CyberAgent SEO Information  (サイバーエージェントSEO情報ブログ)

サイバーエージェントSEOグローバルイノベーションプロジェクト(SGIP)です。当ブログでは、皆様がウェブサイトを運営するにあたって必要となるSEOに関する情報をご提供して参ります。


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先週GoogleおよびGoogleのエンジンを使用しているyahoo!Japanに大きな変動が発生したことは、
いろいろなところに話題になっています。

ここ最近では特に大きく変動したと思われるにも関わらず、
Matt Cutts氏がアルゴリズム変更等を否定したため余計に「何が起こったんだ?」と様々な憶測が飛んでいます。

弊社の変動を検知する計測システムでは、先々週にも大きな変動を検知していましたが
それと同じレベルの変動を先週にも検知しています。
変動推移グラフ
12,13日は弊社システムでもGooleの日本語の検索結果のみしか変動を検知していませんので
特定条件の場合のみに動いたか、特定キーワードの上位だけが多少動いたかの可能性もあります。
(変動数値は指数化しており、上位の変動ほど大きくなるように傾斜をつけています)
一方で18日については、いずれの検索エンジンも同じように大きな動きを示しており、
確実に『変動があった』と言えるレベルになっています。

Googleは否定しているものの、アルゴリズム変更等があった可能性もあると考えて
変動したリストについて調査してみました。
なお、これらはGoogleが公式に発表しているものでは当然ありませんし、
我々が変動したURLを基に勝手に推測したものにすぎませんのでご了承ください。
(なお、今回の見解はサイバーエージェントのインターネット広告事業本部SEO局とAmeba事業本部SEOグループの共同見解になります)

1,コンテンツに重複が多いページを持つURLのランクダウン

例えばヘッダー、サイド、フッター等はコンテンツがあるけれど全ページ共通。
ユニークなのはメインエリアの画像一枚と数行のテキスト。
のようなものがサイト全体で評価を下げているケースが複数見られました。
また、例えば不動産や中古車情報のサイトでエリアを選んだ際に、複数の
「この地域のデータはありません」のような表示が出てしまうサイトも全体的に評価が下がっているようです。
また、重複率が高かったものをheadタグ内含めて重複率を下げたもののランクが戻り、
headタグ内含めて重複率が高まったもののランクが下がるというケースも見られました。
パンダアップデートでも対象になりそうな部分ではありますが、「重複」というのがひとつの鍵となっているように思います。

2,リストページのランクダウン

「ユーザーは検索結果に検索結果が出てくるのを好まない」という趣旨の発言をGoogleがしていたと思います。
このポリシーを強めたような結果が出ています。
不動産サイトなどでは、地域の物件一覧(リスト)ページが上位に来ていたものがランクダウンしていたり、
USのGoogleでもECサイトのカテゴリのリストページがランクダウンしているものが見られました。
リスト以外ではオリジナルなコンテンツがほぼないというところが問題になった可能性があります。

3,短文の寄せ集めコンテンツのランクダウン

リストページもそうかもしれませんが、短い文章が寄せ集まったコンテンツ中心のサイトのランクダウンがいくつか見られました。
例えばユーザーが短い文のコメントを残して一つのページができあがるようなTwitterのようなコンテンツや日記系のコンテンツなどがそれにあたります。
キーワードとコンテンツの関連度を非常に良くみるようになったGoogleにとって、雑多なテーマを寄せ集めたコンテンツは、
どんなキーワードで上げて良いか分からないコンテンツ=上げる価値のないコンテンツ
としてサイト全体の評価(流入)を下げる結果になると思われます。


4,上位表示URLの入れ替わり

上位表示されているURLが同一ドメイン内で入れ替わっているものも今回はかなり多くありました。
入れ替わりの傾向としては、
・リストページ(ジャンルページ・エリアページ等)から詳細ページ(商品や物件の詳細ページ)や読み物系編集コンテンツページに入れ替わる
・画像や動画などをメインに据えたコンテンツからテキストが多いページに入れ替わる
・被リンク数の増加率が高いページから被リンク総数が多いページに入れ替わる
等がありました。
基本的には、1,2で評価が下がったようなコンテンツが下がり、かわりにオリジナル性が高いテキスト情報が多めのコンテンツがランクアップしているように思います。

その他、ハミングバードの影響かクエリ解釈がいくつか変わったと思われるものがあったり、
リンクをはじめとした手動ペナルティ(アクション)と思われるものがあったりしました。

繰り返しますがGoogleはアルゴリズム変更を否定していますし、渡辺隆広さんも
ブログの中で(Matt Cuttsは検索アルゴリズム変更を否定、しかし…Googleで大規模な検索順位変動が発生)

個人的には、ざっと見た感じアルゴリズムで何か変えたような印象は受けません。リンクの評価方法を変えたようにも見えませんし、コンテンツの分析や関連性を変えたようにも見えないです。トラフィックが減っているようにも、増えているようにも見えません。

と書かれています。
私がトラフィックを追っているサイトの中には、この期間で検索流入が2倍以上に増えたものもあれば1/3に減少したものもありましたので(汗)やはり影響を受けているサイトはあると思いますが、「4;上位表示URLの入れ替わり」もかなり多かったので単純に掲載されているURLが変化することで「変動」とするのならば同一サイト内での変更が多かったせいで、さほど影響が出ていないということはあるかもしれません。(そこまで分析しきれていません。すいません。。。。)

Googleが否定しているということはアルゴリズム自体は変更していないと思いますが、このタイミングでインデックスアップデートが起こり、「アルゴリズム変更」とは呼ばれない日常的なアルゴリズムの「調整」が影響して数値的に大きな変化を示したと考えるのが自然ではないでしょうか?
パンダアップデートっぽい動きと言えばそうですが、パンダであろうとなかろうと、調整レベルの変更によって影響を受けるものがたまたま多かったということなのかもしれません。


といろいろと書きましたが、どのようなものが変動しているか、それはどのようなアルゴリズムの状態によるのか?(パンダアップデートなのかどうか
など)というディテール自体はさして重要ではないと思います。
この動きの裏にある、Googleがどういうサイトやコンテンツを良い(検索ユーザーにとって利便性が高い)ものと考え、どのようなものを悪い(検索ユーザーにとって利便性が低い、役に立たない、場合によっては有害な)ものと考えているかを認識すること、
もっと言うと、Googleを通してユーザーにとって利便性の高い、有益なコンテンツがどのようなものを認識するほうが重要なことだと考えます。

ブランド力、権威がある(キーワードに対して)高品質なコンテンツを提供しているサイトは今回の変動でもほぼ動いていないはずです。
SEOで目指すものはそのようなGoogleに何か変化が起こってもぶれないサイトだと思います。

※まだまだ分析中な部分もありますので続報あれば追記させて頂きます

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