【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

「いえ、私たちは…」 

 

 女性店員の言葉を否定しようと思ったときに、山本さんから意外な言葉が飛び出した。 

 

「ありがとうございます。いやぁ、そう見られているなんてうれしいです」 

 

 えっ、ど、どういうこと?山本さん、否定しないんだ。 

 

「あ、あの…」 

 

 ふたたび看板の言葉の意味を聞こうとした。けれど、私の声が小さかったからなのか、山本さんが女性店員にさらに言葉をかける。 

 

「この、欲しがっているものの味がするってどういう意味なんですか?」 

 

「ふふふ、シェリー・ブレンドには魔法がかかっているんです」 

 

「魔法?」 

 

「はい、飲んだ人が今欲しがっているものの味がするんです。ですから、一人ひとり味の感想が違うんですよ」 

 

「なんだか不思議なコーヒーですね。早く飲みたくなってきましたよ」 

 

 本当にそんなコーヒーがあるんだ。けれど、欲しがっているものの味ってどいういうことだろう。甘いのが欲しいと甘い味がするのかな? 

 

 不思議に思っていたところに、マスターが直々にコーヒーを運んできてくれた。 

 

「おまたせしました。シェリー・ブレンドです」 

 

 早速コーヒーを手に取る。コーヒーってそんなに飲んだことないけれど、いい香りがするのはよくわかる。

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