偏差値upと点数upの違い | 「都立受験」のプロフェッショナル(学志舎)

・偏差値upと点数upの違い


中3生に3つのグラフを描きながら話をしました。
「学志舎の先輩達が普通に偏差値10upしました”“偏差値が56から68になりました!など合格体験記に記載があるけれど、偏差値upは決して簡単なことではない。なぜなら偏差値は平均点に対してどれくらいの点数を取っているかが重要になり、自分が点数upしたとしてもそれに伴って平均点もupしていれば、偏差値upは難しい。そこで他の人達の点数upより、さらに点数upしなければ偏差値upは起こらない。それを先輩達は実現してきた。みんなも必ずできる。それを僕は楽しみにしている。」

【偏差値についての補足】
テストの得点や平均点は、テスト自体の難易度によって変わります。例えば、あるテストで80点得点したとしても、平均点が80点なら普通(偏差値50)です。ところが、平均点が30点のところ70点得点したとしたら、これは非常に高得点だといえます。このように、テストを得点だけで判断しても意味がありません。そこで、平均点とのバランスを見れば、きちんと判断できるよう考えられますが、実はこれもよい判断とはいえません。たとえ平均点が同じでも、得点分布の様子が、平均点の近くにかたまっているテストと全体に散らばっているテストの得点とは同等ではないからです。このように、どの回のどの科目のテストであっても、そのテストの全体成績、つまり平均点の高い低い、得点分布の広がりやその高さと偏りの違いによって、テストごとにその得点のもつ重みに違いがあります。得点だけでは学力を正しく見ることができないので、得点を一定の基準で測り直し、いずれのテストも同等に見られるにしなければいけません。そこで、「偏差値」の登場となります。これは、平均点と得点の散らばり具合をもとにして計算しますが、そのテストの平均点が偏差値50となり、最低25~最高75くらいの幅で表れます。公立中学校の内申点と偏差値の相関関係の目安(一般的なもの)となる数字もご紹介します。


・5科内申25(オール5)⇒偏差値60~70
・5科内申20(オール4)⇒偏差値50~60
・5科内申15(オール3)⇒偏差値45~55

志舎ではオール4で偏差値70超えやオール3での偏差値60超えなど、内申とリンクしない偏差値を出してきました。改めて振り返ってみても、卒塾生達の頑張りを誇りに思います。