【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

 待ち合わせの場所には歩いて行ける。その途中で、営業の高橋から電話がかかってきた。 

 

「佐川さん、やっぱりあのソフト売るのは無理ですよ。先方が望んでいるものと違いますし」 

 

「バカヤロウ!そんなことだからいつまで経っても売れねぇんだよ。もっとこっちの優位点をだなぁ、しっかりとアピールしねぇか。今日は売れるまで帰ってくるな、このタコっ!」 

 

 ったく胸糞悪い。あいつら、売ろうという気があるのかね。もうちょっと自分の責任ってのを感じろよな。 

 

 まぁ、メーカーもメーカーだ。もうちょっと客ウケするようなものを作れっての。どいつもこいつも、自分からやってやろうってヤツはいねぇのかよ。 

 

 ブツブツ言いながら待ち合わせの噴水に到着。笹口はまだ来てねぇみたいだな。ここでタバコを一服吸おうとした。 

 

「あなた、ここは禁煙ですよ」 

 

 近くにいたジイさんがオレに注意をしてきた。 

 

「んなこたぁ知らねぇよ」 

 

「だったら、今知ったのだから、これからは吸わないようにしなさい」 

 

「ちっ」 

 

 それでも吸おうと思ったが、周りを見回すと確かに誰もタバコは吸っていない。昔はここはみんなタバコを吸って人を待っていたものだが。いつの間に変わったのだろう。

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