…無い。。。


そこで、

鍼灸師歴は負けるけど、

鍼灸が好きな気持ちだけは日本一になろうと思い、

鍼の打ち方を授業で教わったその日から

毎日、絶対に自分に鍼かお灸をし続けようと心に決めました。



この継続が、

経験も知識もない自分にとって、やがて糧になるはず、と。



あれから、8年が経ちました。



旅行の時も、風邪で寝込んだ時も、

疲れてすぐにでも寝てしまいたい時にも、

出産の時も、

一日も欠かさず鍼やお灸をし続けています。


出産の時は陣痛を促すために

痛みに耐えながら

自分に鍼しました(笑)



そして、

始めようと決意した、あの時も鍼灸は好きでしたが、

今の方が、もっともっと鍼灸を好きになっています。


私は鍼灸によって生かされている。

鍼灸が無ければ、

心穏やかに、

健康には生きていけなかったんじゃないかと思います。



心から自分が良いと思えるものを仕事にする、

理想だけど、

どんな仕事でも、

その想いは最初から持てるものではなく、

自分がその仕事を好きになる努力があって初めて

手に入れられるものではないかと思います。


もちろん、

仕事なので良いことばかりではありません。



でも、

だからこそ、

自分に負けない強い心を持ち続けるためにも、

何かを一つでもやり続けるって大切じゃないかなぁ、と思います。






灸頭鍼をしていたら、

アンパンマンをライターに見立てて

子供がお灸ごっこを始めた時の写真です。

子供の発想ってすごいですね。(笑)





鍼灸サロン アキュパンクチャーラウンジ カリスタ
 院長 CHIHIRO