【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

 ここで山本さん、私の方をチラッと見る。女性店員さん、何かを悟ったようで微笑んでから私に話を振ってきた。 

 

「じゃぁ、そちらの方はどんな味がしましたか?」 

 

「私ですか。私は最初に苦味を感じました。けれど、それを打ち消すように甘みが広がってきたんです」 

 

「苦味の後に甘み、ですか。それで何か思ったことや感じたことはありますか?」 

 

「はい、私っていろいろと不幸なことばかり起きていました。まさに苦味の状態です。でも、いつかは甘さが広がる、幸せな人生になりたい。これが私の願望なんです」 

 

「あはっ、まさに今日の言葉と同じだ」 

 

「今日の言葉って、あの看板に書いてあったのですか?」 

 

「そう、苦難・困難は幸せを開く扉って言葉」 

 

「その意味をもっと詳しく知りたいって思ったんです。だから、このお店を選びました。その意味、教えてください」 

 

「意味は言葉通りだよ。あなたが今、不幸と思っている出来事、苦難や困難は実は幸せを開くために起きていることなの。けれどほとんどの人はそこに気づかずに、不幸を不幸で終わらせちゃっているんです」 

 

 不幸を不幸で終わらせている。確かにそうだ。不幸だと思ったらそれ以上のことはなにもしていない自分がいた。

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